AT-TQ6602: リファレンスマニュアル
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5.4.4 Web認証

Web認証

Web認証一覧:
項目名説明
無効(デフォルト)MACアクセス制御機能を無効にします。
外部RADIUSRADIUSサーバーに問い合わせを行い、認証後リダイレクトで設定したページが表示されます。
クリックスルー利用規約のページが表示され、ページ内のボタンをクリックすることにより、認証後リダイレクトで設定したページが表示されます。
外部ページリダイレクトSNSなどの第三者機関のWeb認証を使用して接続できるようになります。
外部の認証ページはウォールドガーデンに登録を行い、認証前にアクセスできるように設定してください。

AT-Vista Manager EX(Ver.3.3.4以降)管理下では、中央Web認証機能(常に有効)を使用するため、Web認証を行った無線クライアントは別の無線APにローミングしても再認証は行われずに通信を続けることができます。

Note
・WDSが設定されている無線インターフェース上でWeb認証を使用しないでください。
・外部Webサーバーには、無線クライアントの認証のたびにファイルを要求するため、Web認証を使用する場合は、常に外部Webサーバーを無線APのプロキシー機能に対して公開している必要があります。
・外部Webサーバー自体からRADIUSサーバーにアクセスできる必要はありません。また、外部Webサーバーで認証ページが実際に機能する必要はありません。
・Web認証を使用するためには無線クライアントと無線APの管理インターフェースまでIP到達が可能である必要があり、また、ポートに関しても無線クライアントが無線APのTCP「8080番」と「8443番」ポートに対してWebアクセスができるようにする必要があります。

「Web認証」で「外部RADIUS」を選択した場合:
Web認証 外部RADIUS

項目名説明
認証ページプロキシ

認証ページ(Webサーバー)を使用する場合は「有効」を選択し、「ベースURL」欄にアドレスを入力します。
無線AP本体の認証ページを使用する場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。

認証ページプロキシが「有効」のとき、無線APは任意のWebサーバー上のWeb認証用のページを取得し、Web認証を行います。
任意のWebサーバー上では下記のWeb認証用のページを準備する必要があります。

Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。

Note
CSSファイルや画像ファイルを使用できますが、HTML内で相対パスでの指定が必須となります。

  • ログインページのアドレス:
    [ベースURL]/radius_login.html
  • ログインページのHTMLファイル作成:
    HTMLファイル名は「radius_login.html」にし、以下の要件を満たすログイン用のフォームを作成する必要があります。
    • method属性が post である <form> タグ
    • name 属性が userid である <input> タグ
    • name 属性が password である <input> タグ
    • type 属性が submit である <input> タグ

    記載例

    <html>
    <head>
    <title>Web Authentication Page</title>
    </head>
    <form method="post">
    ユーザー名:<input type="text" name="userid"><br>
    パスワード:<input type="password" name="password"><br>
    <input type="submit" value="Connect"></input>
    </form>
    </html>
    

  • ログイン失敗ページのアドレス:
    [ベースURL]/radius_login_fail.html
  • ログイン失敗ページのHTMLファイル作成:
    HTMLファイル名は「radius_login_fail.html」にします。
    ログインページのHTMLファイル作成と同じ要件を満たすログイン失敗用フォームを作成する必要があります。
  • ログイン成功ページのアドレス:
    [ベースURL]/welcome.html
  • ログイン成功ページのHTMLファイル作成:
    HTMLファイル名は「welcome.html」にします。
    ログイン成功ページの要件はありません。
ベースURL

認証ページプロキシ欄で「有効」選択時のみ表示されます。
任意の認証ページのURL、またはIPアドレスを入力します。デフォルトは空欄です。

認証後リダイレクトWeb認証に成功した後に表示するページを指定します。デフォルトは「無効」です。
  • セッション維持:認証前にWebブラウザーでアクセスしようとしたページが表示されます。
  • 固定URL:別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
  • 無効:ログイン成功ページが表示されます。
固定URL認証後リダイレクトで「固定URL」選択時のみ表示されます。
Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
RADIUS IPプライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを指定します。デフォルトは「192.168.1.1」です。
RADIUSキープライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを入力します。デフォルトは空欄です。
セカンダリーRADIUS IPセカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空欄にします。デフォルトは空欄です。
セカンダリーRADIUSキーセカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを入力します。空白が許されます。
RADIUSポートプライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を 0〜65535の範囲で指定します。デフォルトは「1812」です。
セッションタイムアウト認証済み無線クライアントとのセッションを切断または再認証するまでの時間(秒)を指定します。0〜86400(秒)が入力できます。デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作セッションタイムアウト時に無線クライアントとの接続を切る場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
RADIUSアカウンティング「有効」にすると、ユーザーを認証した外部のRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録することができます。また、外部RADIUSが提供する機能なども使用することができます。デフォルトは「無効」です。
RADIUSアカウンティングポート外部RADIUSサーバーのアカウンティングポートのポート番号を0〜65535の範囲で入力します。デフォルトは「1813」です。
ウォールドガーデン

ウォールドガーデン機能はWeb認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合にはWeb認証ページが再度表示されます。 FQDNアドレス、IPv4アドレス、IPv4アドレス/マスクの3通りで指定でき、最大50件まで登録できます。デフォルトは空欄です。

項目名説明項目名説明
追加入力欄を増やすボタンです。削除入力欄を削除するボタンです。

「Web認証」で「クリックスルー」を選択した場合:
Web認証 クリックスルー

項目名説明
認証ページプロキシ認証ページプロキシが「有効」のとき、無線APは任意のWebサーバー上のWeb認証用のページを取得し、Web認証を行います。
任意のWebサーバー上では下記のようなWeb認証用のページを準備する必要があります。

Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。

Note
CSSファイルや画像ファイルを使用できますが、HTML内で相対パスでの指定が必須となります。

  • ログインページのアドレス:
    [ベースURL]/click_through_login.html
  • ログインページのHTMLファイル作成:
    HTMLファイル名は「click_through_login.html」にし、以下の要件を満たすログイン用のフォームを作成する必要があります。
    • method属性が post である <form> タグ
    • type 属性が submit である <input> タグ

    記載例

    <html>
    <head>
    <title>Terms of Service</title>
    </head>
    <form method="post">
    <input type="submit" value="Agree"></input>
    </form>
    </html>
    

  • ログイン成功ページのアドレス:
    [ベースURL]/welcome.html
  • ログイン成功ページのHTMLファイル作成:
    HTMLファイル名は「welcome.html」にします。
    ログイン成功ページの要件はありません。
ベースURL

認証ページプロキシ欄で「有効」選択時のみ表示されます。
任意の認証ページのURL、またはIPアドレスを入力します。デフォルトは空欄です。

利用規約認証ページプロキシが「無効」のときのみ表示されます。
利用規約を入力します。利用規約は1〜1024文字までの半角英数記号で入力します。

Note
テキストの改行は <br> タグを使用してください。

認証後リダイレクトWeb認証に成功した後に表示するページを指定します。デフォルトは「無効」です。
  • セッション維持:認証前にWebブラウザーでアクセスしようとしたページが表示されます。
  • 固定URL:別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
  • 無効:ログイン成功ページが表示されます。
固定URL認証後リダイレクトで「固定URL」選択時のみ表示されます。
Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
セッションタイムアウト認証済み無線クライアントとのセッションを切断または再認証するまでの時間(秒)を指定します。0〜86400(秒)が入力できます。デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作セッションタイムアウト時に無線クライアントとの接続を切る場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
ウォールドガーデン

ウォールドガーデン機能はWeb認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合にはWeb認証ページが再度表示されます。 FQDNアドレス、IPv4アドレス、IPv4アドレス/マスクの3通りで指定でき、最大50件まで登録できます。デフォルトは空欄です。

項目名説明項目名説明
追加入力欄を増やすボタンです。削除入力欄を削除するボタンです。

「Web認証」で「外部ページリダイレクト」を選択した場合:
Web認証 外部ページリダイレクト

項目名説明
外部ページURLリダイレクトさせるURLを1〜128文字の半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
認証後リダイレクトWeb認証に成功した後に表示するページを指定します。デフォルトは「無効」です。
  • セッション維持:認証前にWebブラウザーでアクセスしようとしたページが表示されます。
  • 固定URL:別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
  • 無効:ログイン成功ページが表示されます。
固定URL認証後リダイレクトで「固定URL」選択時のみ表示されます。
Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
RADIUS IPプライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを指定します。デフォルトは「192.168.1.1」です。
RADIUSキープライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを入力します。デフォルトは空欄です。
セカンダリーRADIUS IPセカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空欄にします。デフォルトは空欄です。
セカンダリーRADIUSキーセカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを入力します。空白が許されます。
RADIUSポートプライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を 0〜65535の範囲で指定します。デフォルトは「1812」です。
セッションタイムアウト認証済み無線クライアントとのセッションを切断または再認証するまでの時間(秒)を指定します。0〜86400(秒)が入力できます。デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作セッションタイムアウト時に無線クライアントとの接続を切る場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
RADIUSアカウンティング「有効」にすると、ユーザーを認証した外部のRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録することができます。また、外部RADIUSが提供する機能なども使用することができます。デフォルトは「無効」です。
RADIUSアカウンティングポート外部RADIUSサーバーのアカウンティングポートのポート番号を0〜65535の範囲で入力します。デフォルトは「1813」です。
ウォールドガーデン

ウォールドガーデン機能はWeb認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合にはWeb認証ページが再度表示されます。 FQDNアドレス、IPv4アドレス、IPv4アドレス/マスクの3通りで指定でき、最大50件まで登録できます。デフォルトは空欄です。

項目名説明項目名説明
追加入力欄を増やすボタンです。削除入力欄を削除するボタンです。

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