atmf working-set

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / コマンド


# [no] atmf working-set {NODELIST | group GROUPLIST}


指定したノードを操作対象とするワーキングセットプロンプトに移動する。
本コマンドはマスターでのみ有効。
no形式で実行した場合は、指定したノードをワーキングセットから削除する。


パラメーター

NODELIST ノード名。カンマ区切りで複数指定が可能(カンマの前後にスペースを入れないこと)。大文字小文字を区別しない
group GROUPLIST グループ名。カンマ区切りで複数指定が可能(カンマの前後にスペースを入れないこと)。atmf groupコマンドで定義したグループ名に加え、下記の予約済みグループ名も指定可能。all, current, local以外は大文字小文字を区別する
all すべてのノード
current 現在の操作対象ノード
local ローカルノード(自ノード)
master すべてのマスター
poe すべてのPoE対応機種
dc2500 AT-DC2552XS
vaa AMF Cloud
x8100 すべてのSwitchBlade x8100
x950 すべてのx950シリーズ
x930 すべてのx930シリーズ
x900 すべてのSwitchBlade x908とx900シリーズ
sbx908ng すべてのSwitchBlade x908 GEN2シリーズ
x610 すべてのx610シリーズ
x550 すべてのx550シリーズ
x530 すべてのx530シリーズ
x530L すべてのx530Lシリーズ
x510 すべてのx510シリーズとx510LシリーズとAT-IX5-28GPX
x310 すべてのx310シリーズ
x230 すべてのx230シリーズ(52ポート版を含む)とx230Lシリーズ
x220 すべてのx220シリーズ
x210 すべてのx210シリーズ
x200 すべてのx200シリーズ
IE210 すべてのIE210Lシリーズ
ie200 すべてのIE200シリーズ
ar4050 AT-AR4050S
ar3050 AT-AR3050S
ar2050 AT-AR2050V
ar2010 AT-AR2010V
ar1050 AT-AR1050V
sh510 すべてのSH510シリーズ
sh310 すべてのSH310シリーズ
sh230 すべてのSH230シリーズ
sh210 すべてのSH210シリーズ
xs900 すべてのXS900MXシリーズ
gs980mx すべてのGS980MXシリーズ
gs980m すべてのGS980Mシリーズ
gs900 すべてのGS900MX/GS900MPXシリーズ
fs980 すべてのFS980Mシリーズ


使用例

■ AMFノードFSW241とFSW242を操作対象とするワーキングセットプロンプトに移行する。

SBx81# atmf working-set FSW241,FSW242
===============
FSW241, FSW242:
===============

Working set join

AMF001[2]# 

■ すべてのノードを操作対象とするワーキングセットプロンプトに移行する。予約済みグループ「all」は、AMFネットワーク上のすべてのノードを含む。
SBx81# atmf working-set group all
==============================================
ESW231, FSW241, FSW242, FSW243, FSW244, SBx81:
==============================================

Working set join

AMF001[6]# 

本コマンド実行時に表示される項目の意味は次のとおり。

■ 操作対象をローカルノードだけに戻す。
自ノードを表す予約済みグループ名「local」を指定した場合は、ワーキングセットのプロンプトから通常のプロンプト(ローカルプロンプト)に戻る。
また、自ノード名だけを指定した場合や、自ノードだけが含まれるグループを指定した場合、すなわち、ワーキングセットの対象ノードが自ノードだけになる場合もローカルプロンプトに戻る。
AMF001[6]# atmf working-set group local
======
SBx81:
======

Working set join


SBx81# 
Note
ワーキングセットプロンプトのEXECモード(特権、非特権とも)でexitコマンドを実行すると、マスターのCLIからログアウトしてしまうため注意。ワーキングセットプロンプトからマスターCLI単機のプロンプト(ローカルプロンプト)に戻りたいときは、上の例のように本コマンドでgroup localを指定すること。


注意・補足事項

■ 特権パスワードが必要なユーザー(権限1~14のユーザー)でマスターのCLIにログインしている場合、ワーキングセット経由でコマンドを実行するたびに特権パスワードの入力を求められる。これを回避するには、特権パスワードが不要なユーザーでマスターのCLIにログインすればよい。
(ワーキングセットの操作対象ノードにマスターと同じ名前のユーザーを登録しておく必要はない)

show tech-supportatmf distribute firmwareatmf reboot-rollingなど、AMFトラフィックを大量に生成する可能性のあるコマンドを実行する場合、ワーキングセットの対象ノードは42ノード以内にすることを推奨。

■ x530シリーズとx530Lシリーズのミックススタック構成時、該当VCSグループはVCSマスター機種の予約済みグループに所属する。すなわち、x530シリーズがVCSマスターのときは予約済みグループ「x530」、x530LシリーズがVCSマスターのときは予約済みグループ「x530L」に属する。不意のグループ変更による混乱を避けるため、ミックススタック構成ではatmf groupコマンドで任意のグループ名を設定して運用することを推奨。

■ x230シリーズは52ポート版とそれ以外の機種でサポートコマンドが異なるため、x230シリーズの52ポート版とそれ以外の機種が混在するAMFネットワークでは、atmf groupコマンドで任意のグループ名を設定して運用することを推奨。


関連コマンド

atmf group(グローバルコンフィグモード)
atmf network-name(グローバルコンフィグモード)
atmf remote-login(特権EXECモード)
atmf restricted-login(グローバルコンフィグモード)
hostname(グローバルコンフィグモード)
show atmf group(特権EXECモード)
show atmf group members(特権EXECモード)
show atmf nodes(特権EXECモード)
show atmf working-set(特権EXECモード)



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