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CentreCOM AR415S 設定例集 2.9 #136

CUGサービス(LAN型)を利用したIP2点間接続


CUG(Closed Users Group)サービス(フレッツ・VPNワイド、フレッツ・グループアクセス(プロ、NTT東日本)、フレッツ・グループ(ビジネスメニュー、NTT西日本))の「LAN型払い出し」を利用して、2拠点間をIP接続するための基本設定例です。CUGサービスを利用すると、各拠点間でPCのファイル共有などが可能になります。ここでは、要点を示すため、必要最小限の設定だけを示します。

CUGサービスのプライベートグループ(以下、グループ)管理者からは、次の情報を提供されているものとします。グループのメンバーは、userA(ルーターA)とuserB(ルーターB)だけであると仮定しています。

表 1:グループ管理者から提供された情報
 
ルーターA
ルーターB
ユーザーID(PPPユーザー名) userA userB
パスワード(PPPパスワード) passwdA passwdB
IPアドレス 192.168.10.0/24(LAN型) 192.168.20.0/24(LAN型)


以下、ルーターの基本設定についてまとめます。

表 2:ルーターの基本設定
 
ルーターA
ルーターB
WAN側物理インターフェース eth0 eth0
WAN側(ppp0)IPアドレス Unnumbered Unnumbered
LAN側(vlan1)IPアドレス 192.168.10.1/24 192.168.20.1/24



ルーターAの設定


  1. WAN側Ethernetインターフェース(eth0)上にCUGサービス接続用のPPPインターフェース「0」を作成します。


  2. グループ管理者から通知されたユーザーIDとパスワードを指定し、接続時にIPアドレス割り当ての要求を行うように設定します。LQRはオフにし、代わりにLCP Echoパケットを使ってPPPリンクの状態を監視するようにします。また、ISDN向けの機能であるBAPはオフにします。






  3. IPモジュールを有効にします。


  4. IPCPネゴシエーションで与えられたIPアドレスをPPPインターフェースで使用するように設定します。


  5. LAN側(vlan1)インターフェースにIPアドレスを設定します。グループ管理者から指定されたアドレスを設定してください。


  6. WAN側(ppp0)インターフェースをUnnumberedに設定します。


  7. ルーターBのLAN側への経路を設定します。


  8. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。


ルーターBの設定


  1. WAN側Ethernetインターフェース(eth0)上にCUGサービス接続用のPPPインターフェース「0」を作成します。


  2. グループ管理者から通知されたユーザーIDとパスワードを指定し、接続時にIPアドレス割り当ての要求を行うように設定します。LQRはオフにし、代わりにLCP Echoパケットを使ってPPPリンクの状態を監視するようにします。また、ISDN向けの機能であるBAPはオフにします。






  3. IPモジュールを有効にします。


  4. IPCPネゴシエーションで与えられたIPアドレスをPPPインターフェースで使用するように設定します。


  5. LAN側(vlan1)インターフェースにIPアドレスを設定します。グループ管理者から指定されたアドレスを設定してください。


  6. WAN側(ppp0)インターフェースをUnnumberedに設定します。


  7. ルーターAのLAN側への経路を設定します。


  8. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。


メモ

■ グループメンバー(拠点)が追加されたときは、該当拠点への経路情報を追加することによって対応できます。たとえば、新拠点192.168.30.0/24が追加された場合は、ルーターA、ルーターBの両方で次のコマンドを実行します。


■ 本設定では、ルーター起動直後にPPPoEセッションが確立され、以後常時接続された状態となります。したがって、PPPoEセッションの切断、再接続は手動で行う必要があります。

まとめ

ルーターAのコンフィグ [テキスト版]
CREATE PPP=0 OVER=eth0-ANY
SET PPP=0 OVER=eth0-ANY BAP=OFF IPREQUEST=ON USER=userA PASSWORD=passwdA LQR=OFF ECHO=ON
ENABLE IP
ENABLE IP REMOTEASSIGN
ADD IP INT=vlan1 IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0
ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0
ADD IP ROUTE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp0 NEXTHOP=0.0.0.0


ルーターBのコンフィグ [テキスト版]
CREATE PPP=0 OVER=eth0-ANY
SET PPP=0 OVER=eth0-ANY BAP=OFF IPREQUEST=ON USER=userB PASSWORD=passwdB LQR=OFF ECHO=ON
ENABLE IP
ENABLE IP REMOTEASSIGN
ADD IP INT=vlan1 IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0
ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0
ADD IP ROUTE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp0 NEXTHOP=0.0.0.0





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