[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 2.1

WLAN > Status/Statistics > Managed AP


  - Status
   - Summary(Managed APのサマリー)
   - Detail(Managed APの詳細)
   - Radio Summary(Managed APの無線電波のサマリー)
   - Radio Detail(Managed APの無線電波の詳細情報)
   - Neighbor APs(Managed APの隣接アクセスポイント)
   - Neighbor Clients(Managed APの隣接クライアント)
   - VAP(Managed APのVAP表示)
   - Distributed Tunneling(Managed APディストリビューテッドトンネリングの状態)
  - Statistics
   - WLAN Summary(Managed APの統計情報)
   - Ethernet Summary(Managed APのイーサネット統計情報)
   - Detail(Managed APの詳細な統計情報)
   - Radio(Managed AP無線電波の統計情報)
   - VAP(Managed APのVAP統計情報)
   - Distributed Tunneling(ディストリビューテッドトンネリング統計情報)


 

Status

「Managed AP」メニューでは、無線コントローラーの管理下にある各アクセスポイントの各種情報にアクセスできます。「Status」タブでは、無線コントローラー管理下のアクセスポイントに隣接するアクセスポイントの設定情報やアソシエーション情報を確認できます。また、「Statistics」タブでは、各インターフェースに送受信したパケット数やデータ量に関する情報を表示します。
「Managed Access Point Status」画面には、以下のタブがあります。

表 1
タブ
説明
Summary 無線コントローラーの管理下にあるアクセスポイントとそのサマリー情報を表示します。
Detail アクセスポイントから収集した詳細情報を表示します。
Radio Summary 管理下にあるアクセスポイントの使用チャンネル、送信電力、およびアソシエート中のクライアント数を表示します。
Radio Detail 無線インターフェースの詳細な状況を表示します。ラジオボタンをクリックすることにより、2つの無線電波インターフェースから選択できます。
Neighbor APs 指定したアクセスポイントが、選択した無線電波インターフェース上で周期的なRFスキャンを行って検出した隣接アクセスポイントを表示します。
Neighbor Clients アクセスポイントにアソシエート中、またはアクセスポイントの無線電波が検出したクライアントの情報を表示します。
VAP 選択したアクセスポイント上の仮想アクセスポイント(VAP)や、無線コントローラーが管理するアクセスポイントの無線電波インターフェースに関するサマリー情報を表示します。
Distributed Tunneling アクセスポイントで現在使用中のディストリビューテッドトンネリングに関する情報を表示します。

 

Summary(Managed APのサマリー)

無線コントローラーが管理するアクセスポイントに関するサマリー情報は以下のとおりです。無線コントローラーがクラスターコントローラーである場合、クラスター内のすべての無線コントローラーが管理するアクセスポイントに関する情報が表示されます。

表 2
項目名
説明
MAC Address 無線コントローラー管理下のアクセスポイントのMACアドレス。アクセスポイントのMACアドレスの後に(*)が続いている場合、ピアコントローラーによって管理されています。
Location アクセスポイントのロケーション。これはValid APデータベースに設定されている値です。
IP Address 無線コントローラーが管理するアクセスポイントのIPアドレス。
Profile 無線コントローラーが管理するアクセスポイントに現在適用しているAPプロファイル。プロファイルはValid APデータベース内のアクセスポイントに適用されています。
Software Version 無線コントローラーが管理するアクセスポイントのソフトウェアバージョン。
Status アクセスポイントの状態を示します。以下の状態のひとつが表示されます。
・Discovered - 無線コントローラーにより検出されましたが、まだ認証されていません。
・Authenticated - 無線コントローラーにより認可および認証されました(認証を有効に設定している場合)が、APプロファイル設定が適用されていません。
・Managed - APプロファイル設定が適用され、「Managed」モードで動作中です。
・Failed - 無線コントローラーはアクセスポイントとの接続が失われました。エラーのエントリーは管理者が削除するまでは「Managed AP」データベースに残ります。無線コントローラーが管理するアクセスポイントは再起動中に「Failed」と表示されることがあります。
Configuration Status アクセスポイントに対してプロファイルの設定が成功したかどうかを確認できます。以下の状態のひとつが表示されます。
・Not Configured - アクセスポイントにプロファイルがまだ送信されていません。アクセスポイントが検出された可能性がありますが、まだ認証されていません。
・In Progress - 現在無線コントローラーからアクセスポイントにAPプロファイル設定パケットを送信中です。
・Success - プロファイルのすべてがアクセスポイントに送信され、設定エラーは発生しませんでした。
・Partial Success - プロファイルのすべてがアクセスポイントに送信されましたが、設定エラーが発生しました(例えば、設定パラメーターが受け入れられないなど)。ただし、アクセスポイントは運用可能です。
・Failure - プロファイルがアクセスポイントに送信されましたが、設定エラーが発生しました。アクセスポイントは運用不可です。
Age 無線コントローラーとアクセスポイント間の最後の通信から経過した時間。

Note - APリスト中のエントリーの順番を、フィールドのヘッダーをクリックすることで並び替えることができます。例えば、使用するプロファイルごとにアクセスポイントを並び替えたい場合は、「Profile」をクリックしてください。
Note - 一度アクセスポイントが検出されて無線コントローラーの管理下に入った後、プロファイルがValid APデータベース内で変更された場合、そのアクセスポイントは新しいプロファイルを設定するために再起動する必要があります。

表 3:コマンドボタン
項目名
説明
Delete 現在のリストから選択したエントリーをクリアします。リストから設定状態がエラーであるアクセスポイントのみ削除することができます。
Delete All 現在のリストから設定状態がエラーであるすべてのアクセスポイントを削除します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

無線コントローラーの管理下にあるアクセスポイントの詳細な情報を参照するには、「Summary」タブのアクセスポイントのMACアドレスをクリックし、「Detail」タブのプルダウンメニューから、目的のアクセスポイントのMACアドレスを選択します。
 

Detail(Managed APの詳細)

テーブルの上にあるプルダウンメニューは、値を適用するアクセスポイントの「MAC Address」(MACアドレス)と「Location」(場所)を示しています。
プルダウンメニューから詳細データを表示するMACアドレスを選択します。

表 4
項目名
説明
IP Address 無線コントローラーが管理するアクセスポイントのIPアドレス。
IP Subnet Mask 無線コントローラーが管理するアクセスポイントのサブネットマスク。
Status アクセスポイントの状態を示します。以下の状態のひとつが表示されます。
・Discovered - 無線コントローラーにより検出されましたが、まだ認証されていません。
・Authenticated - 無線コントローラーにより認可および認証されました(認証を有効に設定している場合)が、APプロファイル設定が適用されていません。
・Managed - APプロファイル設定が適用され、「Managed」モードで動作中です。
・Connection Failed - 無線コントローラーはアクセスポイントとの接続が失われました。エラーのエントリーは管理者が削除するまでは「Managed AP」データベースに残ります。無線コントローラーが管理するアクセスポイントは再起動中に「Failed」と表示されることがあります。
Software Version アクセスポイントのソフトウェアバージョン。アクセスポイントの検出の際に取得される情報です。
Code Download Status アクセスポイントへのソフトウェアのダウンロードリクエストの状態を示します。以下の状態のひとつが表示されます。
・Not Started - ダウンロードは開始していません。
・Requested - このアクセスポイントにダウンロードが計画されていますが、アクセスポイントが現在のダウンロードグループにないため、まだダウンロードの開始が通知されていません。
・Code-Transfer-In-Progress - アクセスポイントはソフトウェアのダウンロードを通知しました。
・Failure - アクセスポイントはソフトウェアのダウンロードの失敗を報告しました。
・Aborted - アクセスポイントがTFTPサーバーからソフトウェアをロードする前にダウンロードは中止されました。
・Waiting-For-APs-To-Download - ダウンロードはこのアクセスポイント上で終了し、他のアクセスポイントがダウンロードを終了するのを待っています。Resetコマンドはこの状態ではアクセスポイントに送信されません。
・NVRAM-Update-In-Progress - ダウンロードに成功しました。Resetコマンドがアクセスポイントに送信されました。
・Timed-Out - アクセスポイントは所定の時間無線コントローラーに再接続されませんでした。
Configuration Status アクセスポイントに割り当てられているプロファイルで設定が成功したかどうかを確認できます。以下の状態のひとつが表示されます。
・Not Configured - アクセスポイントにプロファイルがまだ送信されていません。アクセスポイントが検出された可能性がありますが、まだ認証されていません。
・In Progress - 現在無線コントローラーからアクセスポイントにAPプロファイル設定パケットを送信中です。
・Success - プロファイルのすべてがアクセスポイントに送信され、設定エラーは発生しませんでした。
・Partial Success - プロファイルのすべてがアクセスポイントに送信され、設定エラーが発生しましたが、アクセスポイントは運用可能です。
・Failure - プロファイルがアクセスポイントに送信されましたが、設定エラーが発生しました。アクセスポイントは運用不可です。
Configuration Failure Error Message プロファイルの設定中にエラーとなった場合、エラーメッセージが表示されます。
Configuration Failure Element プロファイルの設定中にエラーとなった場合、エラーコードが表示されます。
Managing Controller アクセスポイントがローカル無線コントローラーまたはピアコントローラーによって管理されているかどうか示します。
Controller MAC Address アクセスポイントを管理している無線コントローラーのMACアドレス。
Controller IP Address アクセスポイントを管理している無線コントローラーのIPアドレス。
Profile 管理下のアクセスポイントに現在適用されているAPプロファイル。プロファイルはValid APデータベースにあるアクセスポイントに適用されています。
Discovery Reason アクセスポイントを検出した方法。以下の方法のひとつが表示されます。
・IP Poll Received - 無線コントローラーからのIPポーリングによりアクセスポイントを発見しました。そのIPアドレスはIPポーリングリストに設定されます。
・Controller IP Configured - 管理下のアクセスポイントに無線コントローラーのIPアドレスが設定されています。
・Controller IP DHCP - 管理下のアクセスポイントは現在の無線コントローラーのIPアドレスをDHCPオプション43から取得しました。
・L2 Poll Received - アクセスポイントはL2/VLANディスカバリーにて検出されました。
Authenticated Clients アクセスポイントにアソシエート中のクライアントの総数。
System Up Time アクセスポイントの起動から経過した時間(秒)。
Age 無線コントローラーとアクセスポイント間の最後の通信から経過した時間。
Hardware Type アクセスポイントのハードウェアプラットフォームに割り当てられているハードウェアID。
Building このアクセスポイントのアイコンが配置されているNVツール(Network Visualization)の背景画像のビルディング番号。(例)1 - Building
Floor このアクセスポイントのアイコンが配置されているNVツールの背景画像のフロア番号。(例)6 - Floor

Note - 一度アクセスポイントが検出されて無線コントローラーの管理下に入った後、プロファイルがValid APデータベース内で変更された場合、そのアクセスポイントは新しいプロファイルを設定するために再起動する必要があります。

表 5:コマンドボタン
項目名
説明
Reset 管理下のアクセスポイントを再起動します。アクセスポイントの再起動を行うことを確認するポップアップメッセージが表示されます。
Disassociate Clients アクセスポイントに接続するすべてのクライアントを切断します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Radio Summary(Managed APの無線電波のサマリー)

無線コントローラー管理下のアクセスポイント上で動作する各無線電波に関する一般情報を表示します。
本画面では、管理下のすべてのアクセスポイントについてチャンネル、送信電力、およびアソシエート中のクライアントの情報を確認できます。特定のアクセスポイントの無線電波に関する詳細情報は、該当する無線電波をクリックして表示します。

表 6
項目名
説明
MAC Address 無線コントローラーが管理するアクセスポイントのMACアドレス。アクセスポイントのMACアドレスの後に(*)が続いている場合、それはピアコントローラーによって管理されています。
Location アクセスポイントのロケーション。これは、「Valid AP」データベースに設定されている値です。
Radio 無線インターフェース番号「1」「2」と無線モード。無線電波が無効に設定されている場合、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。
Channel 無線電波が有効な場合、現在動作状態にあるチャンネル。
Transmit Power 無線電波が有効な場合、現在の送信電力。
Authenticated Clients アクセスポイントにアソシエート中のクライアントの無線電波ごとの数。

表 7:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Radio Detail(Managed APの無線電波の詳細情報)

無線コントローラーが管理するアクセスポイントの各無線電波について詳細情報を表示します。
テーブル上部にあるプルダウンメニューから、参照する情報を持つアクセスポイントとその無線モードを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。無線電波は、無線インターフェース番号「1」「2」と無線モードにより識別されます。無線電波が無効であれば、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。

表 8
項目名
説明
Supported Channels チャンネルプランの候補となるチャンネルリスト。リスト中のエントリーは国コード、アクセスポイントのハードウェア性能、および設定したチャンネル制限により異なります。
Channel 無線電波が送受信可能であるなら、現在動作状態にあるチャンネルです。
Channel Bandwidth チャンネル帯域幅です(20MHzまたは40MHz)。
Fixed Channel Indicator チャンネルが固定されるように設定され、無線電波に割り当てられているかどうか。チャンネルの固定は、Valid APデータベースで設定します。
Manual Channel Adjustment Status マニュアルチャンネルプランのリクエストの現在の状況です。次のいずれかが表示されます。
・Not Started - マニュアルチャンネルプランのリクエストは発行されていません。
・Requested - ユーザーによりマニュアルチャンネルプランのリクエストが発行されましたが、無線コントローラーはまだ処理をしていません。
・In Progress - 無線コントローラーはこの無線電波でマニュアルチャンネルプランのリクエストを処理中です。
・Success - マニュアルチャンネルプランのリクエストは完了しました。
・Failure - マニュアルチャンネルプランのリクエストは失敗しました。
WLAN Utilization 無線電波のネットワーク使用率の合計です。この値は無線電波の統計情報に基づきます。
Authenticated Clients アクセスポイントにアソシエート中のクライアントの無線電波ごとの数です。
Transmit Power 無線電波が送受信可能であるなら、現在の送信電力です。
Fixed Power Indicator 送信電力が固定されるように設定され、無線電波に割り当てられているかどうか。送信電力の固定は、Valid APデータベースで設定します。
Manual Power Adjustment Status マニュアル電力調整のリクエストの現在の状況。以下のひとつが表示されます。
・None - 電力調整のリクエストは発行されていません。
・Requested - ユーザーにより電力調整のリクエストが発行されましたが、無線コントローラーはまだ処理をしていません。
・In Progress - 無線コントローラーはこの無線電波で電力調整リクエストを処理中です。
・Success - 電力調整リクエストは完了しました。
・Failure - 電力調整リクエストは失敗しました。
Total Neighbors RFエリア内の指定帯域内で隣接するデバイス(アクセスポイントとクライアントの両方)の数です。

IEEE 802.11a、IEEE 802.11a/n、または5GHz 802.11nサポートする無線電波に対しては、電波検知情報を持つ追加テーブルを表示します。

表 9
項目名
説明
Supported Channel トラフィックの送受信に使用される無線チャンネルです。
Radar Detection Required いくつかの規制範囲では、5GHz帯域のチャンネルで無線電波の検出が必要です。チャンネルで無線電波の検出が必要な場合、アクセスポイントは他の無線機器との混信を避けるために802.11h仕様を使用します。
Radar Detected 他の802.11デバイスがそのチャンネルで検出されたかどうか。
Time Since Radar Last Detected デバイスが最後にチャンネルで検出されてから経過した時間です。

表 10:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Neighbor APs(Managed APの隣接アクセスポイント)

無線コントローラーが管理するアクセスポイントの隣接アクセスポイントの情報を表示します。
RFスキャン中、アクセスポイントは(最大64台の)隣接するアクセスポイントのビーコン情報を収集して保存しています。隣接スキャン情報が許容量を超えると、古いデータは上書きされます。
テーブル上部にあるプルダウンメニューから、参照する隣接アクセスポイント情報を持つアクセスポイントを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。アクセスポイントに2つの無線電波がある場合、無線電波を選択し、そのインターフェースでRFスキャンを行うことで検出された隣接アクセスポイントを表示します。無線電波は無線インターフェース番号「1」「2」と無線モードにより識別されます。無線電波が無効であれば、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。

表 11
項目名
説明
Neighbor AP MAC 隣接するアクセスポイントのネットワークにおけるMACアドレス。物理的な無線電波インターフェースまたはVAPのMACアドレス。RFスキャン状態では、隣接アクセスポイントのMACアドレスを相互に参照できます。
SSID 隣接アクセスポイントのSSID。
RSSI 隣接アクセスポイントからの信号強度。これにより、無線コントローラーが管理するアクセスポイントと隣接アクセスポイント間の距離が推測できる場合があります。範囲は1-100で、1が最も弱い信号強度です。
Status 検出されたアクセスポイントの管理状況です。これは、ネットワークにおいて無線コントローラーに認識されている有効なアクセスポイントであるか、またはRogue(不正)であるかを示します。以下のひとつが表示されます。
・Managed - 無線コントローラーに管理されている隣接アクセスポイントです。
・Standalone - 無線コントローラーにValid AP登録されたStandaloneアクセスポイントです。
・Rogue - 脅威検出アルゴリズムのひとつによって脅威として分類されたアクセスポイントです。
・Unknown - 検出されたが脅威として分類されなかったアクセスポイントです。
Age その無線電波で本アクセスポイントがRFスキャンにより最後に報告されてから経過した時間。

表 12:コマンドボタン
項目名
説明
Delete All Neighbors 「Neighbor AP」と「Neighbor Clients」リストからすべてのエントリーをクリアします。これは、現在選択したアクセスポイントおよび無線電波のみならず、すべてのアクセスポイントにおける全無線電波のすべてのエントリーを削除します。削除後、エントリーが検出されると、リストは更新されます。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Neighbor Clients(Managed APの隣接クライアント)

無線コントローラーが管理するアクセスポイントの隣接クライアントの情報を表示します。
アクセスポイントは512台の無線クライアントの情報を保存できます。クライアントの情報が許容量を超えると、古いデータから上書きされます。
テーブル上部にあるプルダウンメニューから、参照するクライアント情報を持つアクセスポイントを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。アクセスポイントに2つの無線電波がある場合、無線電波を選択し、その無線電波でRFスキャンを行うことで検出された隣接クライアントを表示します。無線電波は、無線インターフェース番号「1」「2」と無線モードにより識別されます。無線電波が無効であれば、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。
「Delete All Neighbors」ボタンをクリックすると、「Neighbor APs」および「Neighbor Clients」リスト内のデータはすべてクリアされます。削除後は、新規に検出された隣接アクセスポイントの情報が書かれ、接続するクライアントが検出されます。

表 13
項目名
説明
Neighbor Client MAC クライアントのMACアドレス。
RSSI 隣接アクセスポイントからの信号強度。これにより、無線コントローラーが管理するアクセスポイントと隣接するアクセスポイント間の距離が推測できる場合があります。範囲は1-100で、1が最も弱い信号強度です。
Channel クライアントからのフレームを受信した管理下のアクセスポイントのチャンネル。本インターフェースの運用チャンネルとは異なる場合があります。
Discovery Reason 隣接クライアントの検出原因。複数の原因が表示される場合があります。
・RF Scan Discovered - クライアントは、本無線電波のRFスキャンにより報告されました。RFスキャンによるクライアント検出は困難なため、通常は本原因以外が表示されます。
・Probe Request - 管理下のアクセスポイントがクライアントからプローブリクエストを受信しました。
・Associated to Managed AP - 本隣接クライアントは、管理下にある他のアクセスポイントとアソシエートしています。
・Associated to this AP - クライアントは、表示されている無線電波において管理下のこのアクセスポイントとアソシエートしています。
・Associated to Peer AP - クライアントは、ピアコントローラーが管理するアクセスポイントとアソシエートしています。
・Ad Hoc Rogue - クライアントはアドホックネットワークに参加していることが検知されました。
Age この無線電波で本クライアントがRFスキャンにより最後に報告されてから経過した時間。

表 14:コマンドボタン
項目名
説明
Delete All Neighbors 「Neighbor AP」と「Neighbor Clients」リストからすべてのエントリーをクリアします。削除後、エントリーが検出されると、リストは更新されます。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

VAP(Managed APのVAP表示)

無線コントローラーが管理するアクセスポイントの各無線電波に設定したVAP設定のサマリー情報、および特定のVAPにアソシエート中の無線クライアントの数を表示します。
1台のアクセスポイントの各無線電波に対して16個までの仮想アクセスポイント(VAP)を設定できます。
テーブル上部にあるプルダウンメニューから、参照するVAP情報を持つアクセスポイントを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。アクセスポイントに2つの無線電波がある場合、無線電波を選択し、そのインターフェースのVAPに関する詳細を表示します。無線電波は、無線インターフェース番号「1」「2」と無線モードにより識別されます。無線電波が無効であれば、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。

表 15
項目名
説明
VAP ID VAPを識別するID番号(0-15)。VAPを識別するために内部で使用されます。
VAP Mode VAPの状態(「Enable」(有効)または「Disable」(無効))。有効にしたVAPのみビーコン送信やクライアントとの接続が可能になります。
BSSID VAPのMACアドレス。
SSID VAPに割り当てたネットワーク。各VAPのネットワークはAPプロファイル内に設定され、SSIDはネットワーク設定に基づいています。
Client Authentications 現在VAPの認証を受けているクライアントの総数。

表 16:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Distributed Tunneling(Managed APディストリビューテッドトンネリングの状態)

無線コントローラーが管理するアクセスポイントのディストリビューテッドトンネリング情報を表示します。
「Distributed L2 Tunneling」モードは、無線コントローラーにデータトラフィックを転送せずに、無線クライアントのL3ローミングを実現するために使用されます。
ディストリビューテッドL2トンネリングモードでは、クライアントが最初に無線システム内のアクセスポイントに接続した場合、アクセスポイントはVLANフォワーディングモードを使用してクライアントのデータを転送します。クライアントが最初に接続したアクセスポイントは「ホームAP」となります。クライアントがローミングする先のアクセスポイントは「アソシエーションAP」となります。
テーブル上部にあるプルダウンメニューから、情報を参照するアクセスポイントを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。

表 17
項目名
説明
Clients using AP as Home ディストリビューテッドトンネリングモードを使用してこのアクセスポイントからローミングし、このアクセスポイントにトンネル経由でデータを返しているクライアントの数。
Clients using AP as Associate ディストリビューテッドトンネリングモードを使用してこのアクセスポイントにローミングし、ホームAPにトンネル経由でデータを送信するクライアントの数。
Distributed Tunnels このアクセスポイントとのディストリビューテッドトンネルを持っているアクセスポイントの数。アクセスポイントはトンネルを使用することで、クライアントに対してホームAPまたはアソシエーションAPとして機能します。
Multicast Replications 同じVLAN内にいるホームAPと形成したトンネルの総数。
VLAN with Max Multicast Replications ディストリビューテッドトンネルにマルチキャストを送信するためにアクセスポイントが作成したVLANの最大数。

表 18:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Statistics

アクセスポイントの無線インターフェースにおけるトラフィック情報を表示します。
本画面には以下のタブがあります。

表 19
WLAN Summary 無線コントローラーが管理するアクセスポイントの無線インターフェースに関するサマリー情報を表示します。
Ethernet Summary 無線コントローラーが管理するアクセスポイントのイーサネット(有線)インターフェースに関するサマリー情報を表示します。
Detail 指定アクセスポイントが送受信したパケット数と種類を表示します。
Radio 指定アクセスポイントが送受信したパケット数と種類を無線電波ごとに表示します。
VAP 指定アクセスポイントが送受信したパケット数と接続に失敗した無線クライアント数をVAPごとに表示します。
Distributed Tunneling 現在、アクセスポイントで使用中のディストリビューテッドトンネリングに関する情報を表示します。

「WLAN Summary」タブや「Ethernet Summary」タブで、MACアドレスをクリックすると、そのアクセスポイントの詳細な統計情報が確認できます。
 

WLAN Summary(Managed APの統計情報)

表 20
項目名
説明
MAC Address 無線コントローラー管理下のアクセスポイントのMACアドレス。
Packets Received 無線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総パケット数。
Bytes Received 無線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総データ量(バイト)。
Packets Transmitted 無線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総パケット数。
Bytes Transmitted 無線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総データ量(バイト)。

Note - APリスト中のエントリーの順番を、項目のヘッダーをクリックすることでソートできます。例えば、送信パケット数の順番でアクセスポイントを並び替える場合は、「Packets Transmitted」をクリックします。

表 21:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Ethernet Summary(Managed APのイーサネット統計情報)

無線コントローラーの管理下にある各アクセスポイントの有線インターフェースが送受信したパケット数およびバイト数を表示します。

表 22
項目名
説明
MAC Address 無線コントローラー管理下のアクセスポイントのMACアドレス。
Packets Received 有線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総パケット数。
Bytes Received 有線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総データ量(バイト)。
Packets Transmitted 有線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総パケット数。
Bytes Transmitted 有線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総データ量(バイト)。

表 23:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Detail(Managed APの詳細な統計情報)

無線コントローラーの管理下にある指定アクセスポイントの無線・有線インターフェースで送受信したパケット数とデータ量を表示します。
無線コントローラーの管理下にあるアクセスポイントの統計情報を参照するには、テーブルの上部にあるプルダウンメニューから、アクセスポイントのMACアドレスを選択します。また、可能であれば、MACアドレスと共にロケーションを表示します。

表 24
項目名
説明
WLAN Packets Received 無線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総パケット数。
WLAN Bytes Received 無線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総データ量(バイト)。
WLAN Packets Transmitted 無線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総パケット数。
WLAN Bytes Transmitted 無線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総データ量(バイト)。
WLAN Packets Receive Dropped 無線ネットワーク上でアクセスポイントが受信し、破棄された総パケット数。
WLAN Bytes Receive Dropped 無線ネットワーク上でアクセスポイントが受信し、破棄された総データ量(バイト)。
WLAN Packets Transmit Dropped 無線ネットワーク上でアクセスポイントが送信し、破棄された総パケット数。
WLAN Bytes Transmit Dropped 無線ネットワーク上でアクセスポイントが送信し、破棄された総データ量(バイト)。
Ethernet Packets Received 有線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総パケット数。
Ethernet Bytes Received 有線ネットワーク上でアクセスポイントが受信した総データ量(バイト)。
Ethernet Packets Transmitted 有線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総パケット数。
Ethernet Bytes Transmitted 有線ネットワーク上でアクセスポイントが送信した総データ量(バイト)。
Multicast Packets Received 有線ネットワーク上でアクセスポイントが受信したマルチキャストパケット数。
Total Receive Errors 有線ネットワーク上で検知した受信エラーの数。
Total Transmit Errors 有線ネットワーク上で検知した送信エラーの数。
ARP Reqs Converted from Bcast to Ucast 無線インターフェースから送信する前にアクセスポイントがブロードキャストパケットをユニキャストパケットに変換したARPリクエストの数。
Filtered ARP Reqs 無線インターフェースから送信する前にアクセスポイントが破棄したARPリクエストの数。
Broadcasted ARP Requests VAPにブロードキャストとして送信されたARPリクエストの数。複数のVAPにブロードキャストされると、同じARPフレームが複数カウントされる可能性があります。
Central L2 Tunnel Bytes Received セントラライズドトンネル上でアクセスポイントが受信した総データ量(バイト)。
Central L2 Tunnel Packets Received セントラライズドトンネル上でアクセスポイントが受信した総パケット数。
Central L2 Tunnel Bytes Transmitted セントラライズドトンネル上でアクセスポイントが送信した総データ量(バイト)。
Central L2 Tunnel Packets Transmitted セントラライズドトンネル上でアクセスポイントが送信した総パケット数。
Central L2 Tunnel Multicast Packets Received セントラライズドトンネル上でアクセスポイントが受信したマルチキャストパケットの数。
Central L2 Tunnel Multicast Packets Transmitted セントラライズドトンネル上でアクセスポイントが送信したマルチキャストパケットの数。

表 25:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Radio(Managed AP無線電波の統計情報)

無線コントローラーの管理下にある指定アクセスポイントについて、無線電波(無線)インターフェースの送受信パケット数とバイト数に関する詳細情報を表示します。
テーブルの上にあるプルダウンメニューを使用して、参照する設定を持つアクセスポイントとその無線電波を選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。無線電波は、無線インターフェース番号「1」「2」と無線モードにより識別されます。無線電波が無効であれば、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。

表 26
項目名
説明
WLAN Packets Received 無線インターフェース上でアクセスポイントが受信した総パケット数。
WLAN Bytes Received 無線インターフェース上でアクセスポイントが受信した総データ量(バイト)。
WLAN Packets Transmitted 無線インターフェース上でアクセスポイントが送信した総パケット数。
WLAN Bytes Transmitted 無線インターフェース上でアクセスポイントが送信した総データ量(バイト)。
WLAN Packets Receive Dropped 無線インターフェース上でアクセスポイントが受信し、破棄されたパケット数。
WLAN Bytes Receive Dropped 無線インターフェース上でアクセスポイントが受信し、破棄されたデータ量(バイト)。
WLAN Packets Transmit Dropped 無線インターフェース上でアクセスポイントが送信し、破棄されたパケット数。
WLAN Bytes Transmit Dropped 無線インターフェース上でアクセスポイントが送信し、破棄されたデータ量(バイト)。
Fragments Received タイプが「Data」または「Management」のMPDUフレームの受信数。
Fragments Transmitted タイプが「Data」または「Management」で、個別のアドレスまたはマルチキャストアドレスを含むMPDUフレームの送信数。
Multicast Frames Received 宛先MACアドレス中にマルチキャストビットが設定されているMSDUフレームの受信数。
Multicast Frames Transmitted 宛先MACアドレス中にマルチキャストビットが設定されているMSDUフレームの送信数。
Duplicate Frame Count シーケンス制御フィールドで「Duplicate」と示されているフレームを受信した回数。
Failed Transmit Count 「Short Retry Limit/Long Retry Limit」超過により、MSDUフレームが正しく送信されなかった回数。
Transmit Retry Count 1回のリトライ後にMSDUフレームが正しく送信された回数。
Multiple Retry Count 2回以上のリトライ後にMSDUフレームが正しく送信された回数。
RTS Success Count RTSフレームの応答として受信されたCTSフレームの数。
RTS Failure Count RTSフレームの応答として受信されなかったCTSフレームの数。
ACK Failure Count 想定していたACKフレームが受信されなかった数。
FCS Error Count 受信したMPDUフレームにより検知したFCSエラー数。
Frames Transmitted 送信に成功したMSDUフレームの数。
WEP Undecryptable Count 暗号化されたフレームのうち、暗号化の必要なしと示されているもの、または受信デバイスがプライバシーオプションを使用していないために廃棄されたフレーム数。

表 27:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

VAP(Managed APのVAP統計情報)

無線コントローラーが管理する特定のアクセスポイントにおいて、ひとつまたは2つの無線電波の各VAPにおけるクライアントのエラー、各VAPが送受信したパケット数やデータ量の統計情報を表示します。
テーブルの上にあるプルダウンメニューを使用して、参照する設定を持つアクセスポイント、無線電波およびVAPを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。無線電波は、無線インターフェース番号「1」「2」と無線モードにより識別されます。無線電波が無効であれば、無線モードの代わりに「Off」と表示されます。VAPはVAP IDとそのSSIDにより識別されます。VAPの状態(有効/無効)にかかわらず選択できます。

表 28
項目名
説明
WLAN Packets Received VAPが受信した総パケット数。
WLAN Bytes Received VAPが受信した総データ量(バイト)。
WLAN Packets Transmitted VAPが送信した総パケット数。
WLAN Bytes Transmitted VAPが送信した総データ量(バイト)。
WLAN Packets Transmit Dropped VAP上でアクセスポイントが受信し、破棄されたパケット数。
WLAN Bytes Receive Dropped VAP上でアクセスポイントが受信し、破棄されたバイト数。
WLAN Packets Transmit Dropped VAP上でアクセスポイントが送信し、破棄されたパケット数。
WLAN Bytes Transmit Dropped VAP上でアクセスポイントが送信し、破棄されたバイト数。
Client Association Failures VAPへの接続を拒否されたクライアント数。
Client Authentication Failures VAPへの認証に失敗したクライアント数。

表 29:コマンドボタン
項目名
説明
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Distributed Tunneling(ディストリビューテッドトンネリング統計情報)

無線コントローラーが管理するアクセスポイント上のディストリビューテッドトンネルを使用するクライアントが送受信したパケットおよびバイト数に関する情報を表示します。
テーブル上部にあるプルダウンメニューを使用して、設定を表示するアクセスポイントを選択します。アクセスポイントはMACアドレスとロケーションで識別されます。

表 30
項目名
説明
Bytes Transmitted ディストリビューテッドトンネルを経由してアクセスポイントが送信した総バイト数。
Bytes Received すべてのディストリビューテッドトンネルを経由してアクセスポイントが受信した総バイト数。
Multicast Packets Transmitted すべてのディストリビューテッドトンネルを経由してアクセスポイントが送信したマルチキャストパケットの合計。
Multicast Packets Received すべてのディストリビューテッドトンネルを経由してアクセスポイントが受信したマルチキャストパケットの合計。
Packets Transmitted すべてのディストリビューテッドトンネルを経由してアクセスポイントが送信した総パケット数。
Packets Received すべてのディストリビューテッドトンネルを経由してアクセスポイントが受信した総パケット数。
Total Roamed Clients of AP ディストリビューテッドトンネリングのために、このアクセスポイントを使用したクライアントの数。このカウントにはローミングをしてこのアクセスポイントから離れていったもの、および接続したものが含まれます。
Roamed Clients Idle Timed Out このアクセスポイントから離れたために、トンネルにトラフィックを送信できずにタイムアウトになったクライアントの数。
Roamed Clients Age Timed Out このアクセスポイントから離れたために、トンネルの有効期限が過ぎてタイムアウトになったクライアントの数。
Client Limit Denials アクセスポイントがトンネルクライアント数の制限に到達したために、クライアントによるディストリビューテッドトンネル設定を拒否した回数。
Client Max Replication Denials VLANレプリケーションの最大数にアクセスポイントが到達したために、クライアントによるディストリビューテッドトンネル設定を拒否した回数。

表 31:コマンドボタン
項目名
説明
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