System > SNMP > Community Configuration(SNMPコミュニティーの設定)
デフォルトのコミュニティーの変更、または別のコミュニティー名を追加します。デフォルトでは、次の2つのコミュニティーが有効になっています。
- public - Read Only(読み出し権限のみ)、任意のIPアドレスを許可。
- private - Read/Write(書き込み権限あり)、任意のIPアドレスを許可。
多くのネットワーク機器やSNMPマネージャーソフトと同様に本製品も上記コミュニティーがデフォルトで設定されています。ここではデフォルトの変更またはコミュニティーの追加ができます。また、ここで定義したコミュニティーだけがSNMPv1とSNMPv2cプロトコルを使用して無線コントローラーにアクセスすることができ、「Read-Write」レベルのアクセス権を持つコミュニティーだけがSNMPを通じてこのメニューにアクセスすることができます。
画面の下側には、無線コントローラーに設定されているSNMPコミュニティーの一覧が表示されます。
設定データ
- Community - コミュニティーを新規登録または選択するプルダウンメニュー。デフォルトで「public」「private」の2つが登録済みです。「Create」を選択すると、このプルダウンメニューの下に新規コミュニティーの入力フィールドが表示されます。コミュニティーは16文字まで入力できます。大文字小文字を区別します。新規登録したコミュニティー名は、その後「Community」プルダウンメニューで選択できます。また、設定画面の下の一覧にも表示されます。
- Client IP Address - 「Client IP Address」と「Client IP Mask」のANDをとった値で、該当のコミュニティーへのアクセスを許すSNMPマネージャーのIPアドレスの範囲を指定します。どちらかの値が0.0.0.0なら、任意のIPアドレスからのアクセスを許します。それぞれが、192.168.1.55、255.255.255.0ならAND値は192.168.1.0となり192.168.1.0〜255を許します。IPアドレスひとつだけを許したい場合は、Client IP Maskを255.255.255.255にします。
- Client IP Mask - 同上
- Access Mode - 該当のコミュニティーのアクセスレベル。「Read-Only」または「Read-Write」を選択します。
- Status - 該当のコミュニティーを有効にするか否か。「Enable」または「Disable」を選択します。
表示データ
- Community - このエントリーのコミュニティー名。
- Client IP Address - このコミュニティーへのアクセスを許可するSNMPマネージャーのIPアドレス。
- Client IP Mask - このコミュニティーへのアクセスを許可するSNMPマネージャーのIPアドレスマスク。
- Access Mode - コミュニティーのアクセスレベル。「Read-Only」または「Read-Write」
- Status - コミュニティーの状態。「Enable」または「Disable」
コマンドボタン
- Submit - 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、「Save All Applied Changes」(変更をすべて保存する)を実行してください。
- Delete - 現在選択しているコミュニティー名を削除します。再起動後も新しい値を無線コントローラーに保持する場合、保存を行う必要があります。