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CentreCOM AR410 V2 設定例集 2.6 #36
専用線によるIPX2点間接続
専用線を使って2つのIPXネットワークを接続します。
ここでは、次のような構成のネットワークを例に解説します。
表 1
| |
ルーターA |
ルーターB |
| TDMグループ名 |
TOOS |
TOOS |
| 回線速度 |
128Kbps |
128Kbps |
| WAN側物理インターフェース |
bri0 |
bri0 |
| WAN側(ppp0)ネットワーク番号 |
129 |
129 |
| LAN側(vlan1)ネットワーク番号 |
401 |
12 |
| ステーション番号(MACアドレス) |
0000f4740012 |
0000f4740022 |
| Ethernetフレームタイプ |
802.3 |
802.3 |
| ファイルサーバー名 |
Accounts |
Sales |
| ファイルサーバー内部ネットワーク番号 |
7500 |
7700 |
| ファイルサーバーステーション番号 |
00000001 |
00000001 |
| ファイルサーバーソケットアドレス |
0451 |
0451 |
| プリンターサーバー |
(あり) |
(なし) |

- BRIインターフェース「0」の全スロット(1〜2)を常時起動のTDM(専用線)モードに設定します。
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
- bri0のスロット1〜2(128Kbps)に対して、TDMグループ「TOOS」を作成します。
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓
- PPPインターフェース「0」をTDMグループ「TOOS」上に作成します。
CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS ↓
- IPXモジュールを有効にします。
- LAN側(vlan1)インターフェースにIPXネットワーク番号を設定します。CIRCUITには任意の番号を、ENCAPSULATIONにはフレームタイプを指定します。
ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=vlan1 NETWORK=401 ENCAPSULATION=802.3 ↓
- WAN側(ppp0)インターフェースにIPXネットワーク番号を設定します。CIRCUITには任意の番号を指定します。
ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp0 NETWORK=129 ↓
- プリンターサーバーの情報をWAN越しに交換しないようSAPフィルターを設定します。
ADD IPX SAP=1 SERVICE=* TYPE=PRINTSERVER ACTION=EXCLUDE ↓
- プリンターサーバー以外のサーバー情報はWAN越しに交換するようSAPフィルターを設定します。
ADD IPX SAP=1 SERVICE=* TYPE=* ACTION=INCLUDE ↓
- 手順7、8で作成したSAPフィルター「1」をIPXサーキット「2」に適用します。OUTSAPパラメーターは、サーキットを通じて送出されるSAPパケットに対してフィルターを適用することを示します。
SET IPX CIRCUIT=2 OUTSAP=1 ↓
- 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
- BRIインターフェース「0」の全スロット(1〜2)を常時起動のTDM(専用線)モードに設定します。
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
- bri0のスロット1〜2(128Kbps)に対して、TDMグループ「TOOS」を作成します。
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓
- PPPインターフェース「0」をTDMグループ「TOOS」上に作成します。
CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS ↓
- IPXモジュールを有効にします。
- LAN側(vlan1)インターフェースにIPXネットワーク番号を設定します。CIRCUITには任意の番号を、ENCAPSULATIONにはフレームタイプを指定します。
ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=vlan1 NETWORK=12 ENCAPSULATION=802.3 ↓
- WAN側(ppp0)インターフェースにIPXネットワーク番号を設定します。CIRCUITには任意の番号を指定します。
ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp0 NETWORK=129 ↓
- SALESサーバーからのパケット(経路とサービス情報を含む)をフォワードしないよう、トラフィックフィルターを設定します。
ADD IPX EXCLUSION=7700:00000001 ↓
- 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
■ 本製品のMACアドレスは、VLAN(スイッチ)インターフェースの場合はSHOW SWITCHコマンド、Ethernetインターフェースの場合はSHOW ETH CONFIGURATIONコマンドかSHOW ETH MACADDRESSコマンドで確認できます。
■ 回線速度が64Kbpsのときは、手順2を次のようにします。
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1 ↓
■ 特定のステーションやネットワークからのトラフィックをフォワードしたくない場合は、「ADD IPX EXCLUSION=X:Y(Xはネットワーク番号、Yはステーション番号)」 コマンドでトラフィックフィルターを設定します。
ルーターAのコンフィグ
[テキスト版]
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓
CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS ↓
ENABLE IPX ↓
ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=vlan1 NETWORK=401 ENCAPSULATION=802.3 ↓
ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp0 NETWORK=129 ↓
ADD IPX SAP=1 SERVICE=* TYPE=PRINTSERVER ACTION=EXCLUDE ↓
ADD IPX SAP=1 SERVICE=* TYPE=* ACTION=INCLUDE ↓
SET IPX CIRCUIT=2 OUTSAP=1 ↓
|
ルーターBのコンフィグ
[テキスト版]
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓
CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS ↓
ENABLE IPX ↓
ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=vlan1 NETWORK=12 ENCAPSULATION=802.3 ↓
ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp0 NETWORK=129 ↓
ADD IPX EXCLUSION=7700:00000001 ↓
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CentreCOM AR410 V2 設定例集 2.6 #36
(C) 2002 - 2008 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M3048-02 Rev.M
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