AT-TQ5403・AT-TQm5403・AT-TQ5403e・AT-TQ1402・AT-TQm1402: リファレンスマニュアル
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4.2.2 AWC-SCL設定

ここでは、クラスター機能の有効・無効、クラスター名の設定、クラスターメンバーのホスト名の変更やチャンネル設定などが行えます。なお、ここで変更した設定はメンバーにも自動的に反映されます。

AWC-SCL設定

Note
AWC-SCLでシングルチャンネルVAPのBSSIDは一番大きなMACアドレスをもつ無線APの無線 2 のVAP0のアドレスを使用します。
クラスター構築済みの無線APよりもMACアドレスの大きな新規無線APをクラスターに追加したときは強制的にシングルチャンネルVAPでのBSSIDが変更されます。このとき無線クライアントの切断が行われます。
一番大きなMACアドレスをもつ無線APがクラスターから離脱した際は、BSSIDの強制的な変更は行われませんが、警告文が出力されます。BSSID変更を示す警告文が表示されている場合は正常にシングルチャンネルVAPが動作していない可能性があります。警告文が表示されている場合はBSSID再設定ボタンを押してBSSIDの再設定を行ってください。

クラスター設定

項目名説明
ステータスクラスター機能を有効にする場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「有効」です。
クラスター名クラスター名を英数字で1〜32文字で設定します。

Note
クラスター名はメンバーで同一にする必要があります。
複数のクラスターグループを同一環境で構築する場合は、異なるクラスター名にすることで構築可能になります。

無線APの設定(メンバーのMACアドレスが表示されます)

項目名説明
ホスト名1〜63文字の半角英数字とハイフンで入力します。先頭、末尾にハイフンは使用できません。
デフォルトは「AT-TQ1402」です。
IPアドレスの取得「DHCP」を選択した場合、DHCPサーバーからIPアドレスなどを自動取得します。DHCPサーバーからの情報の取得に失敗すると、IPアドレスは「192.168.1.230」となります。 デフォルトは「DHCP」です。

Radio 1 チャンネル使用するチャンネル(自動、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13)を選択します。「自動」を選択すると、本製品は空きチャンネルを走査し、自動的に干渉の少ないチャンネルを選択します。デフォルトは「自動」です。
Radio 1 送信出力電波出力の強度(最大、強、中、弱、最小)を選択します。デフォルトは「最大」です。
Radio 2 チャンネル無線2で設定しているチャンネルが表示されます。本チャンネルの変更は「簡単セットアップ」ページの無線 2 設定で変更を行ってください。
Radio 2 送信出力電波出力の強度(最大、強、中、弱、最小)を選択します。デフォルトは「最大」です。

欄外

項目名説明
「チャンネル再構成」ボタンクラスターグループのチャンネルを再割り当てする際に使用します。チャンネルは各無線のチャンネルで「自動」を選択した時と同じように設定されます。
本ボタンはAWC-SCLステータスのクラスターの状態欄が「構成済み」の状態の時に実行可能で、実行中は「設定同期中」と表示されます。
「BSSID再設定」ボタンBSSIDの再設定を行います。通常は手動で実行する必要はありませんがメンバー内で一番大きいMACアドレスを持つ無線APがメンバーから抜けた際に使用します。
クラスター機能の設定同期中は実行できません。

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