---------------------------------------------------------------------- RTB2400 ファームウェア Ver 1.3.1 リリースノート 2000 年 8 月 12 日 ルート株式会社 RTB2400 ファームウェア Ver 1.3.1 をリリースいたします。 本ファームウェアは主に TELNET 機能をサポートを目的としたものです。同 時に、Ver 1.2.41 における不具合の修正と、若干の機能追加を行ったもので す。 以下、1.3.1 における追加修正項目です。 ---------------------------------------------------------------------- ・TELNET 機能のサポート 従来、専用ツールから行っていた設定や状態確認作業について、TELNET 経由 で行えるようになりました。ただし、無線側のテスト (Radio Echo Test や test mode による伝送試験) については、従前の通り専用ツールによる操作 となります。 なお、TELNET クライアントは RTB2400 には付属しませんので、別途ご用意 下さい。 TELNET での接続はパスワードでの認証を行います。接続後 Password: プロ ンプトが表示されますので、設定したパスワードを入力して下さい。なお、 初期状態ではパスワードは設定されておりませんので、プロンプトに対して 改行のみ入力して下さい。 TELNET 接続では、一般ユーザモードと管理者モードの 2 つのモードがあり ます。状態表示はどちらのモードでも実行可能ですが、設定操作等は管理者 モードでのみ実行可能です。TELNET にて接続直後は一般ユーザモードになり ます。 TELNET 経由のファーム更新/読み出し及び一括設定には、外部に TFTP サー バが必要になります。TFTP サーバは RTB2400 には付属しませんので、別途 ご用意下さい。 使用できるコマンドについては、別途コマンド一覧を参照して下さい。 ---------------------------------------------------------------------- ・アクセス制限機能のサポート RTB2400 へのアクセスに対して、指定のホストからのみ受け入れるよう制限 する機能をサポートしました。以下の 5 項目について個別に設定可能です。 ツールからの設定/状態表示(注:Xfer でのテストモード設定含む) ツールからの無線テスト TELNET RIP SNMP アクセス制限の範囲は以下の 3 つから選択できます。 全て許可(デフォルト) 全て拒否 指定した IP アドレスからのみ許可 IP アドレスでアクセスできるホストを指定する場合、IP アドレス の下限と上限を指定します。 ---------------------------------------------------------------------- ・機器情報表示のサポート RTB2400 自身の以下の情報を、TELNET 及び RTB Configure ツールから表示 できるようになりました。 ファームウェアのバージョン RTB2400 自身の MAC アドレス 起動してからの稼働時間 ---------------------------------------------------------------------- ・RAM Config 表示のサポート 動作中の状態を、セーブする事なく設定ファイルの形式で表示する機能をサ ポートしました。 ---------------------------------------------------------------------- ・イーサネット側送信バッファの増加 イーサネット側送信バッファ数を、2 から 8 に増加しました。 ---------------------------------------------------------------------- ・IP アドレス強制設定時の初期化 TELNET 機能のサポートに伴い、ping により IP アドレスの強制設定を行っ た場合、各設定内容をデフォルト値で初期化するよう動作を変更しました。 (バージョン 1.2.41 までは未初期化) ---------------------------------------------------------------------- ・不具合の修正 バージョン 1.2.41 にあった、以下の不具合を修正しました。 snmp auth trap が出ていない不具合 rs0 側の DHCP client 機能が機能しない不具合 無線側バッファ溢れ時のバッファ管理の不具合 無線の送受信衝突時、ごく稀に再起動してしまう不具合 ---------------------------------------------------------------------- ・設定ツール Ver 1.3.2 * テキスト出力の Copy をサポート 状態表示結果などのテキスト出力について、Copy できるようになりました。 範囲選択後、Control-C でコピーします。 適宜、テキストエディタ等にペースト(張り付け)た後に保存して下さい。 * タイムスタンプ表示 状態表示結果などのテキスト出力時、行頭にタイムスタンプを表示します。 * ログ機能 ツールの操作結果を、テキスト形式でログファイルに記録できるようになり ました。 各ツールの Log Start ボタンを押し、ファイル名を指定すると記録が開始 されます。Log End ボタンで記録が終了します。 * RAM Config ボタン RAM Config 表示のサポートに伴い、RTB Configure に RAM Config ボタン を追加しました。 * 機器情報表示のサポート 機器情報表示機能の追加に伴い、RTB Configure の check 画面に environment ボタンを追加しました。 * アクセス制限機能のサポート アクセス制限機能の追加に伴い、RTB Configure からの設定のサポート、 および check 画面に access list ボタンと access limit ボタンを追加し ました。 設定コマンドに関しては TELNET と同様に以下のものによります。詳細は別 途コマンド一覧を参照して下さい。 access_list login access config access rstest access snmp access rip access ---------------------------------------------------------------------- ・セキュリティ上の注意 初期状態や 1.2.41 以前のファームウェアからのアップデート後は、TELNET のパスワードは設定されておりませんので、必ず設定してお使い下さい。 また、TELNET や設定ツールでの操作において、特定のホストからのみアクセ スする場合、アクセス制限機能により接続元を制限すれば、不正にアクセス される可能性が減少します。 同様に、例えば telnet でのアクセスそのものが必要ない場合には、全ての ホストからのアクセスを禁止しておく事なども有効です。 ---------------------------------------------------------------------- 以上