RTB2400 リリースノート Ver 1.2.41                         2000年3月21日 ルート株式会社 RTB2400 ファームウェア Ver 1.2.41 をリリースいたします。 本ファームウェアは主に Ver 1.2.8 における不具合の修正および特 性の改善を行ったものです。 以下、1.2.41 における追加修正項目です。 ・L2AS 関連 rsroute2 を static で設定し、かつ設定した Dest-SID の RTB2400 存在を認識できない場合、L2AS 制御用パケットが正常に送出されな くなる不具合があり、これを修正いたしました。 上記修正に伴い、static で設定された無線経路の広告をやめ、実際 に存在する RTB2400 の経路のみ広告するよう仕様変更いたしました。 また、完全に静的に設定して運用する場合には L2AS の制御自体が 不要である為、これを停止する機能を追加いたしました。詳細は L2AS 停止機能の項を参照下さい。 ・SNMP 関連 以下の標準 MIB をサポートいたしました。 interfaces.ifTable.ifEntry.ifAdminStatus ・D-TDMA dtdma2 における強電界時のパケットロスの対策を行い、他の方式と 同等の特性に改善いたしました。 タイムスロット管理方法を修正し、主に高トラフィック時や多段中 継時のパケットロスの低減を図りました。 ・CSMA 主に高トラフィック時において、希に(数秒〜十数秒程度)無線側の 送受信が停止するケース、ごく希に RTB2400 のリセットがかかって しまうケースがあり、この不具合を修正いたしました。 ・D-TDMA / CSMA 共通 無線的にデータがぎりぎり通らない程度の信号を受信した時、その 直後のパケットを正常に受信できないケースがあり、この不具合を 修正いたしました。 ・スクランブル scramble の設定が save されない不具合を修正いたしました。 scramble のパターンによっては通信できなくなるケースがあり、こ の不具合を修正いたしました。 ・L2AS 停止機能 設定により L2AS を明示的に停止する機能を追加しました。 L2AS を停止した場合、無線インタフェース rs0 において、中継を 伴う RTB2400 に対しての RSARP や RIP が機能しなくなります。 L2AS を停止する場合は、基本的に通信する全ての RTB2400 に対す る rsroute2 / rsarp2 / route の設定を行って下さい。 L2AS を停止した RTB2400 については、L2AS を動作させている RTB2400 において自動的に無線経路を認識できなくなります。L2AS を停止させる場合、通信相手となるする全ての RTB2400 においても、 L2AS を停止させた RTB2400 に対する rsroute2 / rsarp2 / route の設定が必要になります。 書式:l2as 初期値:l2as enable ・設定ツール Ver 1.2.6 L2AS 停止機能への対応 l2as enable/disable の設定、および設定状態の確認機能を追加 しました。設定状態の確認は RTB2400 Setup の Check 内、L2AS ボタンにより行えます。 Save 内容の読み出し機能の追加 RTB2400 に save された設定内容をテキストファイルとして保存 することができます。 RTB2400 Setup の ROM Config ボタンを押下する事により実行で きます。実行後、保存先のファイル名を入力して下さい。保存し たファイルは、そのまま設定ファイルとして使用できます。 注: 以下の内容についても、そのまま再設定していただいて問題あり ません。 - ifconfig の broadcast というパラメータ - ifconfig で自動的に生成される、直接接続されるネットワーク に対する route 設定 RTB2400 Radio Echo Test の Traceroute の不具合修正 RTB2400 Radio Echo Test の Traceroute において、一番最後の パケットに対する応答が得られなかった場合、Traceroute ボタン が押せなくなる不具合があり、これを修正いたしました。