[index] AT-MWS-GPシリーズ リファレンスマニュアル 2.0.0
MACアクセスリストに関連付けるアクセスリストエントリーを作成します。
アクセスリストエントリーは、本製品が受信したパケット(Ethernetフレーム)の送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、VLAN ID、802.1p CoS(Class of Service)値、Ethertypeの条件と、条件に合致した場合のアクション(許可/破棄)を定義します。
アクセスリストエントリーは最大で256エントリーまで登録できます。
Note - アクセスポイントのMACアドレスからの受信パケットを破棄するMACアクセスリストを作成すると、AP探索やプロビジョニングが正常に行われなくなります。
Note - MACアクセスリストが既にいずれかのポートに適用されている場合、該当のMACアクセスリストに含まれるアクセスリストエントリーは編集できません。この場合は、「ACL」/「ACL Binding」画面で該当のMACアクセスリストの適用を解除してください。
ACL Name | エントリーを関連付けるMACアクセスリストをドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには、「ACL」/「MAC ACL」画面で作成したMACアクセスリスト名が表示されます。 同じMACアクセスリストに対して、アクセスリストエントリーは最大で127エントリーまで関連付けられます。 |
Sequence | MACアクセスリストにおいて、アクセスリストエントリーを適用する順序を、1〜2147483647の数値で設定します。数値が小さいアクセスリストエントリーから順に比較、適用されます。 |
Action | 該当のエントリーの条件に合致した場合のアクションを、「Permit」または「Deny」から選択します。 「Permit」を選択すると、以下の全ての条件に合致した受信パケットを許可(転送)します。 「Deny」を選択すると、条件に合致した受信パケットを破棄します。 デフォルトは「Permit」です。 |
Destination MAC Address | 宛先MACアドレスの条件を「Any」または「User Defined」から選択します。 「Any」を選択した場合、任意の宛先MACアドレスを持つパケットが条件に合致します。 「User Defined」を選択した場合、「Destination MAC Value」、「Destination MAC Mask」を設定します。 デフォルトは「Any」です。 |
Destination MAC Value | 宛先MACアドレスをxx:xx:xx:xx:xx:xxの形式で指定します。xxは1オクテット(2桁)の16進数です。0〜9、a〜f、A〜Fが使用できます。 |
Destination MAC Mask | 宛先MACアドレスのワイルドカードマスクを、xx:xx:xx:xx:xx:xxの形式で指定します。 受信パケットの宛先MACアドレスと「Destination MAC Value」に指定されたMACアドレスの比較時に無視したい部分(ワイルドカードとして扱いたい部分)を「00」、比較したい部分を「FF」のどちらかを用いて8ビット(2桁)単位で指定します。 受信パケットの宛先MACアドレスと「Destination MAC Value」に指定されたMACアドレスを完全一致で比較したいときは「FF:FF:FF:FF:FF:FF」を指定します。 受信パケットの宛先MACアドレスと「Destination MAC Value」に指定されたMACアドレスの最下位8ビット(2桁)を比較しない場合は「FF:FF:FF:FF:FF:00」を指定します。 |
Source MAC Address | 送信元MACアドレスの条件を「Any」または「User Defined」から選択します。 「Any」を選択した場合、任意の送信元MACアドレスを持つパケットが条件に合致します。 「User Defined」を選択した場合、「Source MAC Value」、「Source MAC Mask」を設定します。 デフォルトは「Any」です。 |
Source MAC Value | 送信元MACアドレスをxx:xx:xx:xx:xx:xxの形式で指定します。xxは1オクテット(2桁)の16進数です。0〜9、a〜f、A〜Fが使用できます。 |
Source MAC Mask | 送信元MACアドレスのワイルドカードマスクを、xx:xx:xx:xx:xx:xxの形式で指定します。 受信パケットの送信元MACアドレスと「Source MAC Value」に指定されたMACアドレスの比較時に無視したい部分(ワイルドカードとして扱いたい部分)を「00」、比較したい部分を「FF」のどちらかを用いて8ビット(2桁)単位で指定します。 受信パケットの送信元MACアドレスと「Source MAC Value」に指定されたMACアドレスを完全一致で比較したいときは「FF:FF:FF:FF:FF:FF」を指定します。 受信パケットの送信元MACアドレスと「Source MAC Value」に指定されたMACアドレスの最下位8ビット(2桁)を比較しない場合は「FF:FF:FF:FF:FF:00」を指定します。 |
VLAN ID | 受信パケットのVLAN IDを1〜4094の数値で設定します。 タグ付きパケットの場合はVLANタグヘッダーのVLAN IDが、タグなしパケットの場合は同パケットが所属するVLANのVLAN IDが比較に使用されます。 空欄の場合は、任意のVLAN IDを持つパケットが条件に合致します。 |
802.1p Value | 受信パケットのIEEE 802.1p Class of Service(CoS)値を指定します。 空欄の場合は、任意のCoS値を持つパケット、または、VLANタグヘッダーを持たないパケットが条件に合致します。 |
Ethertype | 受信パケットのEthertypeを4桁の16進数で指定します。0〜9、a〜f、A〜Fが使用できます。 Ethertypeは、Ethernetで伝送する通信プロトコルの種類を示す識別子です。 空欄の場合は、任意のEthertypeを持つパケットが条件に合致します。 |
Add![]() |
アクセスリストエントリーを追加します。 |
Edit![]() |
該当のアクセスリストエントリーの登録内容を変更します。 |
Delete![]() |
該当のアクセスリストエントリーを削除します。 |
Apply![]() |
設定の変更をコンフィグに保存し、動作に反映します。 |
Cancel![]() |
設定の変更を破棄します。 |
(C) 2016 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002363 Rev.A