AT-TQ6702 GEN2・AT-TQm6702 GEN2・AT-TQ6602 GEN2・AT-TQm6602 GEN2: クイックツアー
2.5 WDSを使う
WDS(Wireless Distribution System)を使用すると、有線でLAN間を接続できないような場所でも、無線AP間を接続することにより離れた場所での無線LAN環境を構築できます。
Note
== WDSを使用する場合の制限・注意 ==
・WDSはLAN1/POEポートを使用してください。LAN2/POEポートの使用は未サポートです。
・WDS親機とWDS子機のファームウェアを同一バージョンにしてください。
・WDS親機とWDS子機の無線、VAP、SSID、VAPのVLAN ID、セキュリティー、チャンネルを同じ設定にしてください。
・WDSはAT-TQ6702 GEN2同士、AT-TQm6702 GEN2同士、AT-TQ6702 GEN2とAT-TQm6702 GEN2、AT-TQ6602 GEN2同士、AT-TQm6602 GEN2同士、AT-TQ6602 GEN2とAT-TQm6602 GEN2で接続可能です。その他の組み合わせは接続できません。
・WDS親機1台に対してWDS子機は4台まで接続できますが、多段接続(数珠繋ぎ)は2段までとなります。
・WDSでは複数のVLANパケットを透過できます。なお、VAPのVLAN IDを「1」以外に設定した場合、WDS間は設定したVLAN IDのタグ付きフレームのみ転送します。VLAN IDを「1」に設定した場合は、タグなしフレームのみ転送します。
・WDSブリッジ単独でも、イーサネットとWDSブリッジの組み合わせのどちらにおいても、ループを作らない構成にしてください。
・WDSとMU-MIMOの併用はできません。
・WDSとOFDMAの併用はできません。
ここでは、本館(LAN接続あり)に設置されている無線AP(親機)と別館に設置した無線AP(子機)とを無線1(2.4GHz)を用いて接続し、別館にもインターネット環境を提供する構成の設定手順を説明します。
Note
ここでは、本製品にIPアドレスの設定が行われていることを前提として説明しています。IPアドレスの設定方法は、通信をご覧ください。
- 本館用 無線AP(親機)の設定
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- 本製品にログインし、メニューから「設定」/「VAP/セキュリティー」をクリックし、コンテンツ欄の「無線1」タブ、「VAP0」タブをクリックします。
- 「バーチャルアクセスポイント」タブをクリックし、「モード」設定欄をクリックします。
- ドロップダウンボックスから「WDS(親機)」を選択します。
- 「SSID」設定欄に「wds_connection」と入力します。
- 「VLAN ID」設定欄に「1」と入力します。
- 「セキュリティー」タブをクリックし、「モード」設定欄をクリックします。
- ドロップダウンボックスから「WPAパーソナル」を選択します。
- 「キー」設定欄に「wds_1173_Wds」と入力します。
- 「保存&適用」ボタンをクリックします。
- メニューから「設定」/「無線LAN」をクリックし、コンテンツ欄の「無線1」タブをクリックします。
- 「チャンネル」設定欄をクリックし、ドロップダウンリストから「11」を選択します。
- 「ステータス」設定欄をクリックし、ドロップダウンリストから「有効」を選択します。
- 「保存&適用」ボタンをクリックします。
- 別館用 無線AP(子機)の設定
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- 本製品にログインし、メニューから「設定」/「VAP/セキュリティー」をクリックし、コンテンツ欄の「無線1」タブ、「VAP0」タブをクリックします。
- 「バーチャルアクセスポイント」タブをクリックし、「モード」設定欄をクリックします。
- ドロップダウンボックスから「WDS(子機)」を選択します。
- 「SSID」設定欄に「wds_connection」と入力します。
- 「VLAN ID」設定欄に「1」と入力します。
- 「セキュリティー」タブをクリックし、「モード」設定欄をクリックします。
- ドロップダウンボックスから「WPAパーソナル」を選択します。
- 「キー」設定欄に「wds_1173_Wds」と入力します。
- 「保存&適用」ボタンをクリックします。
- メニューから「設定」/「無線LAN」をクリックし、コンテンツ欄の「無線1」タブをクリックします。
- 「チャンネル」設定欄をクリックし、ドロップダウンリストから「11」を選択します。
- 「ステータス」設定欄をクリックし、ドロップダウンリストから「有効」を選択します。
- 「保存&適用」ボタンをクリックします。
3拠点以上の接続においても、上記設定と同じように親機の設定を行ってから子機の設定を行ってください。
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