RGWファームウェアのアップデートについて 1. はじめに 本アップデートでは、RGWのファームウェアを 1.1.7−>1.1.8 もしくは 1.1.6−>1.1.8 もしくは 1.1.6i−>1.1.8 へバージョンアップします。ファームウェア1.1.8の 変更点は製品リリースをご覧下さい。 2. ご注意 本アップデートでは、コマンドラインシェルでの設定は 保存されますが、OSシェルを使って設定されたサービス などについては保証対象外となります。 バージョンアップは、安定した電源環境で行ってください。 またバージョンアップ中は決してRGWの電源を切らないで 下さい。故障の原因となります。 3. 必要な環境 RGWのバージョンアップには以下の環境が必要となります。 3.1 サーバ: ftpもしくはhttpサーバ [備考] RGWのWebIFを使ってバージョンアップする場合には、 サーバは不要です。 この手順は「5.ブラウザからのバージョンアップ手順」を ご覧下さい。 3.2 ファームウェア対応ファイル: rgw1.1.7-1.1.8.tar.gz:お手持ちのRGWがVer.1.1.7の場合 rgw1.1.6-1.1.8.tar.gz:お手持ちのRGWがVer.1.1.6 もしくはVer.1.1.6iの場合 これのファイルは弊社フォーラムのソフトダウンロードのページ からダウンロードしてください。 4. バージョンアップ手順 RGWのバージョンアップを行うための手順を示します。 RGWのバージョンアップのためには、ftpもしくはhttp サーバにファームウェア対応ファイルを配置し、RGWでupdate コマンドを投入することより行います。updateなどのCLIコマンドの 詳細についてはマニュアルをご覧下さい。 [注意] アップデートの際にはより安定した環境で行うのが望ましいので、 RGWと同じEthernet側のネットワークにftpもしくはhttp サーバを準備することをお勧めします。 ここでは、Windows98SEを使い、Ver.1.1.7のRGWの場合の手順を 例として説明します。また、Windows98SE以外のご利用の場合は、 お使いのOSなどの説明書をご覧になり、ftpもしくはhttp サーバのセットアップなどを行ってください。 4.1 Windows98SEを使って現在のRGWのバージョン対応したファイル をダウンロードします。 現在のバージョンは、コマンドラインシェルのshow versionコマンドで 確認することができます。 login: admin Password: Copyright (c) 1996, 1997, 1998 The NetBSD Foundation, Inc. All rights reserved. Copyright (c) 1980, 1983, 1986, 1988, 1990, 1991, 1993, 1994 The Regents of the University of California. All rights reserved. > show version OS : NetBSD 1.4.2 (ROOT) #14: Wed Jun 27 09:02:18 PDT 2001 Shell: Version 1.08: Jul 12 2001 11:12:30 RGW Ver.1.1.7 > 4.2 Windows98SEに「Personal Web Server」をインストールします。 4.2.1 「スタート」−>「設定」−>「コントロールパネル」を開き、 「アプリケーションの追加と削除」を選択します。 4.2.2 「アプリケーションの追加と削除のプロパティ」のウィンドウが 開きますので、「Windowsファイル」のタグを選択します。 4.2.3 「ファイルの種類」の"インターネットツール"を選択し反転させ、 「詳細」ボタンをクリックします。 4.2.4 "Personal Web Server"の左のチェックボックスを選択し、 「OK」ボタンをクリックします。 4.2.5 さらに「アプリケーションの追加と削除のプロパティ」のウィンドウ の「OK」ボタンをクリ ックします。 4.2.6 WindowsのCD-ROMを要求される場合がありますので、以降Windowsの 指示に従って、「Personal Web Server」のインストールを完了 してください。 4.3 「Personal Web Server」の設定を行います。 4.3.1 「スタート」−>「プログラム」−>「アクセサリ」−> 「インターネットツール」を選択します。 4.3.2 指示に従って、「Personal Web Server」の設定を行ってください。 「Personal Web Server」の構成として「標準」、WWWサービスの ディレクトリとして"C:\Inetpub\wwwroot"を選択します。 4.4 ダウンロードしたファイルをhttpサーバにアップロードします。 "C:\Inetpub\wwwroot"ディレクトリにファイルrgw1.1.7-1.1.8.tar.gz をコピーします。 4.5 Windows98SEをRGWと接続可能にします。 4.5.1 Windows98SEのIPアドレスを確認します。 「スタート」−>「プログラム」−>「MS-DOSプロンプト」で "ipconfig"もしくは 「スタート」−>「ファイル名を指定して実行」−>"winipcfg"−> 「OK」ボタンで確認します。 4.6 RGWにtelnetで接続し、コマンドラインシェルでupdateコマンドを 投入します。 Windows98SEでtelnetを起動し、RGWに接続します。 adminでログインし、updateコマンドでWindows98SEのIPアドレスと ファイル名を指定します。 [推奨]運用中に一時ファイルを格納するエリアを利用してバージョン アップを行いますので、安全のためにも、restartコマンドにより 一度再起動したあとに、updateコマンドを投入することをお勧めします。 login: admin Password: Copyright (c) 1996, 1997, 1998 The NetBSD Foundation, Inc. All rights reserved. Copyright (c) 1980, 1983, 1986, 1988, 1990, 1991, 1993, 1994 The Regents of the University of California. All rights reserved. > administrator Password: $ update http://172.30.100.1/rgw1.1.7-1.1.8.tar.gz Requesting http://172.30.100.1/rgw1.1.7-1.1.8.tar.gz 100% |*************************************| 321 KB 236.36 KB/s 00:00 ETA 329022 bytes received in 00:01 (236.36 KB/s) var/tmp/update.sh checking RGW version... version is OK!!! Here is Updating to 1.1.8 [省略] restarting ... バージョンアップが終わるとRGWは自動的に再起動を始めます。 再起動が始まるとパネルのLEDランプが全て点灯します。 再起動には暫く時間がかかります。 4.6 LEDが通常の状態に戻り、バージョンアップは完了です。 4.7 RGWのバージョンを確認するため、コマンドラインシェルのshow version コマンドで確認してください。 login: admin Password: Copyright (c) 1996, 1997, 1998 The NetBSD Foundation, Inc. All rights reserved. Copyright (c) 1980, 1983, 1986, 1988, 1990, 1991, 1993, 1994 The Regents of the University of California. All rights reserved. > show version OS : NetBSD 1.4.2 (ROOT) #14: Wed Jun 27 09:02:18 PDT 2001 Shell: Version 1.08: Aug 16 2001 10:42:50 RGW Ver.1.1.8 > 4.8 「Personal Web Server」のアンインストール Windows98SEにインストールした「Personal Web Server」が不要になった 場合には、「スタート」−>「設定」−>「コントロールパネル」−> 「アプリケーションの追加と削除」からWindowsの指示に従ってアン インストールしてください。 5. ブラウザからのバージョンアップ手順 RGWのバージョンアップをブラウザを使って行うための手順を示します。 WebIFについての詳細についてはマニュアルをご覧下さい。 [注意] アップデートの際にはより安定した環境で行うのが望ましいので、RGWと 同じEthernet側のネットワークからブラウザを使うことをお勧めします。 ブラウザはWindows Internet Explor3.0以降、Netscape Navigator3.0以降を、 Windows98SEもしくはWindows2000上でお使いすることをお勧めします。 ここでは、Windows98SEを使い、Ver.1.1.7のRGWの場合の手順を例として 説明しますが、Ver.1.1.6でも同様の手順でバージョンアップが可能です。 5.1 Windows98SEを使って現在のRGWのバージョン対応したファイルをダウンロード します。 現在のバージョンは、WebIFの「設定内容表示」で確認することができます。 OS : NetBSD 1.4.2 (ROOT) #14: Wed Jun 27 09:02:18 PDT 2001 Shell: Version 1.08: Jul 12 2001 11:12:30 RGW Ver.1.1.7 5.2 Windows98SEをRGWと接続可能にします。 5.2.1 Windows98SEのIPアドレスを確認します。 「スタート」−>「プログラム」−>「MS-DOSプロンプト」で"ipconfig" もしくは 「スタート」−>「ファイル名を指定して実行」−>"winipcfg"−> 「OK」ボタンで確認します。 5.3 ブラウザからファイルをRGWに転送し、ファームウェアのアップデートを 行います。 Windows98SEでInternet Exploreを起動し、RGWのIPアドレスをアドレスに 入力します。 [推奨]運用中に一時ファイルを格納するエリアを利用してバージョンアップを 行いますので、安全のためにも、「管理コマンド」->「再起動」により一度 再起動したあとに、アップデートを行うことをお勧めします。 5.4 ファームウェアのアップデートを行います。 WebIFのメイン・メニューから、「管理コマンド」->「ファームアップロード」 を選択します。 「参照」ボタンをクリックし、ダウンロードしたファイルを指定します。 「更新/Upload」ボタンをクリックします。 ブラウザからファイルを転送し、ファームウェアのアップデートが行われます。 バージョンアップが終わるとRGWは自動的に再起動を始めます。再起動が 始まるとパネルのLEDランプが全て点灯します。 再起動には暫く時間がかかります。 [注意] この間、ブラウザの中止ボタンなどや、Escキーを押さないでください。 ファイルの転送やアップデートが正常に完了しない場合があります。 5.5 LEDが通常の状態に戻り、バージョンアップは完了です。 5.6 RGWのバージョンを確認するため、WebIFで確認してください。 OS : NetBSD 1.4.2 (ROOT) #14: Wed Jun 27 09:02:18 PDT 2001 Shell: Version 1.08: Aug 16 2001 10:42:50 RGW Ver.1.1.8