[index] AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル 3.4

ステータス/イベント


  - オプション
  - リレーの設定
  - イベント


本製品に発生したイベントをログとして記録します。

Note - イベントの日時を記録するために、「オプション設定」/「NTP」画面で本製品が正しい日時を保持するよう設定してください。

 

オプション

ログを不揮発性メモリーに保存し、再起動後にログの内容を確認することができます。例えば、本製品が予期しない再起動を起こす場合、この機能によりログを確認することができます。

  1. 「ログの保持」を「有効」に設定し、「重要度」「ログ件数」を必要に応じて設定してください。
  2. 「適用」ボタンをクリックしてください。
Note - 「適用」ボタンをクリックすると、変更した項目によっては、無線クライアントが一時的に切断されることがあります。アクセスポイントの設定の変更は、無線トラフィックが少ないときに行うことをおすすめします。
Note - 「ログの保持」は、問題を解決する際にのみ有効にしてください。「ログの保持」を有効にしたまま運用しないでください。

表 1:オプション
項目名
説明
ログの保持 ログを不揮発性メモリー(フラッシュメモリー)に保存し、再起動時に保持するか否か。
保持する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
重要度 記録するログの最低レベルを0(重大な障害)〜7(詳細な情報)から選択します。例えば、重要度を2に設定すると2よりも重要なイベント(0〜2)が記録されます。デフォルトは「7」です。
ログ件数 保存するログの数を128までの数値で設定します。デフォルトは「128」です。
ファシリティー選択 Syslogサーバーに送信するログのファシリティーを選択します。下記が選択できます。「無効」を選択した場合、ファシリティーは固定されません。デフォルトは「無効」です。
無効、Kernel messages、local0、local1、local2、local3、local4、local5、local6、local7
(注)V.3.1.0より前のバージョンにおける「TQ2403互換」の設定は、「Kernel messages」と同一です。

Note - ファシリティーは、どの部分がログを生成したかを示します(KERN、USER、DAEMONなど)。

表 2:重要度
重要度
 
説明
0 Emergency システムが使用できない状態
1 Alert 直ちに対応しなければならない状態
2 Critical 深刻な状態
3 Error エラーが発生している状態
4 Warning 前兆が見られる状態
5 Notice 正常だが注意が必要な状態
6 Informational 情報メッセージ
7 Debug デバッグレベルのメッセージ

 

リレーの設定

「リレーの設定」を行うと、この「イベント」画面に表示されるログだけでなく、システムイベントやカーネルメッセージ(エラー状態、フレーム欠落など)もSyslogサーバーにリレー(中継)されます。
Syslogサーバーの利用は、次のような利点があります。
設定手順は次のとおりです。
  1. 「ログのリレー」を「有効」に設定し、「リレーホスト」にSyslogサーバーのIPアドレスを入力してください。
  2. 「適用」ボタンをクリックしてください。
Note - 「適用」ボタンをクリックすると、変更した項目によっては、無線クライアントが一時的に切断されることがあります。アクセスポイントの設定の変更は、無線トラフィックが少ないときに行うことをおすすめします。
Note - あらかじめSyslogサーバーを正しく設定しておく必要があります。

表 3:リレーの設定
項目名
説明
ログのリレー ログをSyslogサーバーにリレー(中継)するか否か。
リレーする場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。
デフォルトは「無効」です。
リレーホスト ログをリレーするSyslogサーバーのIPアドレスまたはホスト名(FQDN)を入力します。
(例)10.10.1.200、syslog.yourdomain.co.jp
リレーポート ログをリレーするSyslogサーバーのポート番号を入力します。
デフォルトは「514」です。

Note - FQDNは、ラベル(文字列)をピリオドで連結したものです。
各ラベルには、半角英数字とハイフンが使用できます。先頭の数字が許されます。ハイフンは、各ラベルの先頭と末尾に使用できません。各ラベルの文字数は、63文字以下です。
FQDNの総文字数は、ピリオドを含めて255文字以下です。
 

イベント

「更新」ボタンをクリックすると、最新の情報に更新します。
「すべて消去」ボタンをクリックすると、現在記録されているすべてのログを消去します。

表 4:イベント
項目名
説明
時間 イベントが発生した時刻または稼働時間を表示します。
タイプ ログメッセージのタイプを表示します。重要度に一致します。
サービス ログを出力したモジュール名を表示します。
説明 本製品に発生したイベント情報を表示します。


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