[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 3.1

WLAN > Status/Statistics > Associated Client


  - Status
   - Summary(無線クライアントの状態/統計情報)
   - Detail(無線クライアントの詳細情報)
   - Neighbor APs(無線クライアントの隣接アクセスポイント情報)
   - Distributed Tunneling(無線クライアントのディストリビューテッドトンネリング情報)
  - SSID Status(無線クライアントのSSID状態)
  - VAP Status(無線クライアントのVAP状態)
  - Controller Status(クライアントがアソシエートする無線コントローラーの状態)
  - Statistics
   - Association Summary(無線クライアントの統計情報)
   - Session Summary(無線クライアントセッションの統計情報)
   - Association Detail(無線クライアントの詳細統計情報)
   - Session Detail(無線クライアントセッションの詳細統計情報)


無線コントローラーの管理下にあるアクセスポイントに接続された無線クライアントに関する各種情報を表示します。
この画面には、以下のタブがあります。

表 1
タブ名
説明
Status 無線コントローラーの管理下にあるアクセスポイントとアソシエート中の無線クライアントの状態情報を表示します。
・Summary - アソシエート中のクライアントに関する基本的な情報。
・Detail - VLAN割り当てや無通信時間など、無線クライアントについての詳細情報。
・Neighbor APs - 無線クライアントの通信範囲内にある管理下のアクセスポイント。そのクライアントがローミングする可能性があるアクセスポイントを推定することができます。
・Distributed Tunneling - クライアントのディストリビューテッドトンネリングに関する情報。
SSID Status 各無線クライアントがアソシエートしたSSID。
VAP Status アクセスポイント上の指定VAPにアソシエート中のクライアント。
Controller Status 各無線クライアントがアソシエートした無線コントローラーのIPアドレス。
Statistics 無線コントローラー管理下のアクセスポイントにアソシエート中の無線クライアントに関する統計情報。以下の情報があります。
・Association Summary - 無線クライアントとアクセスポイント間の統計情報。
・Session Summary - 無線クライアントが異なるアクセスポイントへローミングしたとき、これを1セッションとしてまとめた統計情報。
・Association Detail - 無線クライアントとアクセスポイント間での統計情報について、送受信パケット数などの詳細を表示します。
・Session Detail - 無線クライアントが異なるアクセスポイントへローミングしたときのセッション統計情報について、送受信パケット数などの詳細を表示します。

無線クライアントがアクセスポイントから切断しても、クライアントの情報はただちには消去されず、一定時間(タイムアウト)後に削除されます。WLAN > Advanced Configuration > Global 画面の「Client Roam Timeout」フィールドでタイムアウトを設定できます。このタイムアウトはまた、クライアントのアソシエーションをローミングと見なす時間としても使用されます。
 

Status

 

Summary(無線クライアントの状態/統計情報)

表 2
項目名
説明
MAC Address クライアントのMACアドレス。MACアドレスの前に(*)が付いている場合は、ピアコントローラーの管理下のアクセスポイントに接続していることを示します。
Detected IP Address クライアントのIPアドレスを検出できている場合はこれを表示します。
NetBIOS Name 無線クライアントのNetBIOS名。マイクロソフトWindowsにおけるNetBIOS名は、通常クライアントのホスト名と同じか、またはホスト名に基づいています。
SSID クライアントが接続しているネットワーク。
BSSID クライアントがアソシエートしているVAPのMACアドレスを表示します。
Channel クライアントが使用しているチャンネル。
Status クライアントがアソシエート中か、認証済みかを示します。以下のひとつが表示されます。
・Associated - クライアントは現在管理下にあるアクセスポイントとアソシエート中です。
・Authenticated - クライアントのアソシエート中であり認証済みです。
・Disassociate - クライアントはアソシエートしていません。「Client Roam Timeout」に設定された時間内に他のアクセスポイントにローミングしなければ、情報は削除されます。
Network Time クライアントがネットワークに認証されてから経過した時間。

Note - 「Refresh」ボタンを押しても無線クライアントのIP Address表示が更新されないことがあります。無線コントローラーと無線クライアントが何らかのIP通信を行うと表示されます。

表 3:コマンドボタン
項目名
説明
Disassociate 管理下のアクセスポイントから選択したクライアントを切断します。
Disassociate All 管理下のアクセスポイントからすべてのクライアントを切断します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Detail(無線クライアントの詳細情報)

無線コントローラー配下のアクセスポイントとアソシエート中のクライアントについて、アソシエーションに関する詳細情報を表示します。テーブル上部にあるプルダウンメニューから、情報を参照するクライアントのMACアドレスを選択します。

表 4
項目名
説明
SSID クライアントが接続しているネットワーク。
BSSID クライアントがアソシエートしているアクセスポイントにおけるVAPのMACアドレス。
AP MAC Address クライアントがアソシエートしているアクセスポイントのベースMACアドレス。
Status クライアントのアソシエーション状態および認証状態。
・Associated - クライアントはアソシエート済みです。
・Authenticated - クライアントはアソシエートおよび認証済みです。
・Disassociated - クライアントは切断済みです。「Client Roam Timeout」内に他のアクセスポイントにローミングしない場合には情報が削除されます。
Channel クライアントのアソシエーションに使用しているチャンネル。
User Name 「802.1X」で認証されたクライアントのユーザー名。他のセキュリティーモードを使用したネットワークのクライアントでは表示されません。
Inactive Period クライアントから最後にデータパケットを受信してから経過した時間。
Age このクライアントの状態および統計情報が更新されてからの経過時間を表示します。
Dot11n Capable このクライアントがIEEE 802.11nをサポートしているか否か。
NetBIOS Name このクライアントのNetBIOS名。マイクロソフトWindowsホストにおけるNetBIOS名は、通常ホスト名と同じか、またはホスト名に基づいています。
Tunnel IP Address トンネルを使用しないクライアントでは何も表示されません。クライアントがトンネルを使用している場合、割り当てられたトンネルのIPアドレス。
Associating Controller 無線クライアントがアソシエートしたアクセスポイントが、この無線コントローラーとピアコントローラーのいずれで管理されているか。
Controller MAC Address 無線クライアントがアソシエートしたアクセスポイントを管理する無線コントローラーのMACアドレス。
Controller IP Address 無線クライアントがアソシエートしたアクセスポイントを管理する無線コントローラーのIPアドレス
Location アクセスポイントのプロファイルに設定されたロケーション情報。
Radio クライアントがアソシエートしたアクセスポイントの無線インターフェースとモード。
VLAN VLANフォワーディング転送方式のVAPにアソシエートしたクライアントについては、割り当てられているVLAN。
Transmit Data Rate クライアントの現在のデータ送信レート。
Network Time クライアントがネットワークに認証されてから経過した時間。
Dot11ac Capable このクライアントがIEEE 802.11acをサポートしているか否か。
Detected IP Address クライアントのIPアドレスを検出できている場合はこれを表示します。
Captive Portal クライアントがキャプティブポータルを通じて認証される場合、本フィールドは関連する「Captive Portal Client Status」画面へリンクします。

表 5:コマンドボタン
項目名
説明
Disassociate 管理下のアクセスポイントからクライアントを切断します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Neighbor APs(無線クライアントの隣接アクセスポイント情報)

無線クライアントに隣接するアクセスポイントの情報を表示します。この画面の情報を用いて、クライアントがローミングする可能性のあるアクセスポイントを推定することができます。テーブル上部にあるプルダウンメニューから、情報を参照するクライアントのMACアドレスを選択します。

表 6
項目名
説明
AP MAC Address アクセスポイントのベースMACアドレス
Location アクセスポイントのプロファイルに設定されたロケーション情報
Radio 本クライアントを隣接クライアントとして検出した無線インターフェースと無線モード。
Discovery Reason 隣接クライアントの検出原因。複数の原因が表示される場合があります。
・RF Scan - クライアントを無線電波のスキャンにより検出しました。無線電波のスキャンによるクライアント検出は困難なため、通常はこの原因以外が表示されます。
・Probe Request - このアクセスポイントでクライアントからプローブリクエストを受信しました。
・Associated to Managed AP - このクライアントが、他の管理下のアクセスポイントにアソシエートしたことを検出しました。
・Associated to this AP - クライアントはこのアクセスポイントにアソシエートしています。
・Associated to Peer AP - クライアントは、ピアコントローラーが管理するアクセスポイントとアソシエートしています。
・Ad Hoc Rogue - このアクセスポイントで、クライアントがアドホックネットワークに参加していることを検出しました。

表 7:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Distributed Tunneling(無線クライアントのディストリビューテッドトンネリング情報)

クライアントのディストリビューテッドトンネリングに関する情報を表示します。
「Distributed L2 Tunneling」モードで、クライアントが最初に無線システム内のアクセスポイントにアソシエートする場合、アクセスポイントは、VLANのフォワーディングモードを使用することで無線クライアントのデータを転送します。クライアントが最初に接続するアクセスポイントを「ホームAP」と呼びます。クライアントがローミングするアクセスポイントを「アソシエーションAP」と呼びます。
テーブル上部にあるプルダウンメニューから、情報を表示するクライアントのMACアドレスを選択します。

表 8
項目名
説明
Distributed Tunneling Status このクライアントがディストリビューテッドトンネリングをサポートするネットワークにアソシエート中かどうか。
Client Roam Status クライアントがホームAP上にあるか、または別のアクセスポイントにローミングして、トンネルを使用中であるかどうか。本フィールドには以下のいずれかの状態が表示されます。
・Home - クライアントはトンネルを使用していません。
・Roamed - クライアントはトンネルを使用しています。
ディストリビューテッドトンネリングを無効にすると、フィールドには「Roamed」と表示されます。
Home AP MAC Address クライアントに対するホームAPのMACアドレス。この値は、ディストリビューテッドトンネリングが有効なネットワークにアソシエートするクライアントだけに意味があります。
Associated AP MAC Address クライアントがローミングしたアソシエーションAPのMACアドレス。

表 9:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

SSID Status(無線クライアントのSSID状態)

各クライアントがアソシエートしているネットワークのSSIDを表示します。
各アクセスポイントは異なるSSIDを使用して16個までのネットワークを持つことができます。複数のクライアントが同一のアクセスポイントに物理的に接続していても、異なるSSIDを使用して接続している場合もあります。
アクセスポイントからクライアントの接続を終了するためには、SSIDの横のボックスを選択し、「Disassociate」ボタンをクリックします。

表 10
項目名
説明
SSID クライアントが接続しているネットワーク。
MAC Address クライアントステーションのMACアドレス。

表 11:コマンドボタン
項目名
説明
Disassociate 管理下のアクセスポイントからクライアントのアソシエーションを切断します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

VAP Status(無線クライアントのVAP状態)

無線コントローラーの管理下で無線クライアントとアソシエートしているアクセスポイントについてVAPの情報を表示します。
各アクセスポイントには、各無線電波に対して16個の仮想アクセスポイント(VAP)があり、それぞれ固有のMACアドレス(BSSID)を持っています。
アクセスポイントからクライアントの接続を終了するためには、BSSIDの横のボックスを選択し、「Disassociate」ボタンをクリックします。

表 12
項目名
説明
BSSID クライアントがアソシエート中のアクセスポイントにおけるVAPのMACアドレス。
AP MAC Address 管理下にあるアクセスポイントのMACアドレス。
Location アクセスポイントのプロファイルに設定されたロケーション情報。
Radio クライアントがアソシエート中のアクセスポイントの無線電波インターフェースとその無線モード。
Client MAC Address クライアントステーションのMACアドレス。

表 13:コマンドボタン
項目名
説明
Disassociate 管理下のアクセスポイントからクライアントを切断します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Controller Status(クライアントがアソシエートする無線コントローラーの状態)

クライアントがアソシエートするアクセスポイントを管理する無線コントローラーに関する情報を表示します。
アクセスポイントからクライアントのアソシエートを終了するためには、無線コントローラーのIPアドレス横のボックスを選択し、「Disassociate」ボタンをクリックします。

表 14
項目名
説明
Controller IP Address 無線クライアントがアソシエートするアクセスポイントを管理する無線コントローラーのIPアドレスを表示します。
Client MAC Address クライアントステーションのMACアドレス。

表 15:コマンドボタン
項目名
説明
Disassociate 管理下のアクセスポイントからクライアントを切断します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Statistics

 

Association Summary(無線クライアントの統計情報)

単一のアクセスポイントと通信中のクライアントが送受信したトラフィックの情報を表示します。
無線クライアントはアクセスポイント間をローミングすることができます。無線コントローラーは、クライアントが無線コントローラー配下のアクセスポイント間をローミングして確立した全無線セッションで送受信するトラフィックをトレースします。無線コントローラーは、クライアントがアクセスポイントとのアソシエート中、またはアクセスポイント間をローミングしている場合も、クライアントのトラフィックに関する統計情報を記録しています。

表 16
項目名
説明
MAC Address クライアントステーションのMACアドレス。
Packets Received クライアントから受信したパケット数。
Bytes Received クライアントから受信したデータ量(バイト)。
Packets Transmitted クライアントに送信したパケット数。
Bytes Transmitted クライアントに送信したデータ量(バイト)。

表 17:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Session Summary(無線クライアントセッションの統計情報)

無線クライアントがアクセスポイント間をローミングしながら、同一無線ネットワークで受信したトラフィックの情報を表示します。
クライアントがアクセスポイント間をローミングするとき、それが同じネットワーク内であれば、そのセッションは継続していると見なされ、セッションの統計情報は累積されます。クライアントが無線通信を終了した場合、または無線コントローラーが管理するアクセスポイントの通信範囲を出た場合、そのセッションは終了したものと見なされます。

表 18
項目名
説明
MAC Address クライアントステーションのMACアドレス。
Packets Received クライアントから受信したパケット数。
Bytes Received クライアントから受信した総データ量(バイト)。
Packets Transmitted クライアントに送信した総パケット数。
Bytes Transmitted クライアントに送信した総データ量(バイト)。

表 19:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Association Detail(無線クライアントの詳細統計情報)

クライアントが単一のアクセスポイントにアソシエート中に送受信したトラフィックの詳細情報を表示します。テーブル上部にあるプルダウンメニューから、詳細情報を表示するクライアントのMACアドレスを選択します。

表 20
項目名
説明
Packets Received クライアントから受信した総パケット数。
Bytes Received クライアントから受信した総データ量(バイト)。
Packets Transmitted クライアントに送信した総パケット数。
Bytes Transmitted クライアントに送信した総データ量(バイト)。
Packets Receive Dropped クライアントから受信し、破棄されたパケット数。
Bytes Receive Dropped クライアントから受信し、破棄されたデータ量(バイト)。
Packets Transmit Dropped クライアントに送信し、破棄されたパケット数。
Bytes Transmit Dropped クライアントに送信し、破棄されたデータ量(バイト)。
Fragments Received クライアントから受信したフラグメント化されたパケット総数。
Fragments Transmitted クライアントに送信したフラグメント化されたパケット総数。
Transmit Retries リトライの後、クライアントへの送信に成功した回数。
Transmit Retries Failed リトライの後、クライアントへの送信に失敗した回数。
Duplicates Received クライアントから多重受信したパケットの総数。

表 21:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Session Detail(無線クライアントセッションの詳細統計情報)

無線クライアントがアクセスポイント間をローミングしながら、同一無線ネットワークで受信したトラフィックの情報を表示します。テーブル上部にあるプルダウンメニューから、詳細情報を表示するクライアントのMACアドレスを選択します。

表 22
項目名
説明
Packets Received クライアントから受信した総パケット数。
Bytes Received クライアントから受信した総データ量(バイト)。
Packets Transmitted クライアントに送信した総パケット数。
Bytes Transmitted クライアントに送信した総データ量(バイト)。
Packets Receive Dropped クライアントから受信し、破棄されたパケット数。
Bytes Receive Dropped クライアントから受信し、破棄されたデータ量(バイト)。
Packets Transmit Dropped クライアントに送信し、破棄されたパケット数。
Bytes Transmit Dropped クライアントに送信し、破棄されたデータ量(バイト)。
Fragments Received クライアントから受信したフラグメント化されたパケット総数。
Fragments Transmitted クライアントに送信したフラグメント化されたパケット総数。
Transmit Retries リトライの後、クライアントへの送信に成功した回数。
Transmit Retries Failed リトライの後、クライアントへの送信に失敗した回数。
Duplicates Received クライアントから多重受信したパケットの総数。

表 23:コマンドボタン
項目名
説明
Refresh 最新の情報で画面を更新します。



(C) 2011-15 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001751 Rev.F