Swim Manager サーバの各種設定のうち、サーバが起動していないと変更できない設定は、タスクトレイのSwim Manager アイコンから呼び出す「Swim Manager(サーバ)の設定」ダイアログで行います。
Swim Manager サーバ(アプリケーション)が起動している状態で、タスクトレイのSwim Manager アイコンを右クリックし、ポップアップメニューから「Swim Manager(サーバ)の設定」を選択すると、次ページ以降に示すような設定ダイアログが起動します。
Note
Swim Manager サーバがサービスとして起動している場合、以下の手順で設定ダイアログを起動してください。
設定のあと、サービスとしてSwim Manager サーバを動作させたい場合は、いったんSwim Manager サーバ(アプリケーション)を停止してから、Swim Manager サーバ(サービス)を開始してください。
「バージョン情報」タブでは、Swim Manager サーバのバージョン情報等を確認できます。
「アクションコマンドの設定」タブでは、イベント発生時に実行させるためのアクションを定義します。
Note
イベント発生時にどのアクションを実行するかはビューワ側のイベントフィルターで設定します。
項目 |
内容 |
---|---|
アクションコマンド |
現在、定義されているアクションコマンドの一覧が表示されます。デフォルトでは、「ポップアップ」と「ビープ」の2つが定義されています。 |
追加 |
アクションコマンドを新規に追加します。「アクションコマンドのプロパティ」ダイアログが表示されるので、必要項目を入力して「OK」ボタンをクリックしてください。 |
削除 |
「アクションコマンド」リスト上で選択したコマンドを削除します。 |
変更 |
「アクションコマンド」リスト上で選択したコマンドの設定内容を変更します。「アクションコマンドのプロパティ」ダイアログが表示されるので、必要な項目を修正して「OK」ボタンをクリックしてください。 |
アクションコマンドの追加および変更を行います。
項目 |
内容 |
---|---|
アクションコマンド |
Swim Manager にデフォルトで用意されているアクションコマンドの一覧が表示されます。追加したいコマンドをドロップダウンリストから選択してください。コマンドにパラメータが必要な場合は、「パラメータ」テキストフィールドが入力可能な状態になるので、各コマンドに対応したパラメータを設定してください。 Note |
カスタムコマンド |
サーバ上で任意のプログラムを実行させたい場合は、アクションコマンドリストから「カスタム」を選択してください。「カスタムコマンド」テキストフィールドが入力可能な状態になるので、実行したいコマンドの名前をフルパスで指定します。コマンドパスは、「参照」ボタンをクリックして、ファイル選択ダイアログから指定することもできます。なお、コマンドに渡すパラメータは、「パラメータ」テキストフィールドで指定します。サーバ側で実行されるコマンドを選択した場合は、「テスト」ボタンがイネーブルになり、そのコマンドのテストを行うことができます。 |
パラメータ |
アクションコマンドリストからパラメータが必要なコマンドを選択すると、このフィールドが入力可能な状態になるので、適切なパラメータを入力してください。イベント発生時には、コマンド名のあとにここで指定したパラメータを付け加えた形でコマンドが起動されます。パラメータには、固定の文字列だけでなく、イベント発生源のアドレスや時刻といった情報を表す特殊な変数を指定することもできます。詳細は以下の「パラメータ」、「特殊変数」の説明をご覧ください。 |
説明 |
参考のため、コマンドの説明を入力することができます。最初はデフォルトの説明が入力されています。「デフォルトに戻す」ボタンをクリックすることで、デフォルトの説明に戻すことができます。 |
アクションコマンドにメール送信、または経路テストコマンドを指定した場合のパラメータは、以下のように指定します。
メール送信
書式:サーバ名 オプション...
サーバ名:メールサーバ名(必須)
オプション:
オプション | 説明 |
---|---|
-from xxx | 送信者のメールアドレス |
-to xxx[,yyy] | 宛先(必須) - 複数の宛先を指定する場合は「,(カンマ)」で区切ります。 |
-cc xxx[,yyy] | カーボンコピー先 - 複数の宛先を指定する場合は「,(カンマ)」で区切ります。 |
-bcc xxx | ブラインドカーボンコピー先 - 複数の宛先を指定する場合は「,(カンマ)」で区切ります。 |
-replyto xxx | 返信先 |
-subject xxx | 表題 |
-mailbody xxx\nyyy | メール本文(*1)を入力します。 - 改行は「\n」を使用します。 |
-mailfile xxx | メール本文(*1) - ファイルから取得。 |
-attach xxx | 添付ファイル |
-encode xxx | エンコード形式(Base64|UUENCODE) |
(*1) どちらかの指定が必須です。
経路テストコマンド
書式:[オプション] IPアドレス
オプション:
-Queries | 実行回数(回) |
-ImmediateEnd | 経路上にPingに応答しない等の機器が存在する場合終了する(true | false) |
-TimeOut | Pingタイムアウト時間(秒) |
-RetryCount | Pingリトライ回数(回) |
-TTL | 生存時間 (回) |
-Interval | Ping間隔(ミリ秒) |
-MaxHop | 最大ホップ数(回) |
-DataSize | ICMPデータサイズ(Byte) |
-Mask | サブネットマスク(現在、このパラメータは無効です。指定すると正しく処理されなくなります。) |
アクションコマンドの「パラメータ」には、以下の特殊変数を指定することができます。
特殊変数はパーセント記号(%)で始まる文字列です。パラメータ中にこれらの変数を記述した場合、アクションコマンドの実行時に、パラメータ内の各変数が具体的な値に展開された上でコマンドに引き渡されます。
変数名 |
説明 |
---|---|
%name |
ログイベント発生源の名前(ノードの名前など) |
%adr |
アドレス。IPアドレスとMACアドレスの両方がある場合は、IPアドレスが使われます。 |
%ip |
IPアドレス。対象となる機器ノードにIPv4とIPv6のアドレスが指定されている場合は、IPv4のアドレスが優先されます。 |
%ipv4 |
IPv4アドレス |
%ipv6 |
IPv6アドレス |
%mac |
MACアドレス。対象となる機器ノードにIPv4、IPv6アドレス、MACアドレスが指定されている場合の優先順位は、IPv4 → IPv6 → MACアドレスとなります。 |
%msg |
メッセージ(ログイベントの詳細) |
%type |
ログ種別 |
%subt |
イベント |
%level |
ログレベル(「ユーザ」「経過表示」「デバッグ」のいずれか) |
%time |
ログイベントの発生日時 |
%aid |
アクションコマンドID番号 |
「サーバメンテナンス」タブでは、サーバのメンテナンスを行います。
項目 |
内容 |
---|---|
ログ履歴DB -- 全レコードの削除 |
ログ履歴DBの全レコードをただちに削除します。ただし、ログ履歴DBのファイルサイズは、サーバ再起動後にはじめて小さくなります。 |
設定情報のリセット -- 再起動後にユーザ設定情報をリセットする |
サーバ再起動時に、サーバの設定情報をリセットします。デバイスやアクションコマンドの情報を格納しているデータファイルもクリアされます。 Note |