WLAN > Advanced Configuration > AP Profiles > プロファイルタブ > QoSサブタブ(APプロファイルのQoS設定)
QoS(Quality of Service)機能は、複数のキューにパラメーターを指定することで、従来のIPデータならびにVoIP(Voice over IP)や他の音声、映像、ストリーミングメディアなど、アクセスポイントを経由する様々な無線トラフィックのスループットとパフォーマンスの向上を提供します。
ここで説明する設定は、アクセスポイント上のデータ伝送にだけ適用され、クライアントステーションには適用されません。
「AP EDCA Parameters」は、アクセスポイントからクライアントステーションへのトラフィックフローに作用します。「Station EDCA Parameters」は、クライアントステーションからアクセスポイントへのトラフィックフローに作用します。
次の4つがあります。
Data 0 (音声): 音声など、低レイテンシーかつ帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。
Data 1(ビデオ): 動画など、帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。
Data 2(ベストエフォート): 通常のIPデータの送信に使用するキューです。
Data 3 (バックグラウンド): 最も優先度の低いキューです。最高のスループットが要求されるものの、時間に制約されない大容量データ(FTPなど)の送信に使用されます。
AIFS
(Inter-Frame Space)
フレームの送信間隔を1〜15(スロット)で設定します。デフォルトは、1(Data 0)、1(Data 1)、3(Data 2)、7(Data 3)です。
cwMin
(Minimum Contention Window)
最小コンテンションウィンドウ値を選択します。最大コンテンションウィンドウ値よりも小さな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。
デフォルトは、3(Data 0)、7(Data 1)、15(Data 2)、15(Data 3)です。
cwMax
(Maximum Contention Window)
最大コンテンションウィンドウ値を選択します。最小コンテンションウィンドウ値よりも大きな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。
デフォルトは、7(Data 0)、15(Data 1)、63(Data 2)、1023(Data 3)です。
複数パケットの連続送信時間を0〜999000(マイクロ秒)で設定します。
デフォルトは1500(Data 0)、3000(Data 1)、0(Data 2)、0(Data 3)です。
Wi-Fiマルチメディア(WMM)を有効にするか否か。
「有効」(チェックボックスにチェック)にすると、無線クライアントからアクセスポイント宛の通信に「Station EDCA Parameters」を使用します。
「無効」(チェックボックスのチェックを外す)にすると、アクセスポイントのビーコンにWMM情報が含まれなくなり、無線クライアントもWMMを使用しなくなります。
デフォルトは「有効」です。
注意: IEEE 802.11nを使用するためには「WMM Mode」が「有効」でなければなりません。
次の4つがあります。
Data 0 (音声): 音声など、低レイテンシーかつ帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。
Data 1(ビデオ): 動画など、帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。
Data 2(ベストエフォート): 通常のIPデータの送信に使用するキューです。
Data 3 (バックグラウンド): 最も優先度の低いキューです。最高のスループットが要求されるものの、時間に制約されない大容量データ(FTPなど)の送信に使用されます。
AIFS
(Inter-Frame Space)
フレームの送信間隔を1〜15(スロット)で設定します。デフォルトは、2(Data 0)、2(Data 1)、3(Data 2)、7(Data 3)です。
cwMin
(Minimum Contention Window)
最小コンテンションウィンドウ値を選択します。最大コンテンションウィンドウ値よりも小さな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。
デフォルトは、3(Data 0)、7(Data 1)、15(Data 2)、15(Data 3)です。
cwMax
(Maximum Contention Window)
最大コンテンションウィンドウ値を選択します。最小コンテンションウィンドウ値よりも大きな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。
デフォルトは、7(Data 0)、15(Data 1)、1023(Data 2)、1023(Data 3)です。
無線クライアントからアクセスポイントへの送信を占有できる時間(ミリ秒)を0〜65535で設定します。
デフォルトは、47(Data 0)、94(Data 1)、0(Data 2)、0(Data 3)です。
コマンドボタン
この画面には以下のボタンがあります。
Submit - 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、「Save All Applied Changes」(変更をすべて保存する)を実行してください。
Refresh - 最新の情報で画面を更新します。