RTB2400 ファームウェア Ver 1.2.8 リリースノート 2000 年 1 月 22 日 ルート株式会社 RTB2400 ファームウェア Ver 1.2.8 をリリースいたします。 本ファームウェアは主に Ver 1.2.6 における不具合の修正を行っ たものです。 SNMP 機能をご利用になる場合、Ver 1.2.6 においては SNMP 関連 の設定が保存されない不具合があります。お手数ですが、本バージ ョンにアップデートの上、再度設定及び保存をお願いいたします。 以下、1.2.8 における修正項目です。 ・ARP 関連 ARP を伴うパケットにおいて、ARP 解決後に送信すべきパケットを 破棄してしまう場合があり、これを破棄せず送信するよう修正いた しました。 ping の最初のパケットが戻ってこない、サーバへの接続する時に 待ち時間が長い(最初のパケットが破棄された為に再送している)と いうケースの中に、本不具合が原因であるものが含まれております。 ・RIP / IP 経路制御 関連 RIP にて、本来広告する必要のない経路(広告を行うインタフェー スを経由する経路)を広告しており、広告を行わないよう修正いた しました。 RIPv2 にて、next hop が明示的に自ホスト宛となっている経路情 報を受信した際、適切ではない IP の経路情報を登録しておりまし た。これを該当するパケットは受信しても破棄するよう変更いたし ました。 RIP にて広告する経路のうち、自ホストが直接接続するネットワー ク(ifocnfig で設定しているネットワーク)の metric が、本来送 出すべき値より 1 大きくなっており、これを修正いたしました。 RTB2400 内部の経路情報について、自ホストが直接接続するネット ワークの metric を 1 としておりましたが、これを 0 に変更いた しました。 ・D-TDMA 関連 D-TDMA のタイムスロット制御において、無線側が 12 局未満のネ ットワークであっても、高トラフィック時に空きスロットが確保さ れずに新規の RTB2400 がスロットを確保できない場合がありまし た。これを空きスロットが確保できるよう修正いたしました。 ・SNMP 関連 SNMP 機能に関する設定が save されない不具合があり、これを修 正いたしました。 以下の標準 MIB において object type が間違っており、これを正 しいものに修正いたしました。 ip.ipForward.ipForwardTable.ipForwardEntry.ipForwardPolicy ip.ipForward.ipForwardNumber 以下の標準 MIB をサポートいたしました。 interfaces.ifTable.ifEntry.ifInOctets interfaces.ifTable.ifEntry.ifOutOctets icmp.icmpInMsgs icmp.icmpInErrors icmp.icmpInDestUnreachs icmp.icmpInTimeExcds icmp.icmpInParmProbs icmp.icmpInSrcQuenchs icmp.icmpInRedirects icmp.icmpInEchos icmp.icmpInEchoReps icmp.icmpInTimestamps icmp.icmpInTimestampReps icmp.icmpInAddrMasks icmp.icmpInAddrMaskReps icmp.icmpOutMsgs icmp.icmpOutErrors icmp.icmpOutDestUnreachs icmp.icmpOutTimeExcds icmp.icmpOutParmProbs icmp.icmpOutSrcQuenchs icmp.icmpOutRedirects icmp.icmpOutEchos icmp.icmpOutEchoReps icmp.icmpOutTimestamps icmp.icmpOutTimestampReps icmp.icmpOutAddrMasks icmp.icmpOutAddrMaskReps udp.udpInDatagrams udp.udpNoPorts udp.udpInErrors udp.udpOutDatagrams 以下、1.2.8 およびそれ以前の全てのファームウェアにおいて未修 整の不具合です。 ・L2AS 関連 rsroute2 を static で設定し、かつ設定した Dest-SID の RTB2400 存在を認識できない場合、L2AS 制御用パケットが正常に送出されな くなる不具合があります。 本不具合に該当する場合、以下のような問題が生じます。 * static 設定を行った RTB2400 を中継経路とする L2AS 制御が正 常に行われなくなる。 * static 設定を行った RTB2400 から必要のない L2AS 制御パケッ トが 1 秒毎に送出され、必要以上に無線側の通信帯域を消費する。