[index] CentreCOM AR560S コマンドリファレンス 2.9

SET BRIDGE CHECKVLANTAG

カテゴリー:ブリッジング / 一般コマンド


SET BRIDGE CHECKVLANTAG={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}


ブリッジポートに設定したWANインターフェースからブリッジ対象VLAN方向に流れるフレームのVLANタグをチェックし、不正である場合にフレームを破棄するかどうかを設定する。



パラメーター

CHECKVLANTAG: 受信したフレームのVLANタグをチェックするかどうか。YES、ON、TRUE(チェックする)、NO、OFF、FALSE(チェックしない)から選択する。デフォルトはFALSE。TRUEに設定した場合、不正なパケットはすべて破棄されるようになる。チェックを有効にすると、ブリッジポートに指定されたインターフェースで受信するフレームは以下の4種類に分類され、種類によって破棄するかどうかが判定される。



表 1:ブリッジポートで受信するフレームの分類
種類
説明
タグ付き ブリッジ対象になっているVLANのVLANタグが付いているフレーム
タグなし タグが付いていないフレーム
ブリッジ非対象タグ付き 自身に存在するが、ブリッジ対象ではないVLANのVLANタグが付いているフレーム
Unknown VLAN タグ付き 自身に存在しないVLANのVLANタグが付いているフレーム

表 2:受信したフレームの処理(シングルVLANブリッジ)
受信フレームの種類
処理(PASS/DROP)
CHECKVLANTAG=NOの場合
CHECKVLANTAG=YESの場合
タグ付き PASS PASS
タグなし PASS(*1) DROP
ブリッジ非対象タグ付き PASS(*1) DROP
Unknown VLAN タグ付き PASS(*1) DROP
*1 VLAN側に宛先の端末が実際に存在していれば正しいVLANタグをつけて送出するが、送出されるVLANインターフェースにタグポートの設定がされていない場合には、VLANタグははずして送出される。

表 3:受信したフレームの処理(マルチプルVLANブリッジ)
受信フレームの種類
処理(PASS/DROP)
CHECKVLANTAG=NOの場合
CHECKVLANTAG=YESの場合
タグ付き PASS PASS
タグなし DROP DROP
ブリッジ非対象タグ付き DROP DROP
Unknown VLAN タグ付き DROP DROP



備考・注意事項

本パラメーターは以下のような条件では動作しない。
・ブリッジが複数のVLANにて構成されている環境
・ブリッジ対象VLANからブリッジポートへ流れるフレーム



関連コマンド

ADD BRIDGE PORT
ADD VLAN BRIDGE
SHOW VLAN BRIDGE




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