[index] AT-MWS-GPシリーズ リファレンスマニュアル 2.1.1
本製品は、LAN上の隣接機器との間で管理情報(機器・ポートの識別子、管理アドレス、所属VLANなど)を通知しあうプロトコルLLDP(Link Layer Discovery Protocol。IEEE 802.1AB)に対応しています。
LLDPは情報の要求や確認応答の仕組みを持たず、対応機器が情報を一方的に通知して、もう一方の対応機器がこれを受信するだけの単純なプロトコルですが、受信した情報をMIBオブジェクトとして保持する方法が標準化されているため、LLDP対応機器が収集した情報にSNMP経由でアクセスすることができ、ネットワーク構成の把握などに役立ちます。
State | LLDPを使用するか否かを、「Enabled」(使用する)または「Disabled」(使用しない)から選択します。 デフォルトは「Enabled」です。 |
Transmission Interval | LLDPパケットの送信間隔(msgTxInterval)を、5~32767の数値(単位:秒)で設定します。 Transmission Interval(msgTxInterval)は、Transmit Delay(txDelay)の4倍より大きい値である必要があります。またTransmission Interval(msgTxInterval)×Holdtime Multiplier(msgTxHold)は65535より小さい値である必要があります。 デフォルトは「30」です。 |
Holdtime Multiplier | LLDPで送信する自身の情報の有効期間(TTL:Time To Live)を決定する係数(msgTxHold)を、2~10の数値で設定します。 TTLは、Transmission Interval(msgTxInterval)×Holdtime Multiplier(msgTxHold)で求められます。 デフォルトは「4」です。 |
Reinitialization Delay | スイッチポートでLLDPが無効化されてから再初期化を開始するまでの最小間隔(reinitDelay)を、1~10の数値(単位:秒)で設定します。 デフォルトは「2」です。 |
Transmit Delay | 自身の情報が変更されてからLLDPパケットを送信するまでの最小間隔(txDelay)を、1~8191の数値(単位:秒)で設定します。 Transmit Delay(txDelay)は、Transmission Interval(msgTxInterval)の4分の1より小さい値である必要があります。 デフォルトは「2」です。 |
Apply | 設定の変更をコンフィグに保存し、動作に反映します。 |
Chassis ID Subtype | シャーシ識別子サブタイプを表示します。本製品では「MAC Address」が表示されます。 |
Chassis ID | シャーシ識別子を表示します。本製品では、シャーシ識別子として、本製品のMACアドレスを表示します。 |
System Name | 本製品の管理上のデバイス名を表示します。 デバイス名の設定については、「Management」/「System Information」をご覧ください。 |
System Description | 本製品の説明文字列を表示します。 「Allied Telesis AT-MWS2012GP」または「Allied Telesis AT-MWS5028GP」が表示されます。 |
Capabilities Supported | システムで利用機能な機能のうち、サポートしているものを表示します。「Bridge」が表示されます。 |
Capabilities Enabled | システムで利用機能な機能のうち、有効化されているものを表示します。「Bridge」が表示されます。 |
Port ID Subtype | ポート識別子サブタイプを表示します。「Local」が表示されます。 |
Port | 他機器が接続された本製品のポート番号を表示します。 |
Chassis ID Subtype | 他機器のシャーシ識別子サブタイプを表示します。 |
Chassis ID | 他機器のシャーシ識別子を表示します。 |
Port ID Subtype | 他機器のポートのポート識別子サブタイプを表示します。 |
Remote ID | 他機器のポートのポート識別子を表示します。 |
System Name | 他機器の管理上のシステム名を表示します。 |
Time To Live | 他機器から受信した有効期間(単位:秒)を表示します。 |
Auto-Negotiation Supported | 他機器のポートがオートネゴシエーションをサポートしているか否かを表示します。 |
Auto-Negotiation Enabled | 他機器のポートがオートネゴシエーションを使用するか否かを表示します。 |
Auto-Negotiation Advertised Capabilities | 他機器のポートがオートネゴシエーションで通知している通信速度・デュプレックスモードを表示します。 |
Operational MAU Type | 他機器のポートの実際の通信速度・デュプレックスモードを表示します。 |
802.3 Maximum Frame Size | 他機器のポートがサポートする最大Ethernetフレームサイズ(単位:バイト)を表示します。 |
802.3 Link Aggregation Capability | 他機器のポートがリンクアグリゲーションをサポートしているか否かを表示します。 |
802.3 Link Aggregation Status | 他機器のポートがリンクアグリゲーションを使用するか否かを表示します。 |
802.3 Link Aggregation Port ID | ポートがトランクグループのメンバーポートになっている場合、該当トランクグループのポート識別子を表示します。 |
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