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CentreCOM AR415S 設定例集 2.9 #77

SNMP(Simple Network Management Protocol)


SNMPエージェントの基本設定について説明します。

本製品は、ネットワーク管理プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)のバージョン1(SNMPv1)、バージョン2c(SNMPv2c)に対応しています。
ここでは、SNMP(Simple Network Management Protocol)機能を利用するために必要な最小限の設定を紹介します。以下の構成を例に解説します。

表 1
LAN側物理インターフェース vlan1
LAN側(vlan1)IPアドレス 192.168.10.1/24
SNMPコミュニティー public(読み出しのみ)
SNMP管理ホスト(SNMPv1)のIPアドレス 192.168.10.5
SNMP管理ホスト(SNMPv2c)のIPアドレス 192.168.10.6
SNMPトラップホスト(SNMPv1)のIPアドレス 192.168.10.5
SNMPトラップホスト(SNMPv2c)のIPアドレス 192.168.10.6



SNMPエージェント設定

  1. IPモジュールを有効にします。


  2. vlan1インターフェースにIPアドレスを設定します。


  3. SNMPエージェントを有効にします。また、認証トラップをオンにして、不正なSNMPアクセスに対してトラップを発生するよう設定します。


  4. SNMPコミュニティーを作成します。ここでは、読み出しのみが可能なコミュニティー「public」を作成しています。


    Note - 多くのネットワーク機器やSNMPマネージャーソフトには、慣例として読み出し権限のみのコミュニティーとして「public」が、書き込み権限ありのコミュニティーとして「private」がデフォルトで設定されています。

    SNMPコミュニティー「public」に管理ホストとトラップホストを追加します。エージェントは、ここで指定した管理ホストからのSNMP要求にだけ応答します。管理ホストを追加するときにSNMPv1、SNMPv2cの区別は必要ありません。SNMPv1の要求に対してはSNMPv1で、SNMPv2cの要求に対してはSNMPv2cで応答します。

    またトラップは、ここで指定したトラップホストにのみ送信されます。トラップホストを追加するときは、各ホストがSNMPv1、SNMPv2cのどちらに対応しているかを意識してください。SNMPv1形式のトラップを受信したいホストはTRAPHOST(V1TRAPHOSTも同じ)パラメーターで、SNMPv2c形式のトラップを受信したいホストはV2CTRAPHOSTパラメーターで追加します。


  5. 「public」コミュニティー所属のトラップホストに対するトラップの送信を有効にします。



メモ

■ 管理ホストやトラップホストを追加するには、ADD SNMP COMMUNITYコマンドを使います。次の例では、コミュニティー「public」に管理ホスト「192.168.10.10」、トラップホスト(SNMPv1形式)「192.168.10.10」を追加しています。


■ 書き込み権限のあるコミュニティーを作成するには、CREATE SNMP COMMUNITYコマンドの ACCESSパラメーターに「WRITE」を指定します(ACCESSパラメーター省略時の権限は読み込みのみ(READ)です)。


■ 本製品のSNMPエージェントは、デフォルトでは管理ホストとして登録されたコンピューター以外からのSNMP要求には応答しません。この制限をなくすには、コミュニティーのOPEN(open access)パラメーターをYESにします。次に具体例を挙げます。


■ SNMPの設定を確認するには、次のコマンドを使います。


■ インターフェースリンクトラップを有効にするには、次のようにします。


Note - VLANインターフェース(vlan1)は、LAN側スイッチポートがすべてリンクダウンして初めて「リンクダウン」状態になります。また、LAN側スイッチポートが1ポートでもリンクアップすれば、VLANインターフェースは「リンクアップ」状態になります。スイッチポート、VLANインターフェースのリンクステータスは、SHOW INTERFACEコマンドで確認できます。

■ 個々のスイッチポートでリンクトラップを有効にするには、インターフェース名として「portX」(Xはスイッチポートの番号)を指定します。


■ リンクトラップの設定を確認するには次のようにします。


■ コミュニティー名はSNMPにおいてパスワードのような役割を果たします。コミュニティー名が判明している場合には誰でもそのコミュニティーにアクセスすることが可能となるため、コミュニティー名はよく考えた上で命名してください。特に、書き込み権限のあるコミュニティー名の設定には注意が必要です。不用意に書き込み権限のあるコミュニティーを作成すると、設定を外部から変更されてしまう可能性がありますのでご注意ください。




CentreCOM AR415S 設定例集 2.9 #77

(C) 2006-2013 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-000668 Rev.L

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