Swim Manager: ユーザーズガイド
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7.3 minimail

minimailは、Swim Manager 付属の簡易メール送信クライアントです。「トラップ受信」や「しきい値超過」といったイベント発生時のアクションとして指定しておけば、任意のメールアドレスに通知メールを送信することができます。携帯電話などでメールを受信することで、どこにいてもネットワーク上でのイベント発生を知ることができます。

Note
minimailは、Swim Manager のインストール時にサーバが動作するPCにインストールされます。サーバとビューワが別々のPCの場合は、ビューワ上では起動できません。

Note
minimailは、コマンドラインから起動する送信のみ可能な簡易的なメールクライアントソフトです。メールの受信機能は持っておりません。また、パラメータ書式以外のエラーチェック機能はありません。

Note
イベント発生時のアクションとしてminimailを指定する場合は、あらかじめ指定内容と同じコマンドをコマンドプロンプトから手入力して実行し、正常に送信が行われ、相手が受信できることを確認しておいてください。

7.3.1 起動コマンド

minimailはコマンドラインから実行して使用します。手動でコマンドを入力して使うこともできますが、Swim Manager においては、イベント発生時のアクションとして指定する方法が有効です。

Note
minimailはコンソールアプリケーションなので、Swim Manager から起動された場合であっても、送信エラーが発生したり、パラメータに間違いがあった場合などには、コマンドプロンプトウィンドウが開き、エラーメッセージなどが表示されます。Swim Manager から呼び出された場合で、なおかつ、正常に終了した場合は、コマンドプロンプトウィンドウは開きません。

以下にコマンドの指定方法を示します。

SwimDir\bin\minimail SMTPServer <Parameters...>

7.3.1.1 コマンド例:

C:\Progra~1\Allied~1\SwimMa~1\bin\minimail smtp.suke.co.xx -from swim@buu.suke.co.xx -to admin@pote.suke.co.xx -subject "Test Mail Part1" -mailfile c:\tmp\testmail.txt

7.3.2 パラメータ

minimailに指定できるパラメータを以下に示します。(必須)とあるものは、必ず指定しなくてはならなりません。

各パラメータは、パラメータ名とその値を1個以上の空白で区切って指定します(SMTPサーバー名を除く)。

また、 -mailfile パラメータと -mailbody パラメータは、どちらか一方のみを指定してください。

パラメータ名

説明

SMTPServer

(必須) SMTPサーバーの名前を指定します。必ず第1パラメータとして指定してください。

-from addr

メール送信者(自分)のメールアドレスを指定します。

-to addr [,addr..]

(必須) メール受信者(相手)のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。

-cc addr [,addr..]

カーボンコピー送信先のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。

-bcc addr [,addr..]

ブラインドカーボンコピー送信先のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。

-replyto addr

メール受信者が返信する場合に使う返信先(自分)を指定します。

-subject string

(必須) メールのタイトルを指定します。

Note
メールのタイトルには「Swim Manager (サーバ)の設定」の「アクションコマンドのプロパティ」タブと同じ「特殊変数」を使えます。

-mailbody "content"

-mailfile パラメータの指定がない場合のみ必須) 送信するメールの内容(本文)をダブルクォート(")で囲んで指定します。改行は「\n」で指定します。 -mailfile パラメータが指定されている場合は、指定できません。

Note
メール本文には「Swim Manager (サーバ)の設定」の「アクションコマンドのプロパティ」タブと同じ「特殊変数」を使えます。

-mailfile filename

-mailbody パラメータの指定がない場合のみ必須) 送信するメールの内容(本文)が格納されているファイルの名前を指定します。
-mailbody パラメータが指定されている場合は、指定できません。

-attach filename

添付ファイルの名前を指定します。

-encode {Base64|UUENCODE}

添付ファイル送信時の変換コード体系をBase64またはUUENCODEのいずれかから指定します。省略時はBase64になります。

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