AT-TQ6602: リファレンスマニュアル
前へ 次へ 目次

5.4.1 バーチャルアクセスポイント

バーチャルアクセスポイント(VAP)は、本製品上に仮想的なアクセスポイントを作り出す機能です。VAPとVLANを組み合わせることにより、1台の本製品をあたかも複数の無線APが存在するかのように動作させることができます。無線1、無線2ごとに16個の設定欄があります。

Note
VAPの同時使用可能数は、無線1、無線2ごとに10個までです。VAP0を含めて11個以上の設定はしないでください。
また、5個以内の使用をおすすめします。

Note
VAPの有効、無効について:
VAP0はデフォルトで有効です。ステータス欄は「有効」のみ表示され無効は選択できません。
VAP1〜15を使用する場合は、ステータス欄で「有効」を選択します。デフォルトは「無効」です。

設定/ VAP/セキュリティー

項目名説明
無線1、無線2 タブ設定を行う無線(周波数帯)を選択します。
「無線1」は、2.4GHz帯の無線電波の設定を行います。
「無線2」は、5GHz帯 W52/W53/W56の無線電波の設定を行います。
VAP 0〜15 タブVAPの番号 0〜15 が表示されています。設定を行うVAPを選択します。
ステータス該当のVAPを有効にするか否かの設定を行います。VAP0のデフォルトは「有効」、VAP1〜15のデフォルトは「無効」です。VAP0は常に有効で無効にできません。
モード

VAP0は、アクセスポイントやWDS(未サポート)の選択が行えます。VAP1〜15はアクセスポイントのみで変更できません。デフォルトは「アクセスポイント」です。

Note
WDSは未サポートです。「WDS親機」、「WDS子機」は選択しないでください。

SSID

該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)を入力します。1〜32文字の半角英数記号で入力します。

インターフェースVAP番号SSID
無線10allied24
1〜15Virtual Access Point 1〜15
無線20allied5
1〜15Virtual Access Point 1〜15

VLAN ID該当のVAPが使用するVLAN IDを1〜4094の数字で入力します。
VLAN ID 1を設定した場合の動作については、「設定」/「有線LAN」/「VLAN設定」も合わせてご覧ください。
SSID隠蔽該当のVAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするかを選択します。
「無効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みます。任意の無線クライアントの接続設定において、接続の候補として本製品のSSIDが自動的に表示されます。また、無線クライアントのANY接続を許可します。
「有効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みません。無線クライアントの接続設定で、本製品のSSIDは表示されません。無線クライアントを本製品に接続するためには、無線クライアントに本製品と同じSSIDを手入力しなければなりません。
デフォルトは「無効」です。
MACフィルタリング
モード欄で「アクセスポイント」選択時のみ表示

該当のVAPに対してMACアドレスリストを使用したMACフィルタリングを適用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。外部RADIUSサーバーを使用したMACフィルタリングを行う場合は、「外部RADIUS」を選択します。デフォルトは「無効」です。

Note
ドロップダウンリストに「ホワイトリスト認証」が表示されますが選択できません。

MACアドレスリストを使用したMACフィルタリングの設定、無線クライアントの登録、確認は、「設定」/「MACアドレスリスト」画面で行えます。

「外部RADIUS」を選択すると、以下の項目が表示されます。
外部RADIUS

項目名説明
RADIUS IPプライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを指定します。デフォルトは「192.168.1.1」です。
RADIUSキープライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを入力します。デフォルトは空欄です。
セカンダリーRADIUS IPセカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空欄にします。デフォルトは空欄です。
セカンダリーRADIUSキーセカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを入力します。デフォルトは空欄です。
RADIUSポートプライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を 0〜65535の範囲で指定します。デフォルトは「1812」です。
User-Name Format 区切り文字MACベース認証のRADIUS属性の区切り文字を「ハイフン」、「コロン」、「無し」の中から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。
(例)ハイフン:ab-cd-ef-01-23-45、コロン:ab:cd:ef:01:23:45、無し:abcdef123456
User-Name Format 大文字/小文字MACベース認証のRADIUS属性を「大文字」にするか「小文字」にするかを選択します。デフォルトは「小文字」です。
User-Password Format 形式MACベース認証のRADIUS User-Password属性を「固定値」にするか、「ユーザー名」と同一の文字列にするかを選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。
User-Password Format パスワードUser-Password Format 形式欄で「固定値」選択時のみ表示。MACベース認証のUser-Password Formatの固定パスワードを64文字までの半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
表示切り替えアイコン
表示切り替えアイコン
クリックするとキーが文字列表示に切り替わります。再度クリックすると「●」表示に戻ります。

(C) 2020 アライドテレシスホールディングス株式会社
613-002942 Rev.A