[index] AT-TQ3600/2450 リファレンスマニュアル 2.0

クラスター/アクセスポイント


  - クラスターにアクセスポイントを加える
  - クラスターからアクセスポイントを外す


本製品では、複数の無線アクセスポイントをグループ化したものをクラスターと呼びます。クラスター機能を使用することにより、MACフィルタリングのリストなどの設定を一括して管理することができます。

本製品のクラスター機能の仕様は、次のとおりです。

共有できる項目は、下記のとおりです(○:設定画面の内容が共有される。×:設定画面の内容が共有されない。−:対象外)。

表 1:クラスターで共有できる項目
メインメニュー
サブメニュー
共有/非共有
共有されない項目
基本設定 システム名、連絡先、設置場所
詳細設定 イーサネット設定 ×  
無線LAN設定 チャンネル
無線 チャンネル、ビーコン間隔、DTIM間隔、最大ステーション数、送信出力
VAP 各VAPの「有効」
WDS ×  
MACフィルタリング  
不正APトラップ 既知のアクセスポイントのリスト
Managed AP ×  
クラスター アクセスポイント ×  
セッション  
チャンネル自動管理  
隣接アクセスポイント  
ステータス インターフェース  
イベント ログの保持、重要度、ログ件数
送信/受信  
クライアント  
隣接アクセスポイント  
Managed AP DHCP  
オプション設定 QoS  
SNMP  
LED ×  
HTTP/HTTPS ×  
NTP  
保守管理 設定  
アップグレード  

 

クラスターにアクセスポイントを加える

  1. 「クラスターオプション」の「ロケーション」「クラスター名」を入力し、「適用」ボタンをクリックしてください。
    同一のクラスターに属すアクセスポイントには、同一のクラスター名をつけます。
  2. 「クラスターの開始」ボタンをクリックしてください。
    「クラスターの開始」ボタンは、クラスター機能が停止しているとき(スタンドアローンモードで動作しているとき)表示されています。
Note - クラスター機能とNTP機能を併用する場合は、次の順番で設定してください。この順番で行わないと、「VAP」画面の「VLAN ID」と「SNMP」画面の「SNMP」の有効/無効がクラスターで共有されません。また、クラスターに属した後はNTPの設定を変更しないでください。
(1)クラスターに追加したいアクセスポイントで「ネットワークタイムプロトコル(NTP)」を使用するように設定し、日時が正しく同期していることを確認します。
(2)NTPを使うように設定されたアクセスポイントをクラスターに追加します。
Note - クラスターに属すと「管理者名」「パスワード」は、クラスターで共有しているものとなります。次回このアクセスポイントのWeb設定画面にログオンするときは、クラスターで共有されている「管理者名」「パスワード」を使用してください。

表 2:クラスターオプション
項目名
説明
ロケーション アクセスポイントの設置場所を1〜128文字の半角英数記号で入力します。
これはMIBオブジェクトとは無関係です。
(例)Eigyou 2ka
クラスター名 クラスター名を1〜128文字の半角英数記号で入力します。
同じクラスターのメンバーとして登録したい無線アクセスポイントには、同じクラスター名を設定します。
(例)Eigyoubu

アクセスポイントがクラスターのメンバーになるとき、設定の共有は下記の条件に従います。
クラスター機能が開始されると、クラスターに属しているアクセスポイント(クラスターメンバー)のリストが表示されます。

表 3:クラスターメンバーのリスト
項目名
説明
ロケーション 「クラスターオプション」の「ロケーション」で設定した文字列が表示されます。
MACアドレス アクセスポイントのMACアドレスです。
IPアドレス アクセスポイントのIPアドレスです。
IPアドレスのリンクをクリックすると、そのアクセスポイントのWeb設定画面が表示されます。クラスターメンバー固有の情報(非共有情報)やログなどを確認するのに便利です。

 

クラスターからアクセスポイントを外す

「クラスターの停止」ボタンをクリックしてください。
「クラスターの停止」ボタンは、クラスター機能が実行されているとき表示されています。
Note - クラスターから脱退したアクセスポイントは、クラスターで共有していた「管理者名」「パスワード」をはじめとする共有情報を保持しています。


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