設定 / AMFオートリカバリー
AT-Vista Manager EXのAWCプラグイン管理下でオートリカバリーを行う場合は「設定 / AMFゼロタッチコンフィグとオートリカバリー」をご覧ください。
本項目は、AMFオートリカバリー機能を使用する際の注意点を説明します。
AMFオートリカバリーは、弊社スイッチやルーター/UTMなどのAMF(アライドテレシスマネージメントフレームワーク)対応製品で構成されるAMFネットワーク内に、本製品をゲストノードとして登録することにより無線APを同一機種に交換するだけで以前の設定を復元する機能です。
AMFオートリカバリーは、AlliedWare Plus機器のファームウェアバージョン 5.5.3-0.1以上でサポートしています。
AWC-SCLとの併用は未サポートです。
AMFネットワーク側
AMFオートリカバリー機能を使用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 本製品が接続しているスイッチにAMFゲストノードのゲストクラスを作成していること
- ゲストクラスの設定を下記の通り設定していること
- AMFゲストノードのデバイス種別を「tq」に設定
- AMFゲストノードの機器情報取得方法を「discovery agent」に設定
- AMFゲストノードにログインするためのユーザー・パスワードを設定
- 初期設定のユーザー・パスワードを変更している場合は、ゲストクラスにてログインフォールバック機能を有効に設定
- firmware-urlコマンドで無線APのファームウェアの取得先を設定
- 本製品が接続するスイッチのポートをAMFゲストリンクに設定(ipパラメーターでスタティックIPの設定も可)
- AMFゲストノードと認識された状態でゲストノードバックアップを取得していること
交換機側
交換を行う無線APは下記の条件を満たす必要があります。
下記条件を満たしていない場合、AMFオートリカバリーは行われずAMFゲストノードとして登録されます。
- 工場出荷状態であり、一度もAMFゲストノードポートに接続したことがない
- 無線LANコントローラーから発見されたことがない
- DHCP option 43が付与されたDHCPパケットにより、IPを取得したことがない
- DHCPサーバーからIPを取得することができる状態(スイッチのゲストリンク設定でstatic設定をしていないとき)
- AMFオートリカバリーに失敗していない
併用不可機能
本機能と併用不可の機能は下記の通りです。
- AWC-SCとの併用は未サポート
- WDSとの併用は未サポート
- AMFゲストノードで制限されている内容はすべて未サポート
- 無線APの管理VLANが有効設定かつ、無線AP接続ポートの「ゲストリンク設定」でIPアドレスを指定することは未サポート
AMFオートリカバリー仕様
- AMFオートリカバリーが動作している時は、すべてのWIRELESS LAN LEDが遅く点滅します。AMFオートリカバリーが完了すると、成否に関わらず通常のLED状態に戻ります。
- AMFオートリカバリーが行われなかった場合は、下記設定を確認ください。
- AlliedWare Plus機器側の設定が正しく行われていない。
- AlliedWare Plus機器側のAMFゲストノードの機器情報取得方法を「discovery agent」に設定し、AMFゲストノードと認識された状態でゲストノードバックアップを取得していない。
- 取得したバックアップファイルに設定されている無線APのスタティックIPアドレスと、AMFゲストリンクに設定したスタティックIP設定が異なる。
- バックアップした無線APのモデルと、交換機のモデルが異なる。
- AMFオートリカバリーできなかった場合の注意
- AMFゲストノードとして登録されません。
- 無線APが接続しているスイッチのポートのリンクダウン・アップによってAMFゲストノードとして登録されます。
- オートリカバリーできなかった無線APをAMFゲストノードとして登録した状態で、バックアップが実行された場合、元々存在していたバックアップファイルが上書きされる可能性があります(初期設定は毎日3:00にバックアップが行われる)。