WLAN > Advanced Configuration > Global > Distributed Tunnelingタブ(ディストリビューテッドトンネリング設定)
ディストリビューテッドL2トンネリング設定を行います。
無線クライアントが異なるIPサブネットワークのアクセスポイントにローミングしたとき、アクセスポイントの間にIPベースのトンネルを張り、初期のIPアドレスを継続して使用できるようにします。ローミングによりL2レベルの切断が起こりますが、トンネルによりL3レベルの接続を維持するため無線クライアント(アプリケーション)の切断が起こりません。この転送方法は、通常隣接したアクセスポイントの間で使用します(分散型トンネリング)。トンネルは必要に応じて随時張ります。
最初に無線クライアントがアクセスポイントにアソシエートしたとき、無線クライアントからのフレームはVLANフォワーディングで転送されます。
最初に無線クライアントがアソシエートしたアクセスポイントを「ホームAP」と呼びます。無線クライアントが異なったIPサブネットアドレスを持つ他のアクセスポイントにローミングしたとき、その新しいアクセスポイントを「アソシエーションAP」と呼びます。
アソシエーションAPは、無線クライアントからのすべてのトラフィックをホームAPにトンネルします。ホームAPは、トンネルからのトラフィックを有線ネットワークに送信します。無線クライアントが同じサブネットの他のアクセスポイントにローミングした場合は、そのアクセスポイントはその無線クライアントの新たなホームAPとなりトンネルは生成されません。ホームAPが新たなトンネルの生成ができなければ、アソシエーションAPにローミングした無線クライアントは切断され新たなIPアドレスを得ます。
ホームAPからローミングできる無線クライアントの最大数について(1-8000)の範囲で指定します。デフォルトは128です。
ローミングしている無線クライアントの無通信状態が持続したときに切断する時間(秒)を(30-3600)の範囲で指定します。デフォルトは120(秒)です。
無線クライアントのローミングの最大持続時間を(30-86400)の範囲で指定します。この時間を超すと強制的に切断されます。デフォルトは7200(秒)です。
ホームAPがディストリビューテッドトンネルへのマルチキャストフレームのコピー(配送)を許すディストリビューテッドトンネルの最大数を(1-1024)の範囲で指定します。デフォルトは128です。
コマンドボタン
この画面には以下のボタンがあります。
Submit - 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、「Save All Applied Changes」(変更をすべて保存する)を実行してください。
Refresh - 最新の情報で画面を更新します。