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CentreCOM AR740 設定例集 2.6 #100 
L2TPによるLAN間接続(IP/IPX。両側アドレス固定。インターネットアクセスあり)
L2TPを使って、インターネット経由でIPとIPXのプライベートLAN同士を接続します。両側のルーターにグローバルアドレスが固定的に設定されている場合の基本設定です。この例では、ファイアウォールとダイナミックENATの設定により、各拠点からインターネットへのアクセスも可能です。
Note
 - L2TPはPPPをトンネリングするだけで、暗号化などのセキュリティー機能は持っていません。暗号化が必要なときは、IPsec(トランスポートモード)と併用する必要があります。なお、L2TPとIPsecの併用が必要なのは、VPN上でIP以外のプロトコル(IPXやAppleTalk)を使いたいときだけです。VPN上で使うプロトコルがIPだけであれば、IPsec(トンネルモード)単体で目的を達成できます。
L2TPとファイアウォールを併用する場合は、次の点がポイントになります。
- L2TPパケット(始点・終点UDPポート1701)がファイアウォールで遮断されないようにルールを設定する。
 
ここでは、次のような構成のネットワークを例に解説します。
IPレベルでのネットワーク構成は次のようになります。ISPとの接続に特別なところはありません。LAN側インターフェースをマルチホーミングして、ISPから割り当てられたグローバルアドレスをeth0-0に、クライアント用のプライベートアドレスをeth0-1に割り当てています。
表 1:ISP接続の設定
  |   | 
  ルーターA | 
  ルーターB | 
  | TDMグループ名 | 
  ISPA | 
  ISPB | 
  | 回線速度 | 
  128Kbps | 
  128Kbps | 
  | WAN側物理インターフェース | 
  bri0 | 
  bri0 | 
  | WAN側(ppp0)IPアドレス | 
  Unnumbered | 
  Unnumbered | 
  | LAN側(eth0-0)IPアドレス(1) | 
  200.100.10.1/28 | 
  200.100.20.1/28 | 
  | LAN側(eth0-1)IPアドレス(2) | 
  192.168.10.1/24 | 
  192.168.20.1/24 | 

インターネット接続環境を前提とするL2TPの設定は次のとおりです。L2TPトンネルは、ルーターAのグローバルアドレス(200.100.10.1)とルーターBのグローバルアドレス(200.100.20.1)の間に張られます。トンネル上に張った仮想PPPコネクション(ppp1−ppp1)はプライベートLAN間を接続するためのもので、IPとIPXのパケットを通します。
表 2:L2TP・IP・IPX設定
  |   | 
  ルーターA | 
  ルーターB | 
  | L2TPコール名 | 
  remote | 
  remote | 
  | L2TP終端アドレス | 
  200.100.10.1 | 
  200.100.20.1 | 
  | L2TP発着優先 | 
  発呼優先 | 
  着呼優先 | 
  | L2TPサーバーモード | 
  LAC/LNS兼用(BOTH) | 
  LAC/LNS兼用(BOTH) | 
  | L2TPサーバーパスワード | 
  l2tpA | 
  l2tpB | 
  | WAN側(ppp1)IPアドレス | 
  Unnumbered | 
  Unnumbered | 
  | WAN側(ppp1)IPXネットワーク番号 | 
  129 | 
  129 | 
  | LAN側(eth0)IPXネットワーク番号 | 
  401 | 
  12 | 
  | ルーターMACアドレス | 
  0000f4740012 | 
  0000f4740022 | 
  | Ethernetフレームタイプ | 
  802.3 | 
  802.3 | 
  | ファイルサーバー名 | 
  Accounts | 
  (なし) | 
  | ファイルサーバー内部ネットワーク番号 | 
  7500 | 
  (なし) | 
  | ファイルサーバー内部ステーション番号 | 
  00000001 | 
  (なし) | 
  | NCPソケットアドレス | 
  0451 | 
  (なし) | 

- 専用線の設定をします。
  
    
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
CREATE TDM GROUP=ISPA INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓
    
  
 - PPPインターフェース「0」を作成します。
  
    CREATE PPP=0 OVER=TDM-ISPA LQR=OFF ↓
  
 - IPモジュールを有効にします。
  
 - LAN側(eth0)インターフェースをマルチホーミングし、eth0-0にグローバルアドレスを、eth0-1にプライベートアドレスを設定します。
  
    
ADD IP INT=eth0-0 IP=200.100.10.1 MASK=255.255.255.240 ↓
ADD IP INT=eth0-1 IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓
    
  
 - WAN側(ppp0)インターフェースをUnnumberedに設定します。
  
    ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0 ↓
  
 - デフォルトルートを設定します。
  
    ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXT=0.0.0.0 ↓
  
 - L2TPモジュールを有効にします。
  
 - L2TPサーバーの動作モードをBOTHにします。
  
    ENABLE L2TP SERVER=BOTH ↓
  
 - 他のL2TPサーバーから接続要求を受けた際の認証用パスワードを設定します。
  
    SET L2TP PASSWORD=l2tpA ↓
  
 - L2TPコール「remote」を作成し、L2TPの接続先情報を登録します。IPには相手ルーターのIPアドレスを指定します。TYPEは呼の種類を示すもので、LAN間接続の場合はVIRTUALを指定します。REMOTEには、このL2TPコールに応じて相手側が起動するL2TPコール名を指定します。PRECEDENCEはL2TPの通信が同時に開始された場合に発呼・着呼のどちらを優先するかを指定します。PASSWORDには、接続先で認証を受けるためのパスワードを指定します。
  
    ADD L2TP CALL=remote IP=200.100.20.1 TYPE=VIRTUAL REMOTE=remote PRECEDENCE=OUT PASSWORD=l2tpB ↓
  
 - L2TPコールを仮想的な物理回線と見なし、その上にPPPインターフェースを作成します。OVERパラメーターにL2TPコールを指定するときは、コール名の前に「TNL-」を付けます。また、ここでは「IDLE=ON」を指定して、必要なときだけ接続するよう設定します。
  
    CREATE PPP=1 OVER=TNL-remote IDLE=ON BAP=OFF LQR=OFF ↓
  
 - L2TP仮想回線上のPPPインターフェース「1」をUnnumberedに設定します。このインターフェースは、両拠点のプライベートLAN同士を接続する仮想インターフェースです。
  
    ADD IP INT=ppp1 IP=0.0.0.0 ↓
  
 - 経路情報を設定します。ルーターBのLAN側(192.168.20.0/24)宛のパケットは、L2TP上のPPPインターフェース「1」を通じて送り出します。
  
    ADD IP ROUTE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp1 NEXT=0.0.0.0 ↓
  
 - ここからIPXの設定を行います。最初にIPXモジュールを有効にします。
  
 - LAN側(eth0)インターフェースにIPXネットワーク番号を設定します。
  
    ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=eth0 NETWORK=401 ENCAPSULATION=802.3 ↓
  
 - L2TP仮想回線上のPPPインターフェース「1」にIPXネットワーク番号を設定します。また、「DEMAND=ON」を指定し、RIPパケットやSAPパケットの定期交換を行わないようにします。
  
    ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp1 NETWORK=129 DEMAND=ON ↓
  
 - ルーターB側IPXネットワーク(12)への経路情報を設定します。この例ではRIP/SAPを使用していないため、スタティックルートの登録が必須です。
  
    ADD IPX ROUTE=12 CIRCUIT=2 NEXTHOP=129:0000f4740022 ↓
  
 - ファイアウォール機能を有効にします。
  
 - ファイアウォールの動作を規定するファイアウォールポリシーを作成します。
  
    CREATE FIREWALL POLICY=net ↓
  
 - ICMPパケットはPing(Echo/Echo Reply)と到達不可能(Unreachable)のみ双方向で許可します。
  
    ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACH ↓
  
Note
 - デフォルト設定では、ICMPはファイアウォールを通過できません。
 - ルーターのidentプロキシー機能を無効にし、外部のメール(SMTP)サーバーなどからのident要求に対して、ただちにTCP RSTを返すよう設定します。
  
    DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY ↓
  
 - ファイアウォールポリシーの適用対象となるインターフェースを設定します。
- LAN側グローバルセグメント(eth0-0)をPRIVATE(内部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-0 TYPE=PRIVATE ↓
  
 - LAN側プライベートセグメント(eth0-1)をPRIVATE(内部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-1 TYPE=PRIVATE ↓
  
 - WAN側インターフェース(ppp0)をPUBLIC(外部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC ↓
  
 - L2TPトンネル上のPPPインターフェース(ppp1)をPRIVATE(内部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp1 TYPE=PRIVATE ↓
  
 
 - ダイナミックENATの設定を行います。NAT用グローバルアドレスには、eth0-0に設定したインターフェースアドレス200.100.10.1を共用します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net NAT=ENHANCED INT=eth0-1 GBLINT=ppp0 GBLIP=200.100.10.1 ↓
  
 - 相手ルーターから受信したL2TPパケット(UDP1701番)がファイアウォールを通過できるように設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net RU=1 AC=ALLOW INT=ppp0 PROT=UDP GBLPO=1701 GBLIP=200.100.10.1 PO=1701 IP=200.100.10.1 ↓
  
 - 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
  
    
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
    
  
 
- 専用線の設定をします。
  
    
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
CREATE TDM GROUP=ISPB INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓
    
  
 - PPPインターフェース「0」を作成します。
  
    CREATE PPP=0 OVER=TDM-ISPB LQR=OFF ↓
  
 - IPモジュールを有効にします。
  
 - LAN側(eth0)インターフェースをマルチホーミングし、eth0-0にグローバルアドレスを、eth0-1にプライベートアドレスを設定します。
  
    
ADD IP INT=eth0-0 IP=200.100.20.1 MASK=255.255.255.240 ↓
ADD IP INT=eth0-1 IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0 ↓
    
  
 - WAN側(ppp0)インターフェースをUnnumberedに設定します。
  
    ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0 ↓
  
 - デフォルトルートを設定します。
  
    ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXT=0.0.0.0 ↓
  
 - L2TPモジュールを有効にします。
  
 - L2TPサーバーの動作モードをBOTHにします。
  
    ENABLE L2TP SERVER=BOTH ↓
  
 - 他のL2TPサーバーから接続要求を受けた際の認証用パスワードを設定します。
  
    SET L2TP PASSWORD=l2tpB ↓
  
 - L2TPコール「remote」を作成し、L2TPの接続先情報を登録します。IPには相手ルーターのIPアドレスを指定します。TYPEは呼の種類を示すもので、LAN間接続の場合はVIRTUALを指定します。REMOTEには、このL2TPコールに応じて相手側が起動するL2TPコール名を指定します。PRECEDENCEはL2TPの通信が同時に開始された場合に発呼・着呼のどちらを優先するかを指定します。PASSWORDには、接続先で認証を受けるためのパスワードを指定します。
  
    ADD L2TP CALL=remote IP=200.100.10.1 TYPE=VIRTUAL REMOTE=remote PRECEDENCE=IN PASSWORD=l2tpA ↓
  
 - L2TPコールを仮想的な物理回線と見なし、その上にPPPインターフェースを作成します。OVERパラメーターにL2TPコールを指定するときは、コール名の前に「TNL-」を付けます。また、ここでは「IDLE=ON」を指定して、必要なときだけ接続するよう設定します。
  
    CREATE PPP=1 OVER=TNL-remote IDLE=ON BAP=OFF LQR=OFF ↓
  
 - L2TP仮想回線上のPPPインターフェース「1」をUnnumberedに設定します。このインターフェースは、両拠点のプライベートLAN同士を接続する仮想インターフェースです。
  
    ADD IP INT=ppp1 IP=0.0.0.0 ↓
  
 - 経路情報を設定します。ルーターAのLAN側(192.168.10.0/24)宛のパケットは、L2TP上のPPPインターフェース「1」を通じて送り出します。
  
    ADD IP ROUTE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp1 NEXT=0.0.0.0 ↓
  
 - ここからIPXの設定を行います。最初にIPXモジュールを有効にします。
  
 - LAN側(eth0)インターフェースにIPXネットワーク番号を設定します。
  
    ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=eth0 NETWORK=12 ENCAPSULATION=802.3 ↓
  
 - L2TP仮想回線上のPPPインターフェース「1」にIPXネットワーク番号を設定します。また、「DEMAND=ON」を指定し、RIPパケットやSAPパケットの定期交換を行わないようにします。
  
    ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp1 NETWORK=129 DEMAND=ON ↓
  
 - ルーターA側IPXネットワーク(401)への経路情報を設定します。この例ではRIP/SAPを使用していないため、スタティックルートの登録が必須です。
  
    ADD IPX ROUTE=401 CIRCUIT=2 NEXTHOP=129:0000f4740012 ↓
  
 - ルーターA側にあるNetWareサーバーへの経路と、サーバーが提供するサービスをスタティックに登録します。ROUTEにはサーバーのインターナルネットワーク番号を指定します。SERVICEにはサーバー名を、ADDRESSにはファイルサーバーのインターナルネットワーク番号:ステーション番号:NCPソケットアドレスを指定します。TYPEにはサービスの種類を、HOPSにはサーバーまでのホップ数を指定します。
  
    
ADD IPX ROUTE=7500 CIRCUIT=2 NEXTHOP=129:0000f4740012 ↓
ADD IPX SERVICE=Accounts ADDRESS=7500:00000001:0451 TYPE=file CIRCUIT=2 HOPS=2 ↓
    
  
 - ファイアウォール機能を有効にします。
  
 - ファイアウォールの動作を規定するファイアウォールポリシーを作成します。
  
    CREATE FIREWALL POLICY=net ↓
  
 - ICMPパケットはPing(Echo/Echo Reply)と到達不可能(Unreachable)のみ双方向で許可します。
  
    ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACH ↓
  
Note
 - デフォルト設定では、ICMPはファイアウォールを通過できません。
 - ルーターのidentプロキシー機能を無効にし、外部のメール(SMTP)サーバーなどからのident要求に対して、ただちにTCP RSTを返すよう設定します。
  
    DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY ↓
  
 - ファイアウォールポリシーの適用対象となるインターフェースを設定します。
- LAN側グローバルセグメント(eth0-0)をPRIVATE(内部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-0 TYPE=PRIVATE ↓
  
 - LAN側プライベートセグメント(eth0-1)をPRIVATE(内部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-1 TYPE=PRIVATE ↓
  
 - WAN側インターフェース(ppp0)をPUBLIC(外部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC ↓
  
 - L2TPトンネル上のPPPインターフェース(ppp1)をPRIVATE(内部)に設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp1 TYPE=PRIVATE ↓
  
 
 - ダイナミックENATの設定を行います。NAT用グローバルアドレスには、eth0-0に設定したインターフェースアドレス200.100.20.1を共用します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net NAT=ENHANCED INT=eth0-1 GBLINT=ppp0 GBLIP=200.100.20.1 ↓
  
 - 相手ルーターから受信したL2TPパケット(UDP1701番)がファイアウォールを通過できるように設定します。
  
    ADD FIREWALL POLICY=net RU=1 AC=ALLOW INT=ppp0 PROT=UDP GBLPO=1701 GBLIP=200.100.20.1 PO=1701 IP=200.100.20.1 ↓
  
 - 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
  
    
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
    
  
 
ルーターAのコンフィグ
[テキスト版]
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓ 
CREATE TDM GROUP=ISPA INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓ 
CREATE PPP=0 OVER=TDM-ISPA LQR=OFF ↓ 
ENABLE IP ↓ 
ADD IP INT=eth0-0 IP=200.100.10.1 MASK=255.255.255.240 ↓ 
ADD IP INT=eth0-1 IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓ 
ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0 ↓ 
ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXT=0.0.0.0 ↓ 
ENABLE L2TP ↓ 
ENABLE L2TP SERVER=BOTH ↓ 
SET L2TP PASSWORD=l2tpA ↓ 
ADD L2TP CALL=remote IP=200.100.20.1 TYPE=VIRTUAL REMOTE=remote PRECEDENCE=OUT PASSWORD=l2tpB ↓ 
CREATE PPP=1 OVER=TNL-remote IDLE=ON BAP=OFF LQR=OFF ↓ 
ADD IP INT=ppp1 IP=0.0.0.0 ↓ 
ADD IP ROUTE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp1 NEXT=0.0.0.0 ↓ 
ENABLE IPX ↓ 
ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=eth0 NETWORK=401 ENCAPSULATION=802.3 ↓ 
ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp1 NETWORK=129 DEMAND=ON ↓ 
ADD IPX ROUTE=12 CIRCUIT=2 NEXTHOP=129:0000f4740022 ↓ 
ENABLE FIREWALL ↓ 
CREATE FIREWALL POLICY=net ↓ 
ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACH ↓ 
DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-0 TYPE=PRIVATE ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-1 TYPE=PRIVATE ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp1 TYPE=PRIVATE ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net NAT=ENHANCED INT=eth0-1 GBLINT=ppp0 GBLIP=200.100.10.1 ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net RU=1 AC=ALLOW INT=ppp0 PROT=UDP GBLPO=1701 GBLIP=200.100.10.1 PO=1701 IP=200.100.10.1 ↓ 
 | 
ルーターBのコンフィグ
[テキスト版]
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓ 
CREATE TDM GROUP=ISPB INT=bri0 SLOTS=1-2 ↓ 
CREATE PPP=0 OVER=TDM-ISPB LQR=OFF ↓ 
ENABLE IP ↓ 
ADD IP INT=eth0-0 IP=200.100.20.1 MASK=255.255.255.240 ↓ 
ADD IP INT=eth0-1 IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0 ↓ 
ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0 ↓ 
ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXT=0.0.0.0 ↓ 
ENABLE L2TP ↓ 
ENABLE L2TP SERVER=BOTH ↓ 
SET L2TP PASSWORD=l2tpB ↓ 
ADD L2TP CALL=remote IP=200.100.10.1 TYPE=VIRTUAL REMOTE=remote PRECEDENCE=IN PASSWORD=l2tpA ↓ 
CREATE PPP=1 OVER=TNL-remote IDLE=ON BAP=OFF LQR=OFF ↓ 
ADD IP INT=ppp1 IP=0.0.0.0 ↓ 
ADD IP ROUTE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp1 NEXT=0.0.0.0 ↓ 
ENABLE IPX ↓ 
ADD IPX CIRCUIT=1 INTERFACE=eth0 NETWORK=12 ENCAPSULATION=802.3 ↓ 
ADD IPX CIRCUIT=2 INTERFACE=ppp1 NETWORK=129 DEMAND=ON ↓ 
ADD IPX ROUTE=401 CIRCUIT=2 NEXTHOP=129:0000f4740012 ↓ 
ADD IPX ROUTE=7500 CIRCUIT=2 NEXTHOP=129:0000f4740012 ↓ 
ADD IPX SERVICE=Accounts ADDRESS=7500:00000001:0451 TYPE=file CIRCUIT=2 HOPS=2 ↓ 
ENABLE FIREWALL ↓ 
CREATE FIREWALL POLICY=net ↓ 
ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACH ↓ 
DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-0 TYPE=PRIVATE ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0-1 TYPE=PRIVATE ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp1 TYPE=PRIVATE ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net NAT=ENHANCED INT=eth0-1 GBLINT=ppp0 GBLIP=200.100.20.1 ↓ 
ADD FIREWALL POLICY=net RU=1 AC=ALLOW INT=ppp0 PROT=UDP GBLPO=1701 GBLIP=200.100.20.1 PO=1701 IP=200.100.20.1 ↓ 
 | 
CentreCOM AR740 設定例集 2.6 #100 
(C) 1997 - 2008 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-000216 Rev.C
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