仕様
Q.1
  WR11C4 を Ethernet と接続するポートのインターフェースは?  
A.1
  WR11C4 は LAN 側接続ポートとして 10BASE-T(RJ45 コネクタ)を 1 ポート装備しております。  
Q.2
  WR11C4 のスクランブル信号の組み合わせは何通りありますか?  
A.2
  65535 通りになります。  
Q.3
  外部アンテナにはネジが同梱されていますか?  
A.3
  外部アンテナにはネジ、金具等が同梱されています。
< 平面アンテナ > 本体(WR- OP05 )×1
取付金具A×1 取付金具B×1
取付金具C×1 取付金具D×1
ボルト×2 蝶ネジ×2
細パイプ×2

< スリーブアンテナ > スリーブアンテナ本体(WR- OP06)×1
取付金具A×4 取付金具B×2
ボルト(M8 ×100mm )×8
ナット×16 平ワッシャー×4
スプリングワッシャー×4

詳細は、製品マニュアルをご参照ください。
 
Q.4
  外部アンテナ用ケーブル規格を教えてください。  
A.4
  5mケーブル(WR-OP08) ---> 5D2V
20mケーブル(WR-OP07) --> 8DSFA になります。
 
Q.5
  外部アンテナ用ケーブルの抵抗値を教えてください。  
A.5
  5mケーブル(WR-OP08) ---> 内部導体:11.2Ω/km
外部導体: 8.0Ω/km
20mケーブル(WR-OP07) --> 内部導体: 2.4Ω/km
外部導体: 4.8Ω/km
隙間ケーブル(WR-OP10) --> 導体抵抗: 0.832Ω/1m当たり
※ 製品では L=500mmの為、0.416Ω になります。
 
Q.6
  WR11C4-OUT 用外部アンテナ用接続ケーブルの太さはどのくらいですか?  
A.6
  WR-OP07では、直径 約 11.5mm です。
WR-OP08では、直径 約 7.5mm です。
 
Q.7
  ローミング機能はありますか?  
A.7
  はい、あります。  
Q.8
  WR11C4 には通信速度を測るツールは添付されていますか?  
A.8
  通信速度測定ツールは添付されていません。監視機能として製品本体の LED 表示を利用することができます。  
Q.9
  SNMP に対応していますか?  
A.9
  残念ながら SNMP には対応しておりません。  
Q.10
  WR11C4-IN 内蔵アンテナの指向性は?  
A.10
  WR11C4-IN 内蔵アンテナは水平/垂直方向ともに無指向性です。  
Q.11
  10BASE-T のポートは Full Duplex に対応していますか?  
A.11
  残念ながら Full Duplex には対応していません。Half Duplex のみ使用可能です。  
Q.12
  10BASE-T ポートは MDI(ストレート)、MDI-X(クロス)のどちらですか?  
A.12
  10BASE-T ポートは MDI-X です。  
 設置について
Q.13
  WR11C4-IN/OUT と HUB を接続する場合、ツイストペアケーブルはストレートとクロスのどちらを使えばいいのですか?  
A.13
  WR11C4-IN/OUT の LAN 用ポート属性は MDI-X になります。
ストレートケーブルでつなぐ場合には HUB 側の MDI ポートに接続し、クロスケーブルでつなぐ場合には HUB 側の MDI-X ポートに接続しご使用ください。
 
Q.14
  WR11C4-IN/OUT に HUB をつないだ場合、WR11 も HUB の段数制限に入りますか?  
A.14
  HUB(リピーター)の段数制限に含むようお考え下さい。  
Q.15
  WR11C4-IN/OUT に直接パソコンを接続する場合、ツイストペアケーブルはストレートとクロスのどちらを使えばいいのですか?  
A.15
  ストレートケーブルを使用ください。  
Q.16
  使用するにあたり、無線通信したいパソコン 1台毎に WR11C4-IN/OUT を用意する必要があるのでしょうか?  
A.16
  HUB 等をご利用いただくことで、 WR11C4-IN/OUT に複数台の PC を接続することが可能です。  
Q.17
  ビル間にケーブルを敷設できないため ISDN 回線を利用してルーターで接続しています。ルーターを WR11C4-IN または WR11C4-OUT に変えて無線LANによる通信は可能ですか?  
A.17
  WR11C4-IN および WR11C4-OUT はルーティング機能を持っていないため、ルーターとしてのご使用はできません。
各 LAN にローカルルーターを別途ご用意いただくか、各 LAN のサブネットを同じにすれば可能です。また、ビル間でのご使用の場合には、内蔵アンテナでの通信が出来ないことがございますので、 WR11C4-OUT での運用をお勧めいたします。
 
Q.18
  WR11C4-OUT の最大伝送距離以上の距離間で無線通信を行いたい場合、中継地点毎に WR11C4-OUT を設置することで最終的に 1Km 以上離れた場所と通信することは可能ですか?  
A.18
  残念ながら、そのような利用方法でのご使用はできません。  
Q.19
  窓際に WR11C4-IN を置いて、建物間で無線通信をすることはできますか?  
A.19
  窓越しの通信の場合は、WR11C4-OUT と平面アンテナのご利用をお勧めいたします。 ただし、全くガラス以外遮蔽物がない状況であれば通信できる可能性はあります。  
Q.20
  ワイヤーの入った窓ガラスを通して WR11C4-IN での無線通信、または外部アンテナを使用した WR11-OUT での無線通信は可能ですか?  
A.20
  通信できない可能性があります。
WR11C4-OUT でご使用の際には、外部アンテナをワイヤー入りガラスの外に設置しご使用ください。
 
Q.21
  異なるフロア(階)間で WR11C4-IN での無線通信は可能ですか?  
A.21
  フロア間で無線通信する場合、鉄筋などの障害物で遮蔽されるため無線通信はできません。  
Q.22
  WR11C4-IN および WR11C4-OUT 間に遮蔽物がある場合に無線通信することは可能でしょうか?  
A.22
  間に遮蔽物がある場合には基本的に通信できません。  
Q.23
  ビルの上下階で WR11C4-IN を使用し無線通信したいですが、隣接ビルへの反射を利用した無線通信はできますか?  
A.23
  残念ながら、隣接ビルへの反射を利用しての動作検証は行っていない為、動作保証致しかねます。 WR11C4-OUT と外部アンテナの利用をお勧めします。  
Q.24
  工場の中に設置して使えますか?  
A.24
  工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小電力無線局(免許を要しない無線局)が運用されていなければ基本的に問題はありません。  
Q.25
  親機に対して子機は何台まで利用できますか?  
A.25
  親機 1台に対して、子機 15台まで利用可能です。  
Q.26
  同一フロア内に親機を 2 台設置することはできますか?  
A.26
  可能です。 注意する点として、親機は 40m 以上離して設置してください。  
Q.27
  他社の無線 LAN 機器が近くにあるのですが、 WR11C4 との電波干渉はありますか?  
A.27
  WR11C4 と同じ帯域電波仕様の無線 LAN 製品の場合、電波干渉の可能性がありますので、機器間の距離を 30m 以上離してご使用ください。  
Q.28
  グループ間は 40m以上離すとのことですが、親機、子機ともに離す必要がありますか?  
A.28
  グループ間は親機、子機ともに 40m 以上離し設置するようにして下さい。  
Q.29
  WR11C4 本体は屋外で使用できますか?  
A.29
  残念ながら、WR11C4 本体は屋内のみご使用可能です。  
Q.30
  WR11C4-IN/OUTを複数グループ設置します。アンテナ、本体はどの程度離して設置する必要がありますか。  
A.30
  WR11C4-IN/OUTを複数グループ設置される場合、相互干渉をさけるために、各グループ間は下図に示した距離ほど離して設置してください。
 
Q.31
  WR11シリーズのほかの機種と混在使用します。アンテナ同士、本体同士はどの程度離して設置すればいいのでしょうか。  
A.31
  WR11シリーズと混在使用される場合、相互干渉をさけるために、下図に示した距離ほど離して設置してください。
 
 電波干渉
Q.32
  携帯電話や PHS との干渉はありますか?  
A.32
  WR11C4 と携帯電話や PHS とは使用している電波帯域が違うため、お互いに干渉することはありません。  
Q.33
  道路をはさんで無線通信したいのですが、トラックの無線による影響はありますか?  
A.33
  トラック等で使用される無線機等の影響を受けることが考えられます。  
Q.34
  空港に隣接しているのですが、空港のレーダーや各種交換機、無線等の影響はありますか?  
A.34
  電波状況及び設置場所によっては、影響を受ける可能性があります。  
Q.35
  無線通信をする LAN 間に鉄道が通っている場合、通信に何か問題はありますか?  
A.35
  電波干渉が考えられますので正常に通信できない可能性があります。  
Q.36
  近辺に高圧電線などがある場合、通信に何か問題はありますか?  
A.36
  電波干渉が考えられますので正常に通信できない可能性があります。  
Q.37
  他の無線や、その他妨害電波の影響を受けることはありますか?  
A.37
  無線方式に電波方式を採用していますので、他の無線や妨害電波の影響は受ける可能性はあります。  
 外部アンテナ
Q.38
  室内で無線通信を行う場合、外部アンテナは必要ですか?  
A.38
  室内でのご利用の場合、外部アンテナは特に必要ありません。WR11 本体に内蔵されたアンテナで無線通信を行います。親機と子機とが互いに見通せる位置に設置してください。  
Q.39
  WR11C4-OUT にて親機、子機共にスリーブアンテナで無線通信することはできますか?  
A.39
  親機、子機の両方でスリーブアンテナを使用することは可能です。
1 対 1 の無線通信であれば、平面アンテナのご利用をお勧めします。
親機 1 台に対して子機 2 台の場合は、親機にスリーブアンンテナ子機に平面アンテナをご利用ください。
 
Q.40
  WR11C4-OUT(外部アンテナ)と WR11C4-IN(内蔵アンテナ)で無線通信することはできますか?  
A.40
  WR11C4-OUT(外部アンテナ)と WR11C4-IN(内蔵アンテナ)での無線通信は行えません。 WR11C4-OUT(外部アンテナ)同士 または、WR11C4-IN(内蔵アンテナ)同士で無線通信を行ってください。  
Q.41
  スリーブアンテナは雷の影響を受けますか?  
A.41
  アンテナを避雷針のない場所、避雷針から遠い位置に設置した場合、落雷の危険性が高くなります。
屋外に設置する場合には、避雷針より十分に近く低い場所に設置してください。
(避雷針の先端を頂点とした60°の傘の中に入る位置)
また、オプションにて避雷器(WR-OP09)をご使用いただくことをお勧めします。
 
Q.42
  WR11C4-OUT に接続する外部アンテナの接続ケーブルの長さはどのくらいですか?  
A.42
  ケーブル長は 20m(WR-OP07)と5m(WR-OP08)の2種をご用意しております。  
Q.43
  外部アンテナケーブルを延長することはできますか?  
A.43
  残念ながらできません。
WR-OP07(20m)か WR-OP08 (5m)のどちらかのみご使用可能です。 WR11C4-OUT と HUB 等を接続する際の UTP ケーブルで調整してください。
 
Q.44
  市販のケーブルを利用して WR11C4-OUT と外部アンテナを接続することはできますか?  
A.44
  残念ながらできません。
WR-OP07(20m)か WR-OP08 (5m)のどちらかのみご使用可能です。
 
Q.45
  外部アンテナを使用した場合の最大データ転送速度はどれくらいですか?  
A.45
  データ転送速度は、外部アンテナ使用の有無に関わらず、最大 11Mbps です。
(電波状況に応じて 11Mbps から 1Mbps まで自動的に通信速度を切替えます。)
 
Q.46
  スリーブアンテナ、平面アンテナの無線通信可能な距離に違いはありますか?  
A.46
  スリーブアンテナ、平面アンテナの双方共、無線通信可能な距離は同じです。  
 通信互換性
Q.47
  他社製品と無線通信できますか?  
A.47
  残念ながら、他社製品との通信互換性はございません。  
Q.48
  WR211 シリーズと無線通信できますか?  
A.48
  WR211 シリーズとの通信互換性はございません。 WR211 シリーズは WR211PCM 同士、または WR211PCM と WR211AP で通信可能です。  
Q.49
  WR11C4 と WR11 との無線通信は可能ですか?  
A.49
  残念ながら、通信互換性はございません。  
 リプレース
Q.50
  WR11C4の後継機種を教えてください。  
A.50
  WR11C4シリーズの後継機はAT-TQ4551/4552 です。 なお、「AT-TQ4551/4552」と「WR11C4-OUT」の組合せでは通信が行えませんのでリプレースの際は、対向装置も同じ製品となるよう設置してください。  
Q.51
  WR11C4-OUTで使用している外部アンテナ及びアンテナケーブルは AT-TQ4551/4552でも使用できますか。  
A.51
  アンテナケーブル(WR-OP07/08/10/11)及び平面アンテナ(WR-OP05)はTQ4551/4552でも使用することが可能です。スリーブアンテナ(WR-OP06)や、WR11C4-L シリーズのパラボナアンテナ(WR-OP12)は使用できません。  
Q.52
  「AT-TQ4551/4552」と「WR-OP05」の組合せで、技術基準適合証明番号は変更されますか。  
A.52
  変更ございません。従って、既にお持ちの「AT-TQ4551/4552」で 「WR-OP05」と組み合わせてご利用可能です。  
Q.53
  AT-TQ4551/4552 とアンテナケーブル(WR-OP07/WR-OP08)はそのまま接続できますか。  
A.53
  「AT-TQ4551/4552」とアンテナケーブル「WR-OP07または08」の接続には、別途「変換コネクタ」をご用意頂く必要がございます。
当社推奨品:(株)常磐商工「NP TNC-J変換コネクタ」
 
Q.54
  アンテナケーブル(WR-OP07/WR-OP08)とTQ4551/4552用外部アンテナ(PA-03-01)を接続する際、そのまま接続できますか。  
A.54
  WR-OP07/08とPA-03-01の接続には、別途「NJ-NJ 変換コネクタ」が必要です。
当社推奨品:(株)常磐商工「NJ-NJ 変換コネクタ」
 
 その他
Q.55
  WR11C4 の価格は 1 台の価格ですか?、 2 台セットでの価格ですか?  
A.55
  1台の価格になります。 WR11C4 を利用する場合、WR11C4-IN または WR11C4-OUTを各々にて最低 2台以上必要です。必要台数分ご購入ください。  
Q.56
  無線を傍受される危険性はありますか?  
A.56
  グループ設定、スクランブル機能を利用することでセキュリティを確保することが可能です。  
Q.57
  近くで WR11C4 または WR11 を利用している人がいる場合、盗聴される心配はないでしょうか?  
A.57
  スクランブル機能を利用することで解読を困難にすることが可能です。  
Q.58
  親機同士で無線通信はできますか?  
A.58
  親機同士の無線通信はできません。
親機同士の通信には HUB などを介した有線を利用します。
 
Q.59
  子機を増やした場合、スループットは落ちますか?  
A.59
  子機の台数が増えると実効スループットやレスポンスは低下しますが、転送速度は落ちません。  
Q.60
  学習した MAC アドレスを消去するにはどのようにすればいいのですか?  
A.60
  本体電源を切ることで学習した MAC アドレスを消去することができます。  
Q.61
  MAC アドレスを手動登録することはできますか?  
A.61
  残念ながらできません。MAC アドレスは自動学習のみになります。  
Q.62
  WR11C4 の通信状態などを見ることはできますか?  
A.62
  WR11C4 は無線通信状況、伝送速度等を LED ランプで確認することができます。  
Q.63
  無線通信速度を固定設定することはできますか?  
A.63
  残念ながら固定設定することはできません。 WR11C4 は電波状況に応じ自動的に通信速度を切り替えます。  
Q.64
  MAC アドレスの記憶数は LAN 側のみの台数ですか?  
A.64
  親機の場合 親機の有線上に存在するノードと、それぞれの子機に接続されているノードの合計となります。 子機の場合、子機の有線上に存在するノードの合計となります。  
Q.65
  1km 以上の距離を無線通信させることはできますか?  
A.65
  残念ながらできません。
屋外で外部アンテナを利用した場合、非常に電波状況のよい環境での通信最大距離は 1Km までとなります。
 
Q.66
  屋外での無線通信距離が最大 500m 〜 1Km とありますが、何らかの制約事項があるのですか?  
A.66
  WR11C4-OUT と外部アンテナを利用しての無線通信距離は、通信状況が非常によい環境で最大1km です。 他の電波が多くあるほど、その距離は短くなってきます。都心部等、他の電波の多い環境では、最大でも 500m 程度になります。  
Q.67
  見通しが良くないと電波が通らないということは有りますか?  
A.67
  見通しが良くないと電波が通らい、またはレスポンスが低下するなどの事がありますので、見通しの良い環境でのご使用をお勧めいたします。  
 医療関係者からよせられた良くある質問
Q.68
  医療機関での使用は可能ですか?  
A.68
  弊社の無線製品は 2.4GHz 帯の電波を利用しており、産業科学医療用に使用されている周波数帯域 (ISMバンド) のため、2.4GHz 帯の周波数を使用する医療機器と電波干渉する可能性がございます。本製品を使用するにあたり、実際の運用に合わせた擬似環境にて事前に医療機器の動作が電波干渉による支障がない事を十分に確認した上でご使用ください。  
Q.69
  医療機器に電波の影響を与えないようにするにはどのような措置が必要ですか?  
A.69
  医療機器との電波干渉が発生していない状況であれば特別な措置は必要ありませんが、電波を通さない物質で密閉することにより電波の影響を防ぐことは可能です。ただし、電波は反射および屈折いたしますので、医療機器の近くでお使いの場合には電波を通さない措置を行い設置する場合においても、運用に合わせた擬似環境にて事前に医療機器の動作が電波干渉による支障がない事を十分に確認した上でご使用ください。  
Q.70
  当該製品の使用にあたり、医療機器からは何メートル離せば良いですか?  
A.70
  2.4GHz 帯の電波を利用した医療機器の近くでは、お互いに電波干渉を起こす恐れがございます。その場合、ご利用されている医療機器によって影響を受ける距離が変わりますので、実際の運用に合わせた擬似環境にて、事前に医療機器の動作が電波干渉による支障がない事を十分に確認した上でご使用ください。  
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