ntp pool

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / NTP


(config)# ntp pool FQDN [version <1-4>] [maxsources <3-16>] [prefer]

(config)# no ntp pool FQDN


指定したNTPプール(複数のIPアドレスに解決されるFQDN)を利用してNTPサーバーリストに複数のNTPサーバーを追加する。
no形式で実行した場合は、NTPサーバーリストから指定したNTPプール由来のNTPサーバーを削除する。

本製品は、本コマンドで指定したプール内のNTPサーバーに対し、クライアントモードで動作する。すなわち、本製品の時計を該当サーバーの時計に一方的に同期するだけで、該当サーバーが本製品の時計に同期することはできない。

Note
本コマンドでNTPクライアントの設定を行った場合、NTPサーバーとの時刻同期に成功すると本製品自身もNTPサーバーとして動作するようになります。そのため、悪意のある第三者から攻撃を受ける可能性のあるロケーションでNTPクライアント機能を有効にする場合は、アクセス制御機能等を利用して必要なNTP通信だけを許可する設定を推奨します(設定例はntp restrictコマンドの使用例をご参照ください)。


パラメーター

FQDN NTPプールのFQDN(例:pool.ntp.org)
version <1-4> NTPのバージョンを1~4から選択して指定する。省略時は4
maxsources <3-16> このNTPプールに含まれるNTPサーバーをいくつまで保持するかを指定する。省略時は4
prefer このNTPプールに含まれるNTPサーバーを優先的に使用したい場合に指定する


使用例

awplus(config)# ntp pool pool.ntp.org


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- ntp pool(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

ntp master(グローバルコンフィグモード)
ntp peer(グローバルコンフィグモード)
ntp restrict(グローバルコンフィグモード)
ntp server(グローバルコンフィグモード)
show ntp associations(非特権EXECモード)
show ntp status(非特権EXECモード)



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