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AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル 3.0
設定例/2 来客用無線ネットワーク
- 2.4GHz帯を使用した来客用の無線LAN環境
- 5GHz帯も使えるようにする
来客用の無線LANでは、下記を仮定します。
- インターネットにだけアクセスできるようにします
- 社内ネットワークとの疎通はとれないようにします(Vlan間フィルター)
- 無線クライアント間の通信も遮断します(無線クライアントの分離)
- どのような無線クライアントが使うのか分からないので2.4GHz帯を使います
- SSIDを「Guest」にします
- NAT環境、DNS環境、DHCPサーバーを用意します
社内用の無線LANでは、下記を仮定します。
- 2.4GHz、5GHzの両方を使います
- 無線クライアント間の通信は遮断します
- SSIDを「Syanai」にします
- 本製品の管理VLAN IDは、「Syanai」と同じにします

- 本製品を設定用コンピューターと同じVLANのポートに接続します。
本製品の設定画面にアクセスします。
Note
- 本製品の設定画面へのログイン方法、管理者ユーザー名・パスワードの変更については、「1.1 本製品を使ってみましょう」を参照してください。
- 「詳細設定」/「VAP」画面を開きます。
「無線」で「1」(2.4GHz帯)を選択します。
「VAP0」の「VLAN ID」「SSID」に、それぞれ「10」「Syanai」と入力します。
「セキュリティー」で「WPAパーソナル」を選択し、「キー」に8〜63文字の文字列を入力します。

- 「VAP1」の右の「有効」チェックボックスを「チェックあり」にします。
「VAP1」の「VLAN ID」「SSID」に、それぞれ「100」「Guest」と入力します。
「セキュリティー」で「WPAパーソナル」を選択し、「キー」に8〜63文字の文字列を入力します。「VAP0」(社内)とは違う文字列を使います。

- 「適用」ボタンをクリックします。

- 「無線」で「2」(5GHz帯)を選択します。
「VAP0」の「VLAN ID」「SSID」に、それぞれ「10」「Syanai」と入力します。
「セキュリティー」で「WPAパーソナル」を選択し、「キー」に「無線1」の「VAP0」と同じ文字列を入力します。

- 「適用」ボタンをクリックします。

- 「詳細設定」/「無線LAN設定」画面を開きます。
「無線1」「無線2」をそれぞれ「オン」にします。
「無線クライアントの分離」をそれぞれ「オン」にします。
「適用」ボタンをクリックします。
Note
- 「無線クライアントの分離」が「オン」であっても、「Syanai」の「無線1」と「無線2」間の通信は遮断されません。次の「5GHz帯も使えるようにする」を参照してください。

- 「詳細設定」/「イーサネット設定」画面を開きます。
「管理VLAN ID」「タグなしVLAN」をそれぞれ「10」「無効」に設定します。
「IPアドレスの取得」で「スタティックIP」を選択し、「スタティックIPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」を設定します。
「適用」ボタンをクリックします。

- 「OK」ボタンをクリックしてください。設定画面との接続が切断されます。30秒そのまま待った後、本製品の電源を切ります。

- 本製品をVLAN対応スイッチのタグ付きポートに接続します。
「詳細設定」/「無線LAN設定」画面の「無線クライアントの分離」は、「無線1」(2.4GHz)に接続した無線クライアントと、「無線2」(5GHz)に接続した無線クライアントの間の通信を分離しません。
2.4GHz、5GHzの両方を使いたい場合、無線1・無線2間の通信を遮断するには、「無線1」と「無線2」でVLAN IDを変え、別々の無線ネットワークにします。
例えば、次のように設定します。
- 来客用の5GHzの無線LANのためにVLAN ID「110」を追加します
- Vlan 100、Vlan 110それぞれのデフォルトゲートウェイとなる上位のL3スイッチで、Vlan 100・Vlan 110間の通信を破棄するようなフィルターを作成します
- Vlan 10・Vlan 110間にもフィルターを作成します
- Vlan 110でNAT環境、DNS環境、DHCPサーバーの設定を行います

前述の手順4の後に、次の設定を追加します。
必要であれば、「無線2」の「SSID」を「Guest」以外の文字列に変えることもできます。

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