[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 3.1

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無線コントローラーは、管理下にある複数のアクセスポイントのファームウェアを一括更新することができます。
無線コントローラーがクラスターコントローラーである場合、配下にあるピアコントローラーが管理するすべてのアクセスポイントのファームウェアを一括更新できます。

Note - 上の画面は、ファームウェアのアップグレードが成功した直後のものです。

表 1:設定データ
項目名
説明
Server Address アップグレードファイルが置かれているTFTPサーバーのIPアドレスを入力します。
image1〜6 それぞれ以下の機種が対応します。
image1:AT-TQ3600
image2:AT-TQ2450
image3:AT-TQ4400
image4:AT-TQ4600
image5:AT-TQ3200
image6:AT-TQ3400
File Path 各機種のファームウェアが置かれているTFTPサーバーのファイルパスを32文字以内で入力します。
File Name 各機種のファームウェアのファイル名を半角英数字32文字以内で入力します。
Group Size 同時にアップグレードするアクセスポイントの数。複数のアクセスポイントをアップグレードする場合、各アクセスポイントがTFTPサーバーに接続してファイルをダウンロードします。TFTPサーバーの過負荷防止のため、同時にアップグレードするアクセスポイント数を制限します。
ひとつのグループのアップグレード終了後に、次のグループのアップグレードが開始されます。
Image Download Type ダウンロードするイメージ(機種)を指定します。
・All images - すべて機種のファームウェアをダウンロードします(デフォルト)。
・image1〜6 - それぞれの機種のファームウェアをダウンロードします。
Managed AP 無線コントローラー管理下にあるアクセスポイントのMACアドレスが表示されます。クラスターコントローラーの場合は、配下のピアコントローラーが管理するアクセスポイントもあわせて表示されます。
「Image Download Type」が「All images」の場合、機種にかかわらずすべてのアクセスポイントが表示されます。
「Image Download Type」が「image1〜6」の場合、imageに対応した機種のアクセスポイントだけが表示されます(割り当てられているAPプロファイルの「Hardware Type ID」で判別します)。
「Managed AP」に表示されているすべてのアクセスポイントを対象にするには、リストの一番上の「All」を選択します。
MACアドレスを選択すると、選択したアクセスポイントだけが対象となります。CTRLキーを押しながらMACアドレスをクリックすると、同時に複数を選択できます。
ただし、「Image Download Type」が「All images」の場合、MACアドレスを個別に指定したアップグレードはできません。

アップグレードの手順は次のとおりです。
  1. TFTPサーバーを用意します。
    TFTPサーバーの保存先フォルダーにファームウェアのファイルを置きます。

  2. 上の表の設定項目を入力します。
    Note - 「Managed AP」で「All」を選択するときは、「Group Size」で同時にアップグレードするアクセスポイントの数を制限してTFTPサーバーの過負荷を防止します。
    Note - 管理下にあるすべてのアクセスポイントを同時にアップグレードすることをお勧めします。
  3. 「Start」ボタンをクリックします。
    画面右にすべてのアップグレードの統括情報、画面下(次の画面)に個々のアクセスポイントにおける進捗が表示されます。
    Note - WDS接続の「サテライトAP」のファームウェアアップグレードは、WDS接続間の通信ができるだけ少ない状態で実行してください。
    Note - プログラムのダウンロードに成功すると、アクセスポイントは自動的に再起動します。

表 2:表示データ
項目名
説明
Status(画面右) アクセスポイントすべてのアップグレードを統括した情報を表示します。
・Not Started - 無線コントローラーはダウンロードプロセスを開始していません。
・Requested - ファームウェアをダウンロードするリクエストは出したが、無線コントローラーはどのダウンロードも実行していません。
・Code Transfer in Progress - ダウンロード中です。
・Failure - すべてのアクセスポイントでダウンロードに失敗しました。
・Aborted - アクセスポイントがTFTPサーバーからファームウェアをロードする前にダウンロードは中止されました。
・NVRAM-Update-In-Progress - ダウンロードに成功しました。アクセスポイントに「Reset」コマンドを送信しました。
・Success - すべてのアクセスポイントが無線コントローラーシステムに接続されています。
Status(画面下) 各アクセスポイントごとのダウンロード状況とダウンロード中のファームウェアのバージョンが表示されます。各アクセスポイントの「Status」欄には以下に示す状況のひとつが表示されます。
・Requested - このアクセスポイントへのダウンロードが計画されていますが、アクセスポイントが現在のダウンロードグループにないため、まだダウンロードの開始が伝えられていません。
・Code-Transfer-In-Progress - アクセスポイントはファームウェアのダウンロードを通知しました。
・Failure - アクセスポイントはファームウェアのダウンロード失敗を報告しました。
・Aborted - アクセスポイントがTFTPサーバーからファームウェアをロードする前にダウンロードは中止されました。
・Waiting-For-APs-To-Download - ダウンロードはこのアクセスポイント上で終了し、他のアクセスポイントがダウンロードを終了するのを待っています。「Reset」コマンドはこの状態ではアクセスポイントに送信されません。
・NVRAM-Update-In-Progress - ダウンロードに成功しました。「Reset」コマンドがアクセスポイントに送信されました。
・Timed-Out - アクセスポイントは所定の時間の間に無線コントローラーに再接続しませんでした。
Download Count 現在のダウンロードリクエストでファームウェアをダウンロードする管理下のアクセスポイントの数。「Managed AP」フィールドに「All」を選択した場合は、ダウンロードリクエストを開始した時点で、管理下にあったアクセスポイント数が表示されます。1台アップグレードしていれば1と表示されます。
Success Count 新しいプログラムのダウンロードに成功したアクセスポイントの数。はじめは0と表示されていますが、アクセスポイントがダウンロードに成功するごとに数値が増加していきます。
Failure Count 新しいプログラムのダウンロードに失敗したアクセスポイントの数。0から開始して、失敗ごとに増えていきます。
Abort Count 新しいプログラムのダウンロードを中止したアクセスポイントの数。0から開始して、中止ごとに増えていきます。

表 3:コマンドボタン
項目名
説明
Submit 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。
Start ファームウェアのダウンロードを開始します。



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