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CentreCOM AR300/AR700 シリーズ 設定例集 2.3 #77

SNMP(Simple Network Management Protocol)


SNMPエージェントの基本設定について説明します。

ここでは、SNMP(Simple Network Management Protocol)機能を利用するために必要な最小限の設定を紹介します。以下の構成を例に解説します。IPの設定までは完了しているものと仮定しています。

表 1
SNMPコミュニティー public(読み出しのみ)
SNMP管理ホストのIPアドレス 192.168.10.5
SNMPトラップホストのIPアドレス 192.168.10.5


SNMPエージェント設定

  1. SNMPエージェントを有効にします。また、認証トラップをオンにして、不正なSNMPアクセスに対してトラップを発生するよう設定します。


  2. SNMPコミュニティーを作成します。ここでは、読み出しのみが可能なコミュニティー「public」を作成しています。


  3. SNMPコミュニティー「public」に管理ホストとトラップホストを追加します。エージェントは、ここで指定した管理ホストからのSNMP要求にだけ応答します。またトラップは、ここで指定したトラップホストに送信されます。


  4. 「public」コミュニティー所属のトラップホストに対するトラップの送信を有効にします。



メモ

■ 管理ホストやトラップホストを追加するには、ADD SNMP COMMUNITYコマンドを使います。次の例では、コミュニティー「public」に管理ホスト「192.168.10.10」、トラップホスト「192.168.10.10」を追加しています。



■ 書き込み権限のあるコミュニティーを作成するには、CREATE SNMP COMMUNITYコマンドの ACCESSパラメーターに「WRITE」を指定します(ACCESSパラメーター省略時の権限は読み込みのみ(READ)です)。



■ 本製品のSNMPエージェントは、デフォルトでは管理ホストとして登録されたコンピューター以外からのSNMP要求には応答しません。この制限をなくすには、コミュニティーのOPEN(open access)パラメーターをYESにします。次に具体例を挙げます。


■ SNMPの設定を確認するには、次のコマンドを使います。


■ インターフェースリンクトラップを有効にするには、次のようにします。



■ リンクトラップの設定を確認するには次のようにします。



■ コミュニティー名はSNMPにおけるパスワードのようなものです。よく考えた上で命名してください。特に、書き込み権限のあるコミュニティー名の設定には注意が必要です。




CentreCOM AR300/AR700 シリーズ 設定例集 2.3 #77

Copyright (C) 1997-2003 アライドテレシス株式会社

PN: J613-M0507-00 Rev.G

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