リファレンス編 / スイッチ / Monitoring / RMON


Event List
Event Log Table
Alarm List
History List
History Log Table
Statistics


ネットワークセグメントごとの通信状態の統計・管理する、RMON(Remote Network Monitoring)の設定を行います。

Event List

RMONアラームが発生した際に行う、RMONイベントを定義します。
RMONアラームの定義については、「Alarm List」を参照してください。

表 1:RMONイベントリスト
項目名
説明
Index RMONイベントの番号を1~65535の数値で設定します。
Event type RMONアラームの発生時に実行するイベントタイプ(eventType)を、「Log」、「SNMP Trap」、「Log and Trap」から選択します。
「Log」を選択した場合、ログに記録します。
「SNMP Trap」を選択した場合、指定したSNMPコミュニティー名のSNMPトラップを送信します。
「Log and Trap」を選択した場合、ログに記録し、かつ指定したSNMPコミュニティー名のSNMPトラップを送信します。
デフォルトは「Log」です。
Community SNMPトラップを送信するのに用いるSNMPコミュニティー名をドロップダウンリストから選択します。
ドロップダウンリストには、「Management」/「SNMP」/「Community List」画面で作成されたSNMPコミュニティーの名前が表示されます。
デフォルトは「private」です。
Description イベントの説明(eventDescription)を、0~127文字の半角英数字、記号(# $ ( ) * , - . : ; < = > @ [ ] ^ _ { | } ~)または半角スペースで設定します。
Last Time Sent 該当のイベントログが最後に記録された、または、SNMPトラップが最後に送信された時間を表示します。
Owner イベントのオーナー名(eventOwner)を0~32文字の半角英数字、記号(# $ ( ) * , - . : ; < = > @ [ ] ^ _ { | } ~)または半角スペースで設定します。

表 2:コマンドボタン
項目名
説明
Add
RMONイベントを追加します。
Edit
該当のRMONイベントの登録内容を変更します。
Delete
該当のRMONイベントを削除します。
Apply
設定の変更をコンフィグに保存し、動作に反映します。
Cancel
設定の変更を破棄します。


Event Log Table

RMONイベントによって記録されたログを表示します。

表 3:RMONイベントの選択
項目名
説明
Select Event Index ログ一覧を表示するRMONイベントの番号をドロップダウンリストから選択します。
ドロップダウンリストには、「Event List」画面で作成されたRMONイベントの番号、または「none」が表示されます。
デフォルトは「none」です。


表 4:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 選択したRMONイベントのログ一覧を更新します。


表 5:イベントリストテーブルの内容
項目名
説明
Index RMONイベントの番号を表示します。
Log Time 該当のイベントログまたはSNMPトラップが記録された時間を表示します。
Description イベントの詳細を表示します。


Alarm List

指定された期間、特定のMIBオブジェクトを監視し、その変化に応じてRMONイベントを発生させる、RMONアラームを設定します。

表 6:RMONアラームリスト
項目名
説明
Index RMONアラームの番号を1~65535の数値で設定します。
Sample Port 監視対象のポート番号を表示、またはドロップダウンリストから選択します。
ポート番号は、以下のスイッチポートまたはトランクグループを指します。

AT-MWS2012GP
・1~8: 10/100/1000BASE-T PoEポート
・9、10: 10/100/1000BASE-Tポート
・11、12: SFPスロット
・trunk1~8: トランクグループ

AT-MWS5028GP
・1~24: 10/100/1000BASE-T PoEポート
・25~28: SFPスロット
・trunk1~8: トランクグループ

トランクグループの詳細については、「L2 Feature」/「Link Aggregation」をご覧ください。
Sample Variable 監視対象のMIBオブジェクト(alarmVariable)を、ドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストの選択肢は次の通りです。

・DropEvents
・Octets
・Pkts
・BroadcastPkts
・MulticastPkts
・CRCAlignErrors
・UnderSizePkts
・OverSizePkts
・Fragments
・Jabbers
・Collisions
・Pkts64Octets
・Pkts65to127Octets
・Pkts128to255Octets
・Pkts256to511Octets
・Pkts512to1023Octets
・Pkts1024to1518Octets

デフォルトは「DropEvents」です。
Sample Interval サンプリング間隔(alarmInterval)を1~2147483647の数値(単位:秒)で設定します。
Sample Type サンプルとしきい値の比較方法(alarmSampleType)を、「absolute」または「delta」で設定します。
「absolute」を選択すると、サンプルの絶対値を、しきい値と比較します。
「delta」を選択すると、サンプルの相対値(前回のサンプリング時からの変化量)を、しきい値と比較します。
デフォルトは「absolute」です。
Rising Threshold アラームを発生させる上限しきい値(alarmRisingThreshold)を、0~2147483647の数値(単位:秒)で設定します。
Falling Threshold アラームをリセットさせる下限しきい値(alarmFallingThreshold)を、0~2147483647の数値(単位:秒)で設定します。
Rising Event アラームが発生した際に実行するRMONイベント(alarmRisingEventIndex)を、ドロップダウンリストから選択します。
ドロップダウンリストには、「Event List」画面で作成されたRMONイベントの番号が表示されます。
Falling Event アラームがリセットされた際に実行するRMONイベント(alarmFallingEventIndex)を、ドロップダウンリストから選択します。
ドロップダウンリストには、「Event List」画面で作成されたRMONイベントの番号が表示されます。
Owner アラームのオーナー名(eventOwner)を0~32文字の半角英数字、記号(# $ ( ) * , - . : ; < = > @ [ ] ^ _ { | } ~)または半角スペースで設定します。

表 7:コマンドボタン
項目名
説明
Add
RMONアラームを追加します。
Edit
該当のRMONアラームの登録内容を変更します。
Delete
該当のRMONアラームを削除します。
Apply
設定の変更をコンフィグに保存し、動作に反映します。
Cancel
設定の変更を破棄します。


History List

RMONのヒストリー(履歴)情報を収集するための、ヒストリーコントロールエントリーの設定を行います。

表 8:RMONヒストリーコントロールエントリーリスト
項目名
説明
Index ヒストリーコントロールエントリーの番号(historyControlIndex)を1~65535の数値で設定します。
Sample Port ヒストリー情報の収集を行うポート番号を表示、またはドロップダウンリストから選択します。
ポート番号は、以下のスイッチポートまたはトランクグループを指します。

AT-MWS2012GP
・1~8: 10/100/1000BASE-T PoEポート
・9、10: 10/100/1000BASE-Tポート
・11、12: SFPスロット
・trunk1~8: トランクグループ

AT-MWS5028GP
・1~24: 10/100/1000BASE-T PoEポート
・25~28: SFPスロット
・trunk1~8: トランクグループ

トランクグループの詳細については、「L2 Feature」/「Link Aggregation」をご覧ください。
Bucket Requested サンプルデータの保持数(historyControlBucketsRequested)を、1~50の数値で設定します。
本項目で、何回分の履歴を保持させたいかを指定します。
Interval サンプリング間隔(historyControlInterval)を1~3600の数値(単位:秒)で設定します。
Owner ヒストリーコントロールエントリーオーナー名(historyControlOwner)を0~32文字の半角英数字、記号(# $ ( ) * , - . : ; < = > @ [ ] ^ _ { | } ~)または半角スペースで設定します。

表 9:コマンドボタン
項目名
説明
Add
ヒストリーコントロールテーブルのエントリーを追加します。
Edit
該当のヒストリーコントロールエントリーの登録内容を変更します。
Delete
該当のヒストリーコントロールエントリーを削除します。
Apply
設定の変更をコンフィグに保存し、動作に反映します。
Cancel
設定の変更を破棄します。


History Log Table

収集されたヒストリー情報を表示します。

表 10:ヒストリーログテーブルの表示
項目名
説明
Select Event Index 表示するヒストリーコントロールエントリーの番号をドロップダウンリストから選択します。
ドロップダウンリストには、「History List」画面で作成されたヒストリーコントロールエントリーの番号、または「none」(なし)が表示されます。
デフォルトは「none」です。

表 11:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 選択したヒストリーコントロールエントリーのヒストリー情報を更新します。

表 12:ヒストリーログテーブルの内容
項目名
説明
Sample Index 収集されたサンプルの番号を表示します。
Interval Start サンプリングを開始した時間を表示します。
Dropevents 受信ポートでとりこぼされたパケットの数を表示します。
Octets 受信バイト数を表示します。
Pkts 受信パケット数を表示します。
BroadcastPkts ブロードキャストパケット受信数を表示します。
MulticastPkts マルチキャストキャストパケット受信数を表示します。
CRCAlignErrors CRCエラーまたはアライメントエラーのあるパケット数を表示します。
UndersizePkts アンダーサイズパケット数(正しい形式であるが、長さが64オクテットより短いパケットの数)を表示します。
OversizePkts オーバーサイズパケット数(正しい形式であるが、長さが1518オクテットより長いパケットの数)を表示します。
Fragments フラグメントパケット数(不正なFCSを持ち、なおかつ、長さが64オクテットより短いパケットの数。アライメントエラーを含む)を表示します。
Jabbers ジャバーパケット数(1518オクテットより長いパケットのうち、不正なFCSを持つものの数。アライメントエラーも含む)を表示します。
Collisions コリジョンパケット総数を表示します。
Utilization 回線使用率を表示します。回線使用率は、RFC 1757に基づき、次の数式で計算されます。
(パケット数*(9.6+6.4) + (バイト数*0.8))/Interval * 10000


Statistics

イーサネット統計情報を表示します。

表 13:RMONイーサネット統計情報
項目名
説明
Port ポート番号を表示します。
ポート番号は、以下のスイッチポートを指します。

AT-MWS2012GP
・1~8: 10/100/1000BASE-T PoEポート
・9、10: 10/100/1000BASE-Tポート
・11、12: SFPスロット

AT-MWS5028GP
・1~24: 10/100/1000BASE-T PoEポート
・25~28: SFPスロット
Drop Events 受信ポートでとりこぼされたパケットの数を表示します。
Octets 受信バイト数を表示します。
Pkts 受信パケット数を表示します。
Broadcast Pkts ブロードキャストパケット受信数を表示します。
Multicast Pkts マルチキャストキャストパケット受信数を表示します。
CRC Align Errors CRCエラーまたはアライメントエラーのあるパケット数を表示します。
Under Size Pkts アンダーサイズパケット数(正しい形式であるが、長さが64オクテットより短いパケットの数)を表示します。
Over Size Pkts オーバーサイズパケット数(正しい形式であるが、長さが1518オクテットより長いパケットの数)を表示します。
Fragments フラグメントパケット数(不正なFCSを持ち、なおかつ、長さが64オクテットより短いパケットの数。アライメントエラーを含む)を表示します。
Jabbers ジャバーパケット数(1518オクテットより長いパケットのうち、不正なFCSを持つものの数。アライメントエラーも含む)を表示します。
Collisions コリジョンパケット総数を表示します。
Pkts 64 Octets 64バイト長のパケットの送受信数を表示します。
Pkts 65 to 127 Octets 65~127バイト長のパケットの送受信数を表示します。
Pkts 128 to 255 Octets 128~255バイト長のパケットの送受信数を表示します。
Pkts 256 to 511 Octets 256~511バイト長のパケットの送受信数を表示します。
Pkts 512 to 1023 Octets 512~1023バイト長のパケットの送受信数を表示します。
Pkts 1024 to 1518 Octets 1024~1518バイト長のパケットの送受信数を表示します。

表 14:コマンドボタン
項目名
説明
Clear 選択されたポートの統計情報を消去します。




(C) 2016-2017 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002363 Rev.C