WLAN > Basic Setup > Valid APタブ > MAC addressリンク/Addボタン(Valid AP設定)
各アクセスポイントに対してチャンネルやRF信号の送信電力、APモードやローカル認証パスワード、更にアクセスポイントが使用するプロファイルを指定します。
無線コントローラーはローカルのValid APデータベースに有効なアクセスポイントリストを保持しています。データベースへのMACアドレスの追加の際に、アクセスポイントのモード(Managed、Standalone、またはRogue)を指定することができます。無線コントローラーの管理下にあるアクセスポイントには、APプロファイルを割り当てることができます。無線コントローラーがRFスキャンにより情報を収集すると、データベースにあるアクセスポイントに適切なステータスを割り当てます。
注意:「Managed」へのモード変更を適用するためには、アクセスポイントをリセットし、再認証を行う必要があります。
アクセスポイントのMACアドレス。この値を変更するためには、該当するValid APの設定をすべて削除し、MACアドレスを登録し直す必要があります。
アクセスポイントは以下の3種類のモード設定が可能です。
Standalone: アクセスポイントは、ネットワークで独立して動作し、無線コントローラーの管理下にはありません。そのため、アクセスポイントを管理するためには、直接ログインして、管理者用のWebユーザーインターフェース(UI)またはSNMPを使用します。これを選択すると画面は更新され、更にフィールドが表示されます。「Standalone」モードの各フィールドの説明は次の表を参照してください。
Managed: 無線コントローラーがアクセスポイントを管理します。アクセスポイントの管理用WebインターフェースおよびSNMPサービスは使用できなくなります。
Rogue: このアクセスポイントをネットワーク内で検出すると、(SNMPトラップが有効の場合)通知をします。また、RFスキャンで検出した場合は、ステータスが「Rogue」となります。本モードを選択すると、画面が更新し、本モードに適用されないフィールドは入力できなくなります。
アクセスポイントを識別する場所を入力します。本フィールドはオプションで、32文字までの半角英数字を入力できます。また、スペース、「_」(アンダースコア)、「-」(ハイフン)も使用可能です。
無線コントローラーがアクセスポイントを検出した際に認証するように設定することができます。認証のためには、「Edit」オプションを選択してパスワードを入力します。
パスワードは半角英数字8〜63文字です。本フィールドのパスワードはアクセスポイントに登録されているものと一致する必要があります。
アクセスポイントに適用するAPプロファイルを選択します。
Valid APデータベース内のアクセスポイントに無線チャンネルを設定します。選択できるチャンネルは無線電波によって異なります。
チャンネルを指定する場合は、隣接するアクセスポイントが使用するチャンネルに干渉を与えないように注意してください。
「Auto」を選択すると、無線コントローラーは、管理下にないアクセスポイントからの影響も含めて、無線コントローラー管理下のアクセスポイントが使用するチャンネルを電波干渉が減少するように自動的に変更します。
注意: Valid APデータベース内に設定したチャンネルは固定され、その他のチャンネル設定よりも優先されます。
Valid APデータベース内のアクセスポイントに送信電力を固定設定します。
送信電力によって無線電波の到達距離(セル)が決まります。電力が低すぎれば無線クライアントは信号を検出できなかったり、低い通信速度となります。電力が高すぎれば、無線電波は範囲にある他のアクセスポイントに干渉したり、物理的な境界を越えてセキュリティーリスクを作ってしまいます。
デフォルト値0は、APプロファイルで設定された送信電力が適用されていることを示します。
注意: Valid APデータベース内に設定した送信電力レベルは固定され、アクセスポイントや無線コントローラーによる自動送信電力調整より優先されます。
「Standalone」モードのアクセスポイントは個別に管理され、無線コントローラーによる管理はできません。Valid APデータベースに「Standalone」モードのアクセスポイントを登録し、設定することで、ネットワークに認証されているアクセスポイントだけを持つことができます。「Standalone」モードのアクセスポイントに設定した「Expected」設定が、RFスキャンで検出された設定に全く一致しない場合、および「WLAN > Administration > Advanced Configuration > WIDS Security」画面で、「Standalone AP with unexpected configuration test」を有効にした場合、その「Standalone」モードのアクセスポイントは、「WLAN > Intrusion Detection > Rogue/RF Scan」画面で「Rogue」としてリストに表示されます
本画面の「AP Mode」メニューから「Standalone」モードを選択すると、画面が更新され、追加の入力フィールドが表示されます。次の表では、Valid APデータベースに設定する「Standalone」モードのアクセスポイントについて、入力できる追加情報を説明します。
「Standalone」モードのアクセスポイントのみ無線ネットワークを識別するSSIDを入力します。
「Standalone」モードのアクセスポイントが使用するチャンネルを選択します。アクセスポイントがチャンネルを自動選択するように設定されている場合、あるいはチャンネルを指定しない場合は、「Any」を選択します。
アクセスポイントが使用するセキュリティーのタイプを選択します。
Any - すべてのセキュリティーモード
Open - セキュリティーなし
WEP - Static WEPまたはWEP IEEE 802.1X
WPA/WAP2 - WPAおよび/またはWPA2
有線ネットワークで「Standalone」モードのアクセスポイントが許可されている場合は「Allowed」、許可されていない場合は「Not Allowed」を選択します。
コマンドボタン
この画面には以下のボタンがあります。
Refresh - 最新の情報で画面を更新します。
Delete - ローカルなValid APデータベースからアクセスポイントを削除します。Valid APデータベースから完全に削除するためには、無線コントローラー管理下のアクセスポイントをリセットする必要があります。
Submit - 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、「Save All Applied Changes」(変更をすべて保存する)を実行してください。