[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 2.0
- Summary(サマリー) - APプロファイルの作成・コピー・削除 - APプロファイルの適用 - Detail(各APプロファイルの詳細設定) - Global(グローバル設定) - Radio(無線電波設定) - VAP - QoS
Summary(サマリー) |
Profile | 定義済みのプロファイルを識別するための名前です。 |
Profile Status | プロファイルがひとつ、または複数の管理下のアクセスポイントに適用されているかどうかを示します。また、接続済みの管理下のアクセスポイントに対して、プロファイルを再び適用する際のリクエストの状況を示します。 状態には以下のものがあります。 ・Associated - 本プロファイルは登録済みであり、このプロファイルが適用された1台または複数のアクセスポイントが無線コントローラーの管理下にあることを示します。 ・ Associated-Modified - 本プロファイルはプロファイルが適用された1台または複数のアクセスポイントが無線コントローラーに接続した後に変更されたことを示します。変更内容をアクセスポイントに反映させるためには、再度適用を行う必要があります。 ・ Apply Requested - プロファイルを指定して「Apply」ボタンをクリックした場合に、プロファイルの適用が要求されたことを示します。 ・ Apply In Progress - プロファイルを使用するすべてのアクセスポイントに対して、現在プロファイルを適用中であることを示します。処理中にアクセスポイントは自動的に再起動し、そのとき接続していた無線クライアントは切断されます。 ・ Configured - プロファイルは設定済みですが、現在使用されていないことを示します。 |
Add | テキストボックスに入力した名前で新規にプロファイルを作成します。「Add」ボタンをクリック後に、「Access Point Profile Global Configuration」画面が表示されます。プロファイル名には0から32文字までの英数字とスペース、「_」(アンダースコア)、「-」(ハイフン)が使用できます。 |
Copy | 選択したプロファイルの内容をコピーして、テキストボックスに入力した名前で新規にプロファイルを作成します。プロファイル名には0から32文字までの英数字とスペース、「_」(アンダースコア)、「-」(ハイフン)が使用できます。 |
Delete | 選択したプロファイルを削除します。デフォルトプロファイル(1-Defaultの名前で最初から登録されているプロファイル)の名前は任意に変更できますが、削除することはできません。 |
Refresh | 最新の情報で画面を更新します。 |
Note - 設定でVLAN IDを変更した場合、アクセスポイントに更新したプロファイルを適用する際に一時的にDHCPから割り当てられたIPアドレスを喪失します。これにより、アクセスポイントはいったん無線コントローラーの管理下から外れます。アクセスポイントが新たなネットワークのDHCPサーバーからIPアドレスを取得すると、再度、無線コントローラーの管理下のアクセスポイントとして動作するようになります。また、VAP(SSID)を有効または無効にしたAPプロファイルを再度適用する場合に同様な振る舞いになることがあります。
Note - 新しいAPプロファイルをアクセスポイントに適用したとき、アクセスポイントは再起動します。これにより、無線クライアントは一時的にアクセスポイントに接続できなくなります。アクセスポイントの設定の変更は、無線LANのトラフィックが少ない時間帯に実施することをお勧めします。
Note - アクセスポイントとAPプロファイルは「Valid Access Point Summary」(WLAN > Basic Setup 画面の「Valid APタブ」)で対応づけることができます。
Detail(各APプロファイルの詳細設定) |
Global(グローバル設定) |
Note - 上の画面は「AP Syslog Mode」を「Enable」にしています。
Profile Name | 選択したプロファイルの名前を表示します。プロファイル名を変更するためには、テキストボックスに表示されているプロファイル名を上書きし、「Submit」ボタンをクリックします。プロファイル名には0から32文字までの英数字とスペース、「_」(アンダースコア)、「-」(ハイフン)が使用できます。 |
Hardware Type ID | このプロファイルを使用するアクセスポイントのハードウェアタイプ(機種名)を下記から選択します。「0-Any」の選択をお勧めします。 ・0 - Any(AT-TQ3600、AT-TQ2450のいずれか) ・5 - AT-TQ3600 ・9 - AT-TQ2450 |
Disconnected AP Data Forwarding Mode | アクセスポイントが無線コントローラーとの接続を喪失したとき、無線クライアントへのサービスをどうするか。「Enable」は、無線コントローラーから得ていた情報をもとに単独のアクセスポイントとして動作します。「Disable」は、無線の送受信を止め待機状態となります。 |
Disconnected AP Management Mode | アクセスポイントが無線コントローラーとの接続を喪失したとき、そのアクセスポイントのスタンドアロンの管理機能へのアクセスをどうするか。「Enable」は、アクセスポイントへの設定画面、SNMPによるアクセスを有効にします。「Disable」は無効にします。 |
Wired Network Discovery VLAN ID | 無線コントローラーが有線ネットワークに接続しているアクセスポイントを検出するために、アクセスポイントがトレーサーパケットを送信するVLAN IDを(0-4096)の範囲で指定します。デフォルトは1です。 トレーサーパケットは、有線ネットワークに存在する、無線コントローラーに認証されていないアクセスポイントを識別するために使用されます。 |
AP Syslog Mode | 管理下のアクセスポイントでsyslog機能を有効にするか否か。「Enable」にすると、アクセスポイントは自分のログメッセージをリモートホストに送信します。また、以下の項目が表示されます。「Disable」は送信しません。デフォルトは「Disable」です。 |
AP Syslog Severity | リモートホストに送信するログメッセージの重要度のレベルを指定します。デフォルトは「7-Debug」です。 ・0-Emergency - (致命的)システムは使用不能であることを通知するメッセージ。 ・1-Alert - (警戒)ただちにアクションを行う必要があることを通知するメッセージ。 ・2-Critical - (危機的)非常に危険な状態であることを通知するメッセージ。 ・3-Error - (エラー)エラーが発生したことを通知するメッセージ。 ・4-Warning - (警告)注意すべき事象が発生したことを通知するメッセージ。 ・5-Notice - (通知)正常ではあるが重要なメッセージ。 ・6-Info - (情報提供)システム運用に関する情報を提供するためのメッセージ。 ・7-Debug - (デバッグ)障害調査用のメッセージ。 |
AP Syslog Relay Host | ログサーバーのIPアドレスまたDNSホスト名を入力します。256文字までの半角英数字とハイフン、ピリオドが使用できます。 |
AP Syslog Relay Port | ログサーバーのsyslogプロセスのポート番号を入力します。デフォルトは「514」です。 |
AP Syslog TQ2403 Compatible Mode | すべてのsyslogメッセージを同一のファシリティーで送信するか否か(ファシリティーをAT-TQ2403互換にするか否か)。「Enable」は同一のファシリティーにします。「Disable」はファシリティーを分けます。デフォルトは「Disable」です。 |
Clear | 「Profile Name」以外の設定をデフォルト値に戻します。 |
Refresh | 最新の情報で画面を更新します。 |
Submit | 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。 |
Radio(無線電波設定) |
1-802.11b/g/n 2-802.11a/n |
設定する無線電波をラジオボタンで選択します。デフォルトでは「1-802.11b/g/n」が選択されています。無線電波のモードを変更すると、無線電波の設定項目は周波数帯(2.4GHz/5GHz)に合わせて変わります。変更内容は選択した無線電波だけに適用されます。 |
State | ラジオボタンを選択して、無線電波をOn(オン)またはOff(オフ)にします。デフォルトはOnです。 無線電波をオフにすると、アクセスポイントは配下のすべての無線クライアントに向けて接続解除フレームを送信します。このようにプロトコルの手順に従って無線電波のシャットダウンを行うと、クライアントはすぐに他の使用可能なアクセスポイントとの間で接続プロセスを開始することができます。 |
Mode | アクセスポイントが使用する通信プロトコルを選択します。 ・「無線」が「1-802.11b/g/n」の場合、「IEEE 802.11b/g」「IEEE 802.11b/g/n」「2.4GHz IEEE 802.11n」が選択可能です。デフォルトは「IEEE 802.11b/g/n」です。 ・「無線」が「2-802.11a/n」の場合、「IEEE 802.11a」「IEEE 802.11a/n」「5GHz IEEE 802.11n」が選択可能です。デフォルトは「IEEE 802.11a/n」です。 |
RTS Threshold | RTSしきい値。パケットを送信する前に、RTS(送信要求)パケットを送る場合の基準となるパケットサイズを0〜2347の数値で設定します。 指定したパケットサイズより大きいサイズのパケットを送信する場合に、RTSパケットを送信します。ただし、2347を設定するとRTSパケットを送信しません。デフォルトは2347です。 RTSしきい値を低く設定すると、頻繁にRTSパケットが送信されます。これは、より多くの無線帯域を消費し、スループットを下げますが、通信トラフィックが多いとか、干渉を受けているネットワークにおいては、コリジョンや干渉が改善されることがあります。しかしながら、通常はこのサイズの変更はお勧めいたしません。 |
Load Balancing | ロード・バランシングを有効にすると、アクセスポイントで許容されるトラフィックの量を「Load Utilization」をもとに制御することができます。デフォルトは「無効」(チェックなし)です。 |
Load Utilization | 「Load Balancing」を有効にした場合、この無線電波に許容されるネットワーク帯域使用率(パーセント)のしきい値を設定します。このしきい値に使用率が到達すると、アクセスポイントは新しいクライアントの接続を拒否します。使用率は(1-100)(パーセント)で指定します。デフォルト値は60(パーセント)です。 |
Maximum Clients | アクセスポイントに接続可能な無線クライアント数を0〜200の数値で設定します。0に設定した場合、無線クライアントは接続されません。デフォルトは200です。 |
RF Scan Other Channels | アクセスポイントは、RFスキャンを行って、受信範囲内の他の無線デバイスに関する情報を集め、無線コントローラーに報告することができます。 これを有効にすると(チェックを入れると)、通常のアクセスポイントのサービスの合間に他のチャンネルをスキャンします。他のチャンネルをスキャンするために、無線送受信機能は運用中のチャンネルを周期的に止めます。このことは、ユーザーのトラフィックを遮断する原因となり、特に音声通話において顕著になる恐れがあります。 これを無効にすると(チェックを外すと)、アクセスポイントは運用中のチャンネルのみスキャンします。デフォルトは「有効」です。 |
RF Scan Sentry | これを有効にすると(チェックを入れると)、Sentryモード(監視モード)となり、無線送受信機能はRFスキャンだけを行います(通常のサービスを提供しません)。無線送受信機能は、送信されてくるビーコンと、無線クライアントと他のアクセスポイントの間の送受信を傍受しますが、無線クライアントからの接続には応じません。このモードでは、すべてのVAPは無効になります。無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz)の両方または一方をSentryモードにしたアクセスポイントを配置したネットワークでは、無線ネットワーク上のデバイスをより迅速に検出して、より徹底的なセキュリティー分析を行うことができます。このモードのデフォルトは「無効」です。 このモードでは、無線電波のチャンネルは逐次移動します。各チャンネルでスキャンを実行する時間は「RF Scan Duration」(スキャン時間)によって変更できます。また、RF Scan Intervalは1秒間隔となります。 |
RF Scan Interval | RFスキャンを行う場合のチャンネル変更の間隔を(30-120)(秒)の範囲で指定します。デフォルトは60(秒)です。 |
RF Scan Sentry Channels | 「802.11a」(5 GHz)と「802.11b/g」(2.4 GHz)の両方が常に選択されています。「RF Scan Sentry」を有効(チェックあり)にしている場合、「802.11a」「802.11b/g」のいずれか適切な方が使用されます。 |
RF Scan Duration | RFスキャンを行う際、各チャンネルのスキャンに費やす時間(ミリ秒)を(10-2000)の範囲で指定します。デフォルトは10(ミリ秒)です。 |
Rate Limiting | ブロードキャスト/マルチキャスト速度制限を行うか否か。行う場合は「チェックあり」、行わない場合は「チェックなし」にします。デフォルトは「チェックなし」です。他の機器のARPリクエストやDHCPメッセージなど、ブロードキャストやマルチキャストは、ネットワーク上のほとんどの機器にとって自分には関係ないものです。この機能を有効にすると、ネットワークに送信される冗長なパケットの数を制限します。この速度制限にかかってしまったパケットは、通常あとで再送信されます。 |
Rate Limit | 速度制限。1〜50の数値(パケット数 / 秒)で設定します。デフォルトは50です。この速度制限を下回る場合、すべてのトラフィックは送信先に送信されます。 「Rate Limiting」(ブロードキャスト/マルチキャスト速度制限)が無効の場合、この設定はできません。 |
Rate Limit Burst | バースト時の速度制限。「Rate Limit」(速度制限)の設定値〜75の数値(パケット数 / 秒)で設定します。デフォルトは75です。この速度制限を上回るトラフィックは、間欠的なバーストとなります。 「Rate Limiting」(ブロードキャスト/マルチキャスト速度制限)が無効の場合、この設定はできません。 |
Channel Bandwidth(IEEE 802.11nのみ) | 使用帯域幅。IEEE 802.11nでは、隣接する20MHz帯域幅の2つのチャンネルを合わせて、ひとつの40MHz帯域幅のチャンネルとして使うことができます。IEEE 802.11nで使用する帯域幅を「20MHz」「40MHz」から選択します。デフォルトは2.4GHz帯では「20MHz」、5GHz帯では「40MHz」です。「40MHz」を選択すると、より高い通信レートを得られますが、倍の帯域を使用するので空きチャンネルを減らします。 |
Protection | プロテクション。IEEE 802.11nが従来規格(IEEE 802.11a/b/g)の機器との干渉を防ぐ信号を送信するか否か。「Auto」は、アクセスポイントが使用するチャンネルで従来規格の機器(無線クライアントや他のアクセスポイント)を検出すると信号の送信(プロテクション)を行い、通信速度の低下を改善します。IEEE 802.11nと従来規格の機器が混在する環境では必ず「Auto」にしてください。 「Off」(オフ)は、信号の送信を行いません。IEEE 802.11nと従来規格の機器が混在している環境でこの機能をオフにすると、それらの機器の間で無線電波の干渉(コリジョン)が多発し、パフォーマンスが著しく下がります。デフォルトは「Auto」です。無線1のモード「IEEE 802.11b/g」では、IEEE 802.11bとIEEE 802.11gの干渉のプロテクションを行います。 |
No ACK | 無線クライアントに対してACK フレームを送信しないよう要求するか否か。要求する場合(NoAck)は「Enable」、しない場合は「Disable」を選択します。「Enable」にすると、アクセスポイントもACK フレームを送信しません。デフォルトは「Disable」です。 |
DTIM Period | DTIM間隔。アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Information Map)を挿入する割合を、1〜255の数値で設定します。デフォルトは10です。10はビーコンを10回送信するうちの1回にDTIMを挿入します(DTIMを持つビーコンと持たないものが交互に送信されます)。 DTIMは、無線クライアントが省電力モードで動作しているとき、無線クライアント宛に送信すべきパケットが存在することを無線クライアントに通知します。無線クライアントが通信可能な状態になれば、アクセスポイントは無線クライアント宛にパケットを送信します。 この値を大きくすると省電力の効果は高くなりますが、応答が悪くなります。 |
Beacon Interval | DTIM間隔。アクセスポイントが周期的に送信するビーコン信号の送信間隔を、20〜2000の数値(ミリ秒)で設定します。デフォルトは100です。 |
Automatic Channel | 本モードを有効に(チェックボックスにチェック)すると、アクセスポイントは空きチャンネルを走査し、自動的に干渉の少ないチャンネルを選択します。また起動の際にもチャンネルの自動選択が行われます。デフォルトは「有効」です。しかし、チャンネルの状況は刻々と変化します。無線環境が変化したアクセスポイントのチャンネルを調整するために、無線コントローラーに自動または手動で自動チャンネル選択アルゴリズムを実行させることができます。 デフォルトでは、グローバルの「Channel Plan Mode」は手動に設定されています。自動チャンネル選択モードを有効にするにはWLAN > AP Management > RF Management 画面で、「Channel Plan Mode」を「Fixed」または「Interval」に変更します。 また、WLAN > AP Management > RF Management 画面の「Manual Channel Plan」タブでは、手動で自動チャンネル選択アルゴリズムを実行させることもできます。 (注)WLAN > Basic Setup 画面の「Valid AP」タブ(Valid APデータベース)またはWLAN > AP Management > Advanced Settings 画面の「Advanced AP Management」でチャンネルを固定している場合は、自動選択は行われません。 |
Automatic Power | 送信出力は、アクセスポイントのRF信号がどれだけ遠くに届くかということに影響します。送信出力が低すぎると、無線クライアントはアクセスポイントを検出できなかったり、アクセスポイントとの間での通信速度の低下につながります。逆に送信出力が高すぎると、RF信号は他のアクセスポイントと干渉を起こす可能性があります。 自動送信出力調整機能は、独自のアルゴリズムを使用して、RF信号がなるべく遠くの無線クライアントまで到達し、かつ他のアクセスポイントのRF信号と干渉を起こすほど遠くまでは到達しないように、自動的に調整を行います。本アルゴリズムはパケット再送エラーの有無に基づき送信出力を10%単位で増減します。デフォルトは「有効」です。 |
Default Power | デフォルトの送信出力です。最大出力に対する割合(%)を1〜100の範囲で設定します。 |
APSD Mode | APSD(Automatic Power Save Delivery)を有効にするか否か。有効にする場合は「Enable」、無効は「Disable」を選択します。デフォルトは「Enable」です。APSDは、モバイル端末(VoIP)の消費電力を抑え、通話時間を延ばす機能です。モバイル端末もAPSD(U-APSD)に対応している必要があります。 |
Frag Threshold | パケット分割しきい値。パケットを分割(Fragmentation)して送信する場合の、分割の基準となるパケットサイズを256〜2346の偶数の数値(バイト数)で設定します。設定した数値より大きいパケットは分割して送信します。ただし、2346を設定するとパケットの分割を行いません。デフォルトは2346です。 通信状態が悪く、大きなパケットでは再送が発生するような環境では、送信するパケットサイズを小さくすることにより、状況が改善することがあります。しかしながら、通常はこのサイズの変更はお勧めいたしません。 |
Short Retries | RTS Threshold(RTSしきい値)と同じか、またはそれより小さいサイズのフレーム送信における最大リトライ回数を示します。値は1-255の範囲です。 |
Long Retries | RTS Threshold(RTSしきい値)より大きいサイズのフレーム送信における最大リトライ回数を示します。値は1-255の範囲です。 |
Transmit Lifetime | 最初のMSDU(MAC Service Data Unit)送信開始から送信完了までの時間(ミリ秒)を示します。 |
Receive Lifetime | 最初のフラグメント化されたMMPDUまたはMSDUを受信してから、MMPDUまたはMSDUの再構築を完了するまでの時間(ミリ秒)を示します。 |
Station Isolation | 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否か。許可しない場合は「チェックあり」、許可する場合は「チェックなし」にします。デフォルトは「チェックなし」です。 「チェックあり」にしても、有線ネットワークや、他のバーチャルアクセスポイントに接続している無線クライアントとは通信が可能です(ご使用になるVLANスイッチなどにより、それらが通信ができるように設定されている必要があります)。 |
Primary Channel(IEEE 802.11nのみ) | 制御用チャンネル。「Channel Bandwidth」(使用帯域幅)を「40MHz」に設定したとき、20MHz帯域幅のチャンネルのみをサポートしたIEEE 802.11n無線クライアントや、従来規格の無線クライアントが使用するチャンネルです。「Upper」(上側波帯)または「Lower」(下側波帯)を設定します。デフォルトは「Lower」(下側波帯)です。 (注)40MHz帯域幅のうち上側の20MHzを上側波帯、下側を下側波帯と呼びます。 |
Short Guard Interval(IEEE 802.11nのみ) | ショートガードインターバル。ガードインターバルとは、マルチパスの影響を効率よく除去するための冗長時間です。デフォルトは「Enable」(有効)です。「Enable」(有効)にすると、無線クライアントも400ns(ナノ秒)に対応していた場合、ガードインターバルを400nsに短縮します。スループットは、理論値で10%ほどよくなります。「Disable」(無効)にすると、IEEE 802.11a/gと同じ800nsのガードインターバルを使用します。 (注)マルチパスとは、壁や天井などで反射した電波が複数の経路を通って受信側に届く現象です。反射した電波は、直接届いた電波より遅れるので、受信側では遅れて届いた電波の影響を防ぐ必要があります。 |
Multicast Tx Rate(Mbps) | 本製品にサポートさせたいマルチキャスト送信レートを下記から選択します(Mbps)。ブロードキャストやビーコンの送信もこのレートが使用されます。 「Auto」を選択すると、ベーシック・レートセットのうち最も低いレートを使用します。デフォルトは「Auto」です。 ・無線1:Auto 1 2 5.5 6 9 11 12 18 24 36 48 54 ・無線2:Auto 6 9 12 18 24 36 48 54 |
Minimum Power(%) | 送信電力の自動調整における最小電力を1〜100%で指定します。自動調節のアルゴリズムはこれ以上送信電力を下げません。デフォルトは、2.4GHz帯・5GHz帯とも1%です。 WLAN > AP Management > RF Management 画面の「Configuration」を参照してください。 |
Supported Channels | 1-802.11b/g/n(無線1)、2-802.11a/n(無線2)、Channel Bandwidth(20MHz、40MHz)の選択に応じて使用可能なチャンネルの一覧が表示されます。 |
Auto Eligible | チャンネルの下に表示されているチェックボックスをチェックしてチャンネルの自動割り当てが使用するチャンネルを選択することができます。20MHzのデフォルトでは下記が選択されています。 ・無線1:1 6 11 ・無線2:36 44 52 60 100 108 116 124 132 |
Available MCS Indices | 通信プロトコルIEEE 802.11nのModulation and Coding Scheme(MCS)インディックス(通信速度)を設定します。選択するインディックスにチェックをつけてください。レートとインディックスの対応は表6を参照してください。デフォルトは、無線1・2とも選択可能な次のすべてが選択されています。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 (注)AT-TQ2450(2ストリーム)ではインディックス16〜23を選択しても無視されます。 |
Rate Sets | レートセット(通信速度)。通信プロトコルがIEEE 802.11n以外の場合のサポート・レートセットとベーシック・レートセットを設定します。 |
Basic | ベーシック・レートセット。アクセスポイントに接続してくるステーション(無線クライアントや他のアクセスポイント)が、アクセスポイントへの接続を許されるために最低限サポートしていなければならないサポート・レートセットです。ステーションのサポート・レートセットに、このベーシック・レートセットのひとつでも欠けていると接続は許されません。一般的なステーションのサポート・レートセットはベーシック・レートセットより高いレートを含んでいるので、通常はベーシック・レートセットより高いレートで接続します。「サポート」で選んだレートの中から選択します。選択するレートにチェックをつけてください。デフォルトは以下のとおりです。 ・無線1:1 2 5.5 11 ・無線2:6 12 24 |
Supported | サポート・レートセット。アクセスポイントでサポートさせたいレートを選択します。選択するレートにチェックをつけてください。デフォルトは、アクセスポイントがサポートするすべての速度が選択されています。 ・無線1:1 2 5.5 6 9 11 12 18 24 36 48 54 ・無線2:6 9 12 18 24 36 48 54 |
Note - 「1-802.11b/g/n」「2-802.11a/n」を選択するラジオボタンと「Mode」プルダウンメニューで、例えば「1-802.11b/g/n」(2.4GHz)と「IEEE 802.11a」、「2-802.11a/n」(5GHz)と「IEEE 802.11b/g」のような組み合わせにすると、そのAPプロファイルが適用されたアクセスポイントの無線の送受信は「Disable」となります。
0 | 1 | 6.5 | 13.5 | 7.2 | 15 | |
1 | 13 | 27 | 14.4 | 30 | ||
2 | 19.5 | 40.5 | 21.7 | 45 | ||
3 | 26 | 54 | 28.9 | 60 | ||
4 | 39 | 81 | 43.3 | 90 | ||
5 | 52 | 108 | 57.8 | 120 | ||
6 | 58.5 | 121.5 | 65 | 135 | ||
7 | 65 | 135 | 72.2 | 150 | ||
8 | 2 | 13 | 27 | 14.4 | 30 | |
9 | 26 | 54 | 28.9 | 60 | ||
10 | 39 | 81 | 43.3 | 90 | ||
11 | 52 | 108 | 57.8 | 120 | ||
12 | 78 | 162 | 86.7 | 180 | ||
13 | 104 | 216 | 115.6 | 240 | ||
14 | 117 | 243 | 130 | 270 | ||
15 | 130 | 270 | 144.4 | 300 | ||
16 | 3 | 19.5 | 40.5 | 21.7 | 45 | |
17 | 39 | 81 | 43.3 | 90 | ||
18 | 58.5 | 121.5 | 65 | 135 | ||
19 | 78 | 162 | 86.7 | 180 | ||
20 | 117 | 243 | 130 | 270 | ||
21 | 156 | 324 | 173.3 | 360 | ||
22 | 175.5 | 364.5 | 195 | 405 | ||
23 | 195 | 405 | 216.7 | 450 |
Refresh | 最新の情報で画面を更新します。 |
Clear | 画面の設定情報を初期値にリセットします。 |
Submit | 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。 |
VAP |
Note - APプロファイルに割り当てるVAPは、無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz)ごとに5個以内、あわせて10個以内にすることをお勧めいたします。
Radio 1 Radio 2 |
VAPの設定は無線1と無線2について別々に行います。VAPを有効にする前に、設定する無線を選択します。デフォルトでは無線1が選択されています。 |
Network | 無線ネットワーク名の左にあるチェックボックスを使用して、選択した無線に対応するVAPを有効または無効にします。 有効にした場合、プルダウンメニューを使用してVAPに割り当てる無線ネットワークを選択します。無線コントローラーには最大64個の異なる無線ネットワークが設定可能で、それらを複数の無線およびVAPインターフェースに適用できます。デフォルトでは16個の無線ネットワークが登録済みで、各無線のVAPに適切に割り当てられています。 VAPをある無線で有効にしても、他の無線では自動的には有効になりません。 (注)デフォルトVAP(一覧の先頭でチェックボックスがグレーアウトされているもの)は無効にできません。 新規に無線ネットワークを登録するためには、WLAN > Advanced Configuration > Networks 画面をクリックします。デフォルトVAPおよびVAP 0は無効にできません。 |
Edit | 選択したネットワークの設定を変更する場合、本ボタンをクリックします。 「Wireless Network Configuration」画面が表示されます。 |
VLAN | VAPのVLAN IDを表示します。設定内容を変更するためには、「Edit」ボタンをクリックします |
Hide SSID | VAPがSSIDをブロードキャストするかどうかを表示します。「Enabled」と表示されているとき、そのネットワークのSSIDはAPビーコンフレームに含まれません。設定内容を変更するためには、「Edit」ボタンをクリックします。 |
Security | VAPの現在のセキュリティー設定を表示します。設定内容を変更するためには、「Edit」ボタンをクリックします。 |
Refresh | 最新の情報で画面を更新します。 |
Submit | 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。 |
QoS |
AP EDCA Parameters | |
Queue(キュー) | 次の4つがあります。 ・Data 0 (音声) - 音声など、低レイテンシーかつ帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。 ・Data 1(ビデオ) - 動画など、帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。 ・Data 2(ベストエフォート) - 通常のIPデータの送信に使用するキューです。 ・Data 3 (バックグラウンド) - 最も優先度の低いキューです。最高のスループットが要求されるものの、時間に制約されない大容量データ(FTPなど)の送信に使用されます。 |
AIFS(Inter-Frame Space) | フレームの送信間隔を1〜15(スロット)で設定します。デフォルトは、1(Data 0)、1(Data 1)、3(Data 2)、7(Data 3)です。 |
cwMin(Minimum Contention Window) | 最小コンテンションウィンドウ値を選択します。最大コンテンションウィンドウ値よりも小さな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。 デフォルトは、3(Data 0)、7(Data 1)、15(Data 2)、15(Data 3)です。 |
cwMax(Maximum Contention Window) | 最大コンテンションウィンドウ値を選択します。最小コンテンションウィンドウ値よりも大きな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。 デフォルトは、7(Data 0)、15(Data 1)、63(Data 2)、1023(Data 3)です。 |
Max. Burst Length | 複数パケットの連続送信時間を0〜999000(マイクロ秒)で設定します。 デフォルトは1500(Data 0)、3000(Data 1)、0(Data 2)、0(Data 3)です。 |
General Parameters | |
WMM Mode(Wi-Fiマルチメディア(WMM)) | Wi-Fiマルチメディア(WMM)を有効にするか否か。 「有効」(チェックボックスにチェック)にすると、無線クライアントからアクセスポイント宛の通信に「Station EDCA Parameters」を使用します。 「無効」(チェックボックスのチェックを外す)にすると、アクセスポイントのビーコンにWMM情報が含まれなくなり、無線クライアントもWMMを使用しなくなります。 デフォルトは「有効」です。 (注)IEEE 802.11nを使用するためには「WMM Mode」が「有効」でなければなりません。 |
Station EDCA Parameters | |
Queue(キュー) | 次の4つがあります。 ・Data 0 (音声) - 音声など、低レイテンシーかつ帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。 ・Data 1(ビデオ) - 動画など、帯域保証が必要なデータの送信に使用するキューです。 ・Data 2(ベストエフォート) - 通常のIPデータの送信に使用するキューです。 ・Data 3 (バックグラウンド) - 最も優先度の低いキューです。最高のスループットが要求されるものの、時間に制約されない大容量データ(FTPなど)の送信に使用されます。 |
AIFS(Inter-Frame Space) | フレームの送信間隔を1〜15(スロット)で設定します。デフォルトは、2(Data 0)、2(Data 1)、3(Data 2)、7(Data 3)です。 |
cwMin(Minimum Contention Window) | 最小コンテンションウィンドウ値を選択します。最大コンテンションウィンドウ値よりも小さな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。 デフォルトは、3(Data 0)、7(Data 1)、15(Data 2)、15(Data 3)です。 |
cwMax(Maximum Contention Window) | 最大コンテンションウィンドウ値を選択します。最小コンテンションウィンドウ値よりも大きな値でなければなりません。1、3、7、15、31、63、127、255、511、1023が選択可能です。 デフォルトは、7(Data 0)、15(Data 1)、1023(Data 2)、1023(Data 3)です。 |
TXOP Limit | 無線クライアントから本製品への送信を占有できる時間を設定します。設定範囲は0〜2047です。占有できる時間は、設定値×32(マイクロ秒)となります。 デフォルトは、47(Data 0)、94(Data 1)、0(Data 2)、0(Data 3)です。 |
Note - 「AP EDCA Parameters」の「cwMin」「cwMax」を同時に増加させる場合は、先に「cwMax」のドロップダウンメニューを変え、次に「cwMin」のドロップダウンメニューを変えて、「Submit」ボタンをクリックしてください。逆の順番で行うと、エラーメッセージが表示され変更が適用されません。
Submit | 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。 |
Refresh | 最新の情報で画面を更新します。 |
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