WLAN > Basic Setup > Discoveryタブ(無線ディスカバリー設定)
ピアコントローラーとアクセスポイントの発見のための設定を行います。
アクセスポイントを無線コントローラーの管理下に入れるためには、無線コントローラーにアクセスポイントを発見(ディスカバリー)させる必要があります。そのためには、機器が自身のIPアドレスを持ち、他の無線コントローラーやアクセスポイントの発見が可能で、かつ無線コントローラーと互換性を持つ必要があります。
無線コントローラーがアクセスポイントを発見して確認を行うと、無線コントローラーはアクセスポイントの管理を引き継ぎます。アクセスポイントをスタンドアロンモードに設定すると、既存のアクセスポイント設定は、無線コントローラーの「default」APプロファイル設定に置き換えられます。
L3/IP Discovery
ピアコントローラーとアクセスポイントを発見するために、L3/IP Discoveryリストに最大256個のIPアドレスを登録できます。無線コントローラーは、このリストに登録されているすべてのIPアドレスに対してAssociation Invitationを送信します。デバイスがこのInvitationを受け取り、無線コントローラーによる認証を通過すると、無線コントローラーとアクセスポイント/ピアコントローラーは接続します。
L3/IPディスカバリーのリストはインポートできます。
デバイスが異なるサブネットにある場合、ピアのレイヤー3ディスカバリーリストに各無線コントローラーのIPアドレスを登録する必要があります。
注意: IPアドレスリストは無線コントローラー管理下のValid APリストとは異なります。本リストにより発見されたデバイスが有効なアクセスポイントまたは無線コントローラーではない場合があります。
注意: アクセスポイントが既に他の方法で発見されている場合は、無線コントローラーはそのアクセスポイントのIPアドレスに対してポーリングを行いません。
チェックすると、アクセスポイントおよびピアコントローラーのIPディスカバリーが有効になり、無線コントローラーは「IP List」にある各アドレスに対して定期的にディスカバリーを行います。デフォルトは有効です。
ディスカバリー用のIPアドレスのリスト。
リストからエントリーを削除するためには、ひとつ以上のエントリーを選択して、「Delete」ボタンをクリックします。デフォルトのエントリーはありません。256件までのエントリーをサポートします。
「IP List」に追加するIPアドレスを入力し、「Add」ボタンをクリックします。
無線コントローラーに入力したIPアドレスに対するディスカバリーに成功したかどうかなど、「IP List」に追加した機器のIP発見状況を参照するためには、「WLAN > Status/Statistics > Global > IP Discovery」タブに遷移します。

L2/VLAN Discovery
無線コントローラーとアクセスポイントが同一のレイヤー2マルチキャストドメインに位置する場合、ディスカバリープロトコルを有効としたVLAN(最大16個)に対してDiscoveryメッセージを送信します。
アクセスポイントのデフォルトのVLAN設定はVLAN1で、無線コントローラーに設定されているディスカバリーもVLAN1がデフォルトで有効になっています。無線コントローラーとアクセスポイントが同一のレイヤー2マルチキャストドメインに存在している場合、アクセスポイントから無線コントローラーに対するディスカバリーを有効にする操作は必要ありません。また、無線コントローラーはL2/VLANディスカバリーを使用して、L2マルチキャストドメインでピアコントローラーを検索します。
チェックすると、アクセスポイントおよびピアコントローラーのL2ベースのディスカバリーが有効になり、無線コントローラーは「IP List」にある各アドレスに対して定期的にディスカバリーを行います。デフォルトは有効です。
L2ディスカバリー用のVLANリスト。
リストからエントリーを削除するためには、ひとつ以上のエントリーを選択して、「Delete」ボタンをクリックします。デフォルトでは、デフォルトVLAN ID(1-Default)のエントリーが設定されています。16件までのエントリーをサポートします。
「VLAN List」にエントリーを追加するためには、有効なVLAN ID(1-4094)を入力して「Add」ボタンをクリックします。
アクセスポイントは、管理用VLANからのDiscoveryメッセージのみを処理します。また、アクセスポイントは無線側へのDiscoveryメッセージ転送は行いません。
無線コントローラーからアクセスポイントとピアコントローラーの発見状況を確認することができます。無線コントローラーがアクセスポイントを発見したかどうかに関する情報を参照するには、「WLAN > Status/Statistics > Managed AP」画面に移動します。アクセスポイントのMACアドレスをValid APデータベースに登録していない場合、アクセスポイントは「WLAN > Intrusion Detection > AP Authentication Failures」リストに現れ、エラータイプ「No Database Entry」が表示されます。
無線コントローラーによるピアコントローラーの発見の有無について情報を参照するには、「WLAN > Status/Statistics > Peer Controller」画面に遷移します。
コマンドボタン
この画面には以下のボタンがあります。
Add - 「IP Address」または「VLAN」フィールド内のデータを適切なリストに追加します。
Delete - 「IP List」または「VLAN List」から選択エントリーを削除します。
Import - CSVファイルからL3/IPアドレスリストをインポートします。
Refresh - 最新の情報で画面を更新します。
Submit - 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、「Save All Applied Changes」(変更をすべて保存する)を実行してください。