この度は、AT-TQ6702 GEN2・AT-TQm6702 GEN2 をお買いあげいただき、誠にありがとうございます。
このリリースノートは、マニュアルの補足や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。
最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
PN: 613-003047 Rev.A
AT-TQ6702 GEN2・AT-TQm6702 GEN2 リリースノート
1. 対象製品とファームウェアバージョン
本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。
| アイコン | 対象製品 | 対象バージョン | 旧バージョン | |
|---|---|---|---|---|
| 該当 | 非該当 | |||
| TQ6702 GEN2 | TQ6702 GEN2 | AT-TQ6702 GEN2 | 8.0.0-0.1 | - |
| TQm6702 GEN2 | TQm6702 GEN2 | AT-TQm6702 GEN2 | 8.0.0-0.1 | - |
2. 重要：注意事項
2.1. その他
- 2.1.1
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2無線クライアントが無線AP間をローミングした際に、ローミング元の無線APの接続クライアントリストに端末情報が残っている間は、ローミング元の無線APに接続している他の無線クライアントとの通信ができません。
ローミング通知機能を有効にすることにより、ローミング時に即通信が可能になります。
3. 本バージョンでの制限事項
本バージョンには、以下の制限事項があります。
3.1. 設定/無線LAN
- 3.1.1
[W030261]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2無線設定を変更すると検出済みレーダーチャンネルリストがクリアされ使用不可になっていたチャンネルが使用可能となります。
3.2. 設定/VAP/セキュリティー
- 3.2.1
[W031307]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2高速ローミングが有効のVAPにおいて、PMKSAキャッシュを使用した接続が行われない場合があります。その際は通常のRADIUS認証が行われます。
- 3.2.2
[W031308]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2RADIUS認証済みかつVLAN IDを持っていない無線クライアントが高速ローミングを行った場合に、ローミング先の無線APに以前接続した際の無線クライアント情報が残っていると、その情報を無線クライアントのVLAN IDに付与してしまいます。
IEEE802.11r高速ローミングを使用する際は、１つの無線クライアント上で複数のRADIUSユーザーを切り替えて高速ローミングを行わないようにしてください。
3.3. AT-Vista Manager EX
- 3.3.1
[W030882]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2無線LANコントローラー管理下において、AP共通設定の「自動チャンネル選択」設定時に動作中のチャンネルが含まれていない場合、選択したチャンネルの最若番でなくランダムに選択されたチャンネルに変更されます。
- 3.3.2
[W030884]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2無線LANコントローラー管理下でWDSを構築する場合は、AP共通設定のVAP1のVLAN IDを「1」に設定してください。VLAN IDを1以外に設定するとWDSの構築ができません。
3.4. その他
- 3.4.1
[W031186]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2ブロードキャストの送信レートの設定変更はできません。マルチキャスト送信レート設定値、およびレートセットの最小値からランダムに選択されたレートで送信されます。
- 3.4.2
[W031192]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2有線ポートのリンクアップから有線間の通信が可能になるまで30秒ほどかかります。
- 3.4.3
[W031374]
TQ6702 GEN2 TQm6702 GEN2ACアダプター使用時にUTPケーブルの抜き挿しを行うとリンクアップに時間を要することがあります。
4. 未サポート機能・設定項目
TQ6702 GEN2
TQm6702 GEN2
本バージョンでの未サポート機能、未サポート設定項目の一覧です。
デフォルト設定から変更を行ったり選択をしないでください。
デフォルト設定はリファレンスガイドの該当項目のGUI画像をご覧ください。
- 有線LAN2（監視 / ステータス / 有線LAN2、監視 / 統計 / 有線LAN）
- Web認証用仮想IPアドレス（設定 / システム / 通信）
- SNMP（設定 / システム）
- LAN2ポート設定（設定 / 有線LAN）
- RTSしきい値（設定 / 無線LAN / 無線1・2 / 詳細設定）
- エアタイムフェアネス（設定 / 無線LAN / 無線1・2 / 詳細設定）
- MU-MIMO（設定 / 無線LAN / 無線1・2 / 詳細設定）
- OFDMA（設定 / 無線LAN / 無線1・2 / 詳細設定）
- Zero Wait DFS（設定 / 無線LAN / 無線2 / 詳細設定）
- 「QRコード表示」ボタン（設定 / VAP/セキュリティー / 各ページ）
- Passpoint（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / バーチャルアクセスポイント）
- スタティックWEP（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0 / セキュリティー / モード）
- OSEN（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / セキュリティー / モード）
- WPA2 and WPA3（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / セキュリティー / モード：WPAエンタープライズ / WPAバージョン）
- Web認証（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / Web認証）
- 無応答端末切断タイマー（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / 詳細設定）
- 多重接続要求（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / 詳細設定）
- プロキシARP（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / 詳細設定）
- BSS Transition Management（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / 詳細設定）
- 802.11u Settings（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15 / ）
- Passpoint Settings（設定 / VAP/セキュリティー / 無線1・2 / VAP0～15）
- 無線LANコントローラー管理下での未サポート機能・設定不可項目：
・AWC-CB（チャンネルブランケット）機能
・AWC-SC（スマートコネクト）機能
・AMFアプリケーションプロキシー
・ローミング通知
・IEEE802.11r + WPA3
5. 最新マニュアルについて
TQ6702 GEN2
TQm6702 GEN2
最新のリファレンスマニュアル（613-003038 Rev.A）は弊社ホームページに掲載されています。
本リリースノートは、この最新マニュアルに対応した内容になっていますので、お手持ちのマニュアルが上記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
http://www.allied-telesis.co.jp/