[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 2.1

System > SNMP > Community Configuration


デフォルトのコミュニティーの変更、または別のコミュニティー名を追加します。デフォルトでは、次の2つのコミュニティーが登録されています。

多くのネットワーク機器やSNMPマネージャーソフトと同様に本製品も上記コミュニティーがデフォルトで設定されています。ここではデフォルトの変更またはコミュニティーの追加ができます。また、ここで定義したコミュニティーだけがSNMPv1とSNMPv2cプロトコルを使用して無線コントローラーにアクセスすることができ、「Read-Write」レベルのアクセス権を持つコミュニティーだけがSNMPを通じてこのメニューにアクセスすることができます。
画面の下側には、無線コントローラーに設定されているSNMPコミュニティーの一覧が表示されます。

表 1:設定データ
項目名
説明
Community コミュニティーを新規登録または選択するプルダウンメニュー。デフォルトで「public」「private」の2つが登録済みです。「Create」を選択すると、このプルダウンメニューの下に新規コミュニティーの入力フィールドが表示されます。コミュニティーは、16文字までの半角英数字、ハイフン(-)、アンダーバー(_)が入力できます。大文字小文字を区別します。新規登録したコミュニティー名は、その後「Community」プルダウンメニューで選択できます。また、設定画面の下の一覧にも表示されます。
SNMP Agent IP Address 「SNMP Agent IP Address」と「SNMP Agent IP Mask」のANDをとった値で、該当のコミュニティーへのアクセスを許すSNMPマネージャーのIPアドレスの範囲を指定します。どちらかの値が0.0.0.0なら、任意のIPアドレスからのアクセスを許します。それぞれが、192.168.1.55、255.255.255.0ならAND値は192.168.1.0となり192.168.1.0〜255を許します。IPアドレスひとつだけを許したい場合は、Client IP Maskを255.255.255.255にします。
SNMP Agent IP Mask 上記参照
Access Mode 該当のコミュニティーのアクセスレベル。「Read-Only」または「Read-Write」を選択します。
Status 該当のコミュニティーを有効にするか否か。「Enable」または「Disable」を選択します。

表 2:表示データ
項目名
説明
Community このエントリーのコミュニティー名。
SNMP Agent IP Address このコミュニティーへのアクセスを許可するSNMPマネージャーのIPアドレス。
SNMP Agent IP Mask このコミュニティーへのアクセスを許可するSNMPマネージャーのIPアドレスマスク。
Access Mode コミュニティーのアクセスレベル。「Read-Only」または「Read-Write」
Status コミュニティーの状態。「Enable」または「Disable」

表 3:コマンドボタン
項目名
説明
Submit 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。
Delete 現在選択しているコミュニティー名を削除します。再起動後も新しい値を無線コントローラーに保持する場合、保存を行う必要があります。

Note - CRCエラーパケットの受信がifInOctetsカウンターに加算されないことがあります。これは、ifInOctetsカウンターの値がAT-UWCが動作するPCサーバーのイーサネットポート(LANアダプター)の仕様に依存するためです。ifInOctetsカウンターはサポート対象外です。
Note - 弊社Swim Managerによる無線コントローラーをターゲットにしたSNMP-Walkの実行において、最下層のサブツリーを限定すると「取得したOIDの辞書順が誤っている」というメッセージが表示されてSwim Manager(Swimview)の処理が止まります。最下層のサブツリーを限定しなければこの現象は発生しません。


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