簡単セットアップ / 簡単セットアップ(AT-TQm6403 GEN2対象)


ここでは、無線環境を構築する上で必須となる設定項目が一画面にまとめられており、無線のエキスパートでなくても簡単に無線環境の構築を行うことができます。
 
また、無線1設定、無線2設定、無線3設定に表示されている「QRコード表示」ボタンをクリックすると、無線設定の情報が含まれるQRコードが作成されます。このQRコードは画像データとして保存でき、スマートフォンやタブレットなどの無線クライアントからQRコードを読み込むことにより簡単に無線APに接続でき、Wi-Fi環境で使用することができます。

Note
簡単セットアップ時のセキュリティー設定、無線LAN設定は下記となります。
※設定時に別の設定がされていた場合は上書きされます。

◇ 無線1、無線2、無線3のVAP0 設定
 ・設定 > VAP/セキュリティー > 無線X > VAP0 > セキュリティー > モード:WPAパーソナル
 ・設定 > VAP/セキュリティー > 無線X > VAP0 > セキュリティー > WPAバージョン:WPA2 and WPA3
 ・設定 > VAP/セキュリティー > 無線X > VAP0 > セキュリティー > 暗号スイート:CCMP
 ・設定 > VAP/セキュリティー > 無線X > VAP0 > セキュリティー > IEEE802.11w (MFP):利用可能
 ・設定 > VAP/セキュリティー > 無線X > VAP0 > 詳細設定 > ローミング通知:無効
◇ 無線1の無線設定
 ・設定 > 無線LAN > 無線1 > 基本設定 > モード:IEEE 802.11b/g/n/ax
 ・設定 > 無線LAN > 無線1 > 詳細設定 > 最大ステーション数:500
◇ 無線2の無線設定
 ・設定 > 無線LAN > 無線2 > 基本設定 > モード:IEEE 802.11a/n/ac/ax
 ・設定 > 無線LAN > 無線2 > 詳細設定 > 最大ステーション数:500
◇ 無線3の無線設定
 ・設定 > 無線LAN > 無線3 > 基本設定 > モード:IEEE 802.11a/n/ac/ax
 ・設定 > 無線LAN > 無線3 > 詳細設定 > 最大ステーション数:256
 

 
項目名 説明
IPアドレスの取得 IPアドレスをDHCPサーバーから取得する場合は「DHCP」、手動で設定する場合は「スタティックIP」を指定します。デフォルトは「DHCP」です。

スタティックIPを選択した場合:


項目名 説明
スタティックIPアドレス IPアドレスを指定します。デフォルトは「192.168.1.230」です。
サブネットマスク サブネットマスクを指定します。デフォルトは「255.255.255.0」です。
デフォルトゲートウェイ デフォルトゲートウェイを指定します。デフォルトは「192.168.1.254」です。
 
無線 1 設定
 
ここでは、無線1(2.4GHz帯)の設定が行えます。
無線1の詳細な設定やその他の設定を行いたい場合は「設定 / 無線LAN」の「無線1」をご覧ください。
 

 
項目名 説明
「QRコード表示」ボタン
Note
ステータスが「有効」のときに機能します。
無線クライアントから本製品に接続するための情報が含まれたQRコードが作成、表示されます。
スマートフォンやタブレットなどからQRコードを読み込むことにより簡単に無線APに接続でき、Wi-Fi環境で使用することができます。
画像内の「ダウンロード」をクリックすると、画像データ(PNG形式)を保存できます。
ステータス 無線電波を送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「有効」です。
モード セル方式固定。変更はできません。
SSID SSID(ネットワーク名)を入力します。1~32文字の半角英数記号で入力します。
デフォルトは「allied-XXXXXXXX」(XXXXXXXX部分は機器により異なります)です。
無線1、無線2、無線3で共通のSSIDになります。
キー 暗号キーが自動で生成されます。暗号キーは機器により異なります。
変更を行う場合は8~63文字の半角英数記号で入力します。大文字、小文字は区別されます。
表示切り替えアイコン
クリックするとキーが文字列表示に切り替わります。再度クリックすると「●」表示に戻ります。
チャンネル 使用するチャンネル(自動、1(2412MHz)、2(2417MHz)、3(2422MHz)、4(2427MHz)、5(2432MHz)、6(2437MHz)、7(2442MHz)、8(2447MHz)、9(2452MHz)、10(2457MHz)、11(2462MHz)、12(2467MHz)、13(2472MHz))を選択します。「自動」を選択すると、本製品は空きチャンネルを走査し、自動的に干渉の少ないチャンネルを選択します。チャンネルが自動選択されるのは本製品の起動時、および無線設定が再適用されたときになります(再適用される設定は「設定 / 設定」のNoteをご覧ください)。デフォルトは「自動」です。
使用帯域幅 20MHz、40MHzから選択します。デフォルトは「20MHz」です。
チャンネル候補 「チャンネル」で「自動」が選択されている場合に、自動選択されるチャンネルの候補を設定します。チェックが付いていると候補になります。チェックが外れていると候補対象外となりそのチャンネルは使用されません。

デフォルトでは、すべてのチャンネル候補にチェックが付いています。また、「使用帯域幅」の設定により使用できる候補が変わります。

帯域幅 チャンネル
20MHz 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
40MHz 1 2 3 4 5 6 7 8 9
送信出力 電波出力の強度(最大、強、中、弱、最小)を選択します。デフォルトは「最大」です。
 
無線 2 設定
 
ここでは、無線2(5GHz帯:W52、W53)の設定が行えます。
無線2の詳細な設定やその他の設定を行いたい場合は「設定 / 無線2」をご覧ください。
 
Note
W52とW53のチャンネルは、電波法令により日本での屋外使用が禁止されています。
Note
現在使用しているチャンネルがW53のときに、気象レーダーと見なされる波形が検出されると、アクセスポイントはレーダーとの干渉を避けるために、現在のチャンネルの使用をやめて、「チャンネル候補」に設定されている他のチャンネルへの変更を試みます。「チャンネル」が「自動」でW53が自動選択されている場合でも、W53のチャンネルに固定設定されている場合でも同様です。その際、W53が再選択されると、そのチャンネルを使い始める前に1分間ほど傍受してレーダーが検出されないことを確認します。レーダーが検出されたチャンネルは、レーダーが検出されてから30分間は使用できません。
Note
W53のチャンネルだけを「チャンネル候補」で選択した場合、その候補のすべてのチャンネルで気象レーダーと見なされる波形が検出されると(候補のチャンネルのすべてが使えないと判断されると)、本製品は送受信を停止します。「チャンネル」が「自動」でW53が自動選択されている場合でも、W53に固定設定されている場合でも同様です。
送受信停止の30分後に、停止前に使用していたチャンネルで送受信の再開を試みます。その際、チャンネルを使い始める前に、1分間気象レーダーが検出されないことを確認します。
例えば、「チャンネル」を「自動」、「チャンネル候補」を 60、64 に設定した場合、次のように動作します。60でレーダー検出、送受信を停止します。64への変更を試みます。64でもレーダー検出、全候補チャンネルが使えないと判断します。60を停止してから30分後、60の使用再開を試みます。60でレーダーが検出されなければ、60による送受信を開始します。
Note
気象レーダーの検出状態は、「監視 / ステータス」の「無線2」画面の「DFS」で確認できます。
 

 
項目名 説明
「QRコード表示」ボタン
Note
ステータスが「有効」のときに機能します。
無線クライアントから本製品に接続するための情報が含まれたQRコードが作成、表示されます。
スマートフォンやタブレットなどからQRコードを読み込むことにより簡単に無線APに接続でき、Wi-Fi環境で使用することができます。
画像内の「ダウンロード」をクリックすると、画像データ(PNG形式)を保存できます。
ステータス 無線電波を送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「有効」です。
モード セル方式固定。変更はできません。
SSID SSID(ネットワーク名)を入力します。1~32文字の半角英数記号で入力します。
デフォルトは「allied-XXXXXXXX」(XXXXXXXX部分は機器により異なります)です。
無線1、無線2、無線3で共通のSSIDになります。
キー 暗号キーが自動で生成されます。暗号キーは機器により異なります。
変更を行う場合は8~63文字の半角英数記号で入力します。大文字、小文字は区別されます。
表示切り替えアイコン
クリックするとキーが文字列表示に切り替わります。再度クリックすると「●」表示に戻ります。
チャンネル 使用するチャンネル(自動、36(5180 MHz)、40(5200 MHz)、44(5220 MHz)、48(5240 MHz)、52(5260 MHz)、56(5280 MHz)、60(5300 MHz)、64(5320 MHz))を選択します。「自動」を選択すると、本製品は空きチャンネルを走査し、自動的に干渉の少ないチャンネルを選択します。チャンネルが自動選択されるのは本製品の起動時、および無線設定が再適用されたときになります(再適用される設定は「設定 / 設定」のNoteをご覧ください)。
運用中のチャンネルは、「監視 / ステータス」の「無線2」画面で確認できます。
デフォルトは「自動」です。
使用帯域幅 20MHz、40MHz、80MHzから選択します。デフォルトは「20MHz」です。
チャンネル候補 「チャンネル」で「自動」が選択されている場合に、自動選択されるチャンネルの候補を設定します。チェックが付いていると候補になります。チェックが外れていると候補対象外となりそのチャンネルは使用されません。

「W52」ボタン、「W53」ボタンをクリックすると、それぞれのチャンネル候補すべてのチェックボックスにチェック印を付けたり外したりできます。

デフォルトでは、すべてのチャンネル候補にチェックが付いています。また、「使用帯域幅」の設定により使用できる候補が変わります。

帯域幅 チャンネル
20MHz W52:36、40、44、48 W53:52、56、60、64
40MHz W52:36、44 W53:52、60
80MHz W52:36、40、44、48 W53:52、56、60、64
送信出力 電波出力の強度を「最大」、「強」、「中」、「弱」、「最小」から選択します。デフォルトは「最大」です。
 
無線 3 設定
 
ここでは、無線3(5GHz帯:W56)の設定が行えます。
無線3の詳細な設定やその他の設定を行いたい場合は「設定 / 無線3」をご覧ください。
Note
気象レーダーと見なされる波形が検出されると、アクセスポイントはレーダーとの干渉を避けるために、現在のチャンネルの使用をやめて、「チャンネル候補」に設定されている他のチャンネルへの変更を試みます。「チャンネル」が「自動」で自動選択されている場合でも、固定設定されている場合でも同様です。その際、他のチャンネルが再選択されると、そのチャンネルを使い始める前に1分間ほど傍受してレーダーが検出されないことを確認します。レーダーが検出されたチャンネルは、レーダーが検出されてから30分間は使用できません。
Note
気象レーダーと見なされる波形が検出され、候補のチャンネルのすべてが使えないと判断されると、本製品は送受信を停止します。「チャンネル」が「自動」で自動選択されている場合でも、固定設定されている場合でも同様です。送受信停止の30分後に、停止前に使用していたチャンネルで送受信の再開を試みます。その際、チャンネルを使い始める前に、1分間気象レーダーが検出されないことを確認します。
Note
気象レーダーの検出状態は、「監視 / ステータス」の「無線3」画面の「DFS」で確認できます。

 
項目名 説明
「QRコード表示」ボタン
Note
ステータスが「有効」のときに機能します。
無線クライアントから本製品に接続するための情報が含まれたQRコードが作成、表示されます。
スマートフォンやタブレットなどからQRコードを読み込むことにより簡単に無線APに接続でき、Wi-Fi環境で使用することができます。
画像内の「ダウンロード」をクリックすると、画像データ(PNG形式)を保存できます。
ステータス 無線電波を送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「有効」です。
モード セル方式固定。変更はできません。
SSID SSID(ネットワーク名)を入力します。1~32文字の半角英数記号で入力します。
デフォルトは「allied-XXXXXXXX」(XXXXXXXX部分は機器により異なります)です。
無線1、無線2、無線3で共通のSSIDになります。
キー 暗号キーが自動で生成されます。暗号キーは機器により異なります。
変更を行う場合は8~63文字の半角英数記号で入力します。大文字、小文字は区別されます。
表示切り替えアイコン
クリックするとキーが文字列表示に切り替わります。再度クリックすると「●」表示に戻ります。
チャンネル 使用するチャンネル(自動、36(5180 MHz)、40(5200 MHz)、44(5220 MHz)、48(5240 MHz)、52(5260 MHz)、56(5280 MHz)、60(5300 MHz)、64(5320 MHz))を選択します。「自動」を選択すると、本製品は空きチャンネルを走査し、自動的に干渉の少ないチャンネルを選択します。チャンネルが自動選択されるのは本製品の起動時、および無線設定が再適用されたときになります(再適用される設定は「設定 / 設定」のNoteをご覧ください)。
運用中のチャンネルは、「監視 / ステータス」の「無線2」画面で確認できます。
デフォルトは「自動」です。
使用帯域幅 20MHz、40MHz、80MHzから選択します。デフォルトは「20MHz」です。
チャンネル候補 「チャンネル」で「自動」が選択されている場合に、自動選択されるチャンネルの候補を設定します。チェックが付いていると候補になります。チェックが外れていると候補対象外となりそのチャンネルは使用されません。

「W56」ボタンをクリックすると、それぞれのチャンネル候補すべてのチェックボックスにチェック印を付けたり外したりできます。

デフォルトでは、すべてのチャンネル候補にチェックが付いています。また、「使用帯域幅」の設定により使用できる候補が変わります。

帯域幅 チャンネル
20MHz 100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144
40MHz 100、108、116、124、132、140
80MHz 100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144
160MHz 100、104、108、112、116、120、124、128
送信出力 電波出力の強度を「最大」、「強」、「中」、「弱」、「最小」から選択します。デフォルトは「最大」です。
 
管理者設定
 
ここでは、ユーザー名(管理者)の変更、パスワードの変更が行えます。
Note
管理者(manager)の初期パスワードのまま運用しないでください。重大なセキュリティーホールとなる可能性があります。

 
項目名 説明
ユーザー名(管理者)
Note
ユーザー名に「root、daemon、ftp、network、nobody、lldp」の単語は使用しないでください。
管理画面にログインする際に使用するユーザーIDです。
1~12文字の半角英数字で入力します。
ユーザー名は英字から始まる必要があります。ご購入時における初期設定は「manager」です。
ユーザー名を変更する場合は、「新しいパスワード」「新しいパスワードの確認」も入力してください。これらを空欄にすると、パスワードが未設定となります。
現在のパスワード 管理者の現在のパスワードを入力します。ご購入時における初期パスワードは「friend」です。入力したパスワードは、デフォルトでは「●」で表示されます。文字列で表示する場合は、入力欄右にある「表示切り替えアイコン」をクリックしてください。再度クリックすると「●」表示に戻ります。デフォルトは空欄です。
新しいパスワード 管理者の新しいパスワードとして、0~32文字の半角英数記号を入力します。「" $ : < > ' & *」を除く文字が使用できます。大文字小文字は区別されます。入力したパスワードは、デフォルトでは「●」で表示されます。文字列で表示する場合は、入力欄右にある「表示切り替えアイコン」をクリックしてください。再度クリックすると「●」表示に戻ります。デフォルトは空欄です。
新しいパスワードの確認 確認のため、管理者の新しいパスワードを再入力します。入力したパスワードは、デフォルトでは「●」で表示されます。文字列で表示する場合は、入力欄右にある「表示切り替えアイコン」をクリックしてください。再度クリックすると「●」表示に戻ります。デフォルトは空欄です。
表示切り替えアイコン
クリックするとキーが文字列表示に切り替わります。再度クリックすると「●」表示に戻ります。