[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 2.1
- 背景画像の配置 - 背景画像の変更 - 背景画像の配置の取り消し - 背景画像の表示切り替え - 背景画像のリンク - 無線LANコンポーネントの配置 - 無線電波の範囲の表示 - メニューバー - ツールバー - デバイスロケーション - Toolsメニュー以外からの探索 - 右クリックメニュー - 表示の凡例 - 無線LANコンポーネントアイコン - チャンネルの色
Network Visualization(NVツール)は、アクセスポイントが設置されている環境を図示した画像上に管理下のアクセスポイントなどの無線LANコンポーネントをアイコンとして配置することにより、無線環境を視覚化しその管理を能率的に行うためのツールです。
Note - NVツールは、無線コントローラーの起動から1分以上経過してから、起動してください。
Note - 無線コントローラーの設定画面を表示している設定用コンピューターのJavaコントロールパネルの「詳細」タブの「セキュリティ」の「混合コード (サンドボックス内実行 vs. 信頼済み) セキュリティー検証」が「有効」に設定されていると、Network Visualizationを起動したときにセキュリティー警告メッセージが表示されます。「Java security - Mixed code security verification」を無効にするか、セキュリティー警告メッセージダイアログで「いいえ」を選択すると、Network Visualizationの起動が可能となります。
背景画像の配置 |
Note - Live Visualizationがオン(緑)のままでは背景画像の編集ができません。詳しくは、後述の「ツールバー」を参照してください。
Note - 「Building」の「Description」を変更する場合は、「Number」を変更した後に「Description」を変更してください。
逆の順番にすると、「Number」を変更した時点で「Description」が「Building」に戻ります。
Building | Description | ビルディング名。16文字まで入力できます。次の番号ごとに異なった文字列を使用できます。デフォルトは「Building」です。文字列は、背景画像のタブに表示されます。 |
Number | 1〜15の番号。ビルディング名の添え字としてタブに表示されます。 | |
Floor | Description | フロア名。16文字まで入力できます。次の番号ごとに異なった文字列を使用できます。デフォルトは「Floor」です。文字列は、背景画像のサブタブに表示されます。 |
Number | 1〜16の番号。ビルディング名の添え字としてサブタブに表示されます。 | |
Graph Area | Image Selection | WLAN > Network Visualization > Download Image 画面でダウンロードした背景画像のファイル名をプルダウンメニューで選択します。 |
Measurement | 背景画像の実際の大きさの単位を「Feet」「Meters」から選択します。 | |
Image Width | 背景画像の横方向の実際の大きさを入力します。 | |
Image Height | 背景画像の高さ方向の実際の大きさを入力します。 | |
Save | 選択した背景画像を画面に配置します。 | |
Cancel | ダイアログボックスに入力した内容を取り消して、ダイアログボックスを閉じます。 |
Note - 「Image Width」「Image Height」で「0」を指定すると、「Image Width」は「1200」、「Image Height」は「900」として取り扱われます。
背景画像の変更 |
背景画像の配置の取り消し |
背景画像の表示切り替え |
背景画像のリンク |
Note - 背景画像へのリンクアイコンが後述のアクセスポイントの無線電波範囲と重なっているとき、背景画像へのリンクアイコンをクリックできません。この場合は、View > AP Power Displayを「Disable Power Display」にしてから背景画像へのリンクアイコンをクリックしてください。
無線LANコンポーネントの配置 |
無線電波の範囲の表示 |
Note - アクセスポイントの無線電波範囲が表示されているとき、無線電波範囲をマウスでつかんでドラッグすると、アクセスポイントの表示位置が大きく移動してしまうことがあります。この場合は、無線電波範囲の表示を無効にしてから、アクセスポイントの位置を調整してください。
Note - 背景画像の上をマウスカーソルでポイントすると、実際の距離が画面左下に「Cursor Coordinate:X(x) Y(y)」のように表示されます。x、yは、小数点以下を四捨五入した数値です。
メニューバー |
File | Force refresh | NVツールを再同期して、表示を強制的に更新します。 |
Reconnect and Refresh | NVツールを無線コントローラーから切断して、再接続します。 | |
Exit | NVツールを終了します。 | |
Edit | New Graph | 新規の背景画像を配置します。「New Graph Definition」ダイアログボックスが表示されます。詳細は、表1を参照してください。 |
Edit Graph | 現在表示されている背景画像の画像ファイル、単位、幅、高さを変更します。「Edit Graph Definition」ダイアログボックスが表示されます。詳細は、表1を参照してください。 | |
Delete Graph | 現在表示されている背景画像の配置を取り消します。「Confirm Graph Deletion」ダイアログボックスが表示されますので「はい」をクリックしてください。配置を取り消すだけであり、背景画像ファイルは削除されません。 | |
Image Management | 無線コントローラーにダウンロードされている画像ファイルのリストを表示します。不要なファイルを削除したい場合は、「Background Image Manager」ダイアログボックスでファイル名を選択して「Delete」ボタンをクリックします。ただし、背景画像として使用されているファイルは削除できません。 | |
View | Ungraphed Components | 画面左の項目の表示方法を選択します。 ・Tab View - タブ形式で表示します。 ・List View - リスト形式で表示します(デフォルト)。 |
AP Power Display | アクセスポイントの無線電波の範囲を表示します。 ・Disable Power Display - 範囲を表示しません(デフォルト)。 ・5 GHz Band - 802.11aまたは5GHz 802.11nモードで動作中の管理下のアクセスポイントの電波範囲を表示します。 ・2.4 GHz Band - 802.11b/gまたは2.4GHz 802.11nモードで動作中の管理下のアクセスポイントの無線電波の範囲を表示します。 範囲は、無線電波の送信電力に基づき低・中・高の3種類の大きさで表示されます。範囲の大きさは、背景画像の実際の大きさに合わせて縮尺が変わります。無線電波の範囲の色は、チャンネルごとに異なった色で表示されます。 2台のアクセスポイントがお互いの範囲内で同じチャンネル(または近接したチャンネル)を使用すると、アクセスポイント同士が干渉し合うため無線クライアントの通信品質は悪くなります。以下のいずれかを実行して、そのような干渉を防ぎます。 ・アクセスポイントの送信電力を低く設定する。 ・アクセスポイント同士を物理的に離して設置する。 ・アクセスポイント上で自動チャンネル調整アルゴリズムを使用する。または干渉を起こさないように手動でチャンネルを調整する。 (重要)出力エリアのイメージは目安であり、正確なものではありません。実際の電力分布は、設置場所の環境(壁や材質など)による反射や周辺の環境(ノイズなど)の影響があり、表示とは異なります。 |
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Managed APs List Display | 画面左の「Managed APs」の表示書式を指定します。 ・IP Display - アクセスポイントをIPアドレスで表示します(デフォルト)。 ・MAC Address Display - アクセスポイントをMACアドレスで表示します。 |
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OUI Display | 上の「Managed APs List Display」が「MAC Address Display」のとき、OUIを表示するか否か。 ・ON - MACアドレスの先頭3バイトをOUIで表示します(デフォルト)。 ・OFF - 6バイトのMACアドレスで表示します。 |
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Tools | Device Location | アクセスポイントや無線クライアントが存在するおおよその場所を探索します。後述の「デバイスロケーション」を参照してください。 |
Options | Show Managed APs | 背景画像上に配置したアクセスポイントを表示するか否か。チェックを外すと表示しません。デフォルトはチェックありです。 |
Show RF Scan APs | RFスキャンで検出されたアクセスポイントを表示するか否か。チェックを外すと表示しません。デフォルトはチェックありです。 | |
Show Managed AP Clients | 管理下のアクセスポイントにアソシエートしている無線クライアントを表示するか否か。チェックを外すと表示しません。デフォルトはチェックありです。 | |
Show Detected Clients | 無線システムによって検出されている無線クライアントを表示するか否か。チェックを外すと表示しません。デフォルトはチェックありです。 | |
Show Device Location Results | デバイスロケーションの検索結果を表示するか否か。チェックを外すと表示しません。デフォルトはチェックありです。 | |
Legend | Images | 背景画面上に表示される各種のアイコンの凡例を表示します。参照用であり、これらのアイコンを指定できるわけではありません。後述の「表示の凡例」を参照してください。 |
Channel Color | 無線電波の範囲の表示に使用される色とチャンネルの対応を表示します。参照用であり、これらの色を指定できるわけではありません。後述の「表示の凡例」を参照してください。 | |
Help | Table of Contents | オンラインヘルプを表示します。 |
Note - Editは、「Live Visualization」がオフ(赤)のとき実行できます。
ツールバー |
デバイスロケーション |
Note - ビルディングやフロアの番号を限定すると、その範囲内にあるアクセスポイントだけを使用して検索します。
Note - WLAN > Intrusion Detection > Rogue/RF Scan 画面に表示されないアクセスポイントに対してデバイスロケーションは実行できません。
Building | ターゲットを探索するビルディング番号を指定します。デフォルトは「ALL」です。 |
Floor | ターゲットを探索するフロア番号を指定します。Buildingで番号を指定したときに、選択可能なフロア番号が表示されます。デフォルトは「ALL」です。 |
Device MAC | 探索する無線機器のMACアドレスです。 |
Device Type | 探索する無線機器の種類。「AP」「Client」のいずれか。1.で選択した結果が表示されます。 |
Use Operational Radios | 探索に通常の動作モードのアクセスポイントを使用するか否か。 チェックありは、セントリーモードのアクセスポイントに加えて通常の動作モードのアクセスポイントも使用します。 チェックなしは、セントリーモードのアクセスポイントだけを使用します。セントリーモードのアクセスポイントが存在しない場合は、必ずこれをチェックありにする必要があります。ただし、これをチェックありにすると、探索により通常の動作モードのアクセスポイントに接続中の無線クライアントは切断されます。 |
Number of Locator APs | 探索に参加可能な管理下のアクセスポイントの台数です。探索の信頼性のために3台以上のアクセスポイントが必要です。 |
Device Location Procedure Statu... | オンデマンドデバイスロケーションの実行状況を表示します。 |
Count Search APs | 上の「Number of Locator APs」の台数を更新します。特に、「Use Operational Radios」をチェックありにした場合は、必ずこのボタンをクリックしてください。 |
Start Search | オンデマンドデバイスロケーションを実行します。 |
Exit | オンデマンドデバイスロケーションの実行をやめて、ダイアログボックスを閉じます。 |
Note - システム構成の中にWDS接続が存在する場合、デバイスロケーションを実行しないでください。デバイスロケーションを実行すると、WDS接続が切断されWDSの構成を再設定しなければならなくなります。WDS接続が存在しないビルディングやフロアだけに範囲を制限して、デバイスロケーションを実行することは可能です。
Note - アクセスポイントに接続している無線クライアントがいったん切断され、他のアクセスポイントへのローミングを促します。無線クライアントの接続が可能なアクセスポイントのすべてが探索を実行する場合、2秒〜20秒程の通信の切断が発生します。
Status | オンデマンドデバイスロケーションの実行状況を表示します。 ・Not Started - 探索を開始していません。 ・In Progress - 探索中です。 ・Device Located - 無線機器が探索されました。 ・Device is not located - 無線機器は探索されませんでした。 ・No APs Available for Locating Device - 無線機器の探索に使用できるアクセスポイントがありません。 |
Building | ターゲットの無線機器が探索されたビルディング番号です。 |
Floor | ターゲットの無線機器が探索されたビルディングのフロア番号です。 |
Device Type | 最新のオンデマンドデバイスロケーションのプロセスが、アクセスポイント、無線クライアントのいずれを探索するために実行されたのか。 |
Device MAC | 探索対象の無線クライアントまたはアクセスポイントのMACアドレスです。 |
Device OUI | 探索対象の無線クライアントまたはアクセスポイントのOUI(製造メーカー名)です。 |
Use Operational Radios | 探索に通常の動作モードのアクセスポイントを使用するか否か。「No」はセントリーモードのアクセスポイントだけを使用、「Yes」はセントリーモードのアクセスポイントに加えて通常の動作モードのアクセスポイントも使用します。 |
Number of Locator APs | 探索に参加した管理下のアクセスポイントの台数です。 |
Number of Detecting APs | ターゲットの無線機器を検出した管理下のアクセスポイントの台数です。 |
Number of Buildings with Detected Signal | 管理下のアクセスポイントがターゲットの無線機器を検出したビルディングの個数です。 |
Number of Floors with Detected Signal | 管理下のアクセスポイントがターゲットの無線機器を検出したビルディングのフロアの個数です。異なったビルディングのフロアが含まれることがあります。 |
Highest Signal Detected Building | ターゲットの無線機器が管理下のアクセスポイントによって最高の受信信号強度(RSSI)で検出されたビルディング番号です。 |
Highest Signal Detected Floor | ターゲットの無線機器が管理下のアクセスポイントによって最高の受信信号強度(RSSI)で検出されたフロア番号です。 |
Toolsメニュー以外からの探索 |
右クリックメニュー |
Attributes | 概要を表示します。 |
Edit > Un-Graph | 無線LANコンポーネントのアイコンの配置を取り消します。 |
Edit > Show Managed AP Flags(5 available) | 管理下のアクセスポイントにフラグを表示します(5台まで可能)。 |
Edit > Hide Managed AP Flags | 管理下のアクセスポイントのフラグを隠します。 |
Links > Configuration > AP Profile Configuration | WLAN > Advanced Configuration > AP Profiles 画面 > 該当のAPプロファイルタブ |
Links > Configuration > Valid Access Point Configuration | WLAN > Basic Setup 画面 > Valid APタブ > 該当のアクセスポイント |
Links > Management > Radio > Radio 1 - Set Channel/Power | WLAN > AP Management > Advanced Settings 画面 |
Links > Management > Radio > Radio 2 - Set Channel/Power | WLAN > AP Management > RF Management 画面 |
Links > Management > Software Download | WLAN > AP Management > Software Download 画面 |
Links > Management > Debug | WLAN > AP Management > Advanced Settings 画面 |
Links > Status/Statistics > Managed Access Point Status Detail | WLAN > Status/Statistics > Managed AP 画面 > Status > Detail |
Links > Status/Statistics > Managed Access Point Statistics Detail | WLAN > Status/Statistics > Managed AP 画面 > Statistics > Detail |
Links > Status/Statistics > Radio > Radio 1 Status | WLAN > Status/Statistics > Managed AP 画面 > Status > Radio Detail > 1-802.11b/g/n |
Links > Status/Statistics > Radio > Radio 1 Statistics | WLAN > Status/Statistics > Managed AP 画面 > Statistics > Radio > 1-802.11b/g/n |
Links > Status/Statistics > Radio > Radio 2 Status | WLAN > Status/Statistics > Managed AP 画面 > Status > Radio Detail > 2-802.11a/n |
Links > Status/Statistics > Radio > Radio 2 Statistics | WLAN > Status/Statistics > Managed AP 画面 > Statistics > Radio > 2-802.11a/n |
Commands > AR Reset... | アクセスポイントをリセットします。 |
Commands > Check Device Location... | デバイスロケーションを実行します。 |
表示の凡例 |
無線LANコンポーネントアイコン |
Note - 参照用であり、これらのアイコンを指定できるわけではありません。例えば、無線コントローラー配下のアクセスポイントの状態は、青・緑・黄で表示されます。
チャンネルの色 |
Note - 参照用であり、これらの色を指定できるわけではありません
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