[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.7
モード: ポリシーマップモード
--> ポリシーマップ・クラスモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service
(config-pmap)# class {NAME|default}
(config-pmap)# no class NAME
対象ポリシーマップにクラスマップを関連付け、トラフィッククラスの設定を行うためのポリシーマップ・クラスモードに移行する。あるいは、既存トラフィッククラスの設定を変更するため、ポリシーマップ・クラスモードに移動する。
no形式で実行した場合はポリシーマップからトラフィッククラスの設定を削除する。この場合はポリシーマップモードのまま移動しない。
ポリシーマップの適用されたスイッチポートでは、ポリシーマップ内の各クラスマップによって受信パケットがトラフィッククラスに分類される。
クラスマップのアクションがdeny以外ならば、該当トラフィッククラスに対してユーザーの指定したQoS処理(ポリシングやリマーキング)が行われる。一方、クラスマップのアクションがdenyの場合、該当トラフィッククラスのパケットは破棄され、それ以降の処理は行われない。したがって、denyアクションのトラフィッククラスに対して、QoS処理の設定をしても意味をなさないので注意すること。
なお、受信パケットとクラスマップの照合は、ポリシーマップにクラスマップを追加した順で行われる。どのクラスマップにもマッチしなかった場合は、各ポリシーマップに存在する暗黙のデフォルトクラスマップによって、デフォルトトラフィッククラスに分類される。
ポリシーマップ・クラスモードからポリシーマップモードに戻るにはexitコマンド(空行でCtrl/Dを押しても同じ)を、特権EXECモードに戻るにはendコマンド(Ctrl/Zキー)を使う。
NAME |
クラスマップ名。本トラフィッククラスの分類基準を定義したクラスマップ名(class-mapコマンド)を指定すること | ||||
default |
デフォルトトラフィッククラス(どのクラスマップにもマッチしなかったパケットを分類するための暗黙のトラフィッククラス)に対する設定を行う場合に指定する。ポリシーマップからデフォルトトラフィッククラスの設定を削除することはできないので、no形式のときは指定できない |
■ ポリシーマップintraにクラスマップvoipを関連付け、該当クラスマップによって識別されるトラフィッククラスの設定を行うためのポリシーマップ・クラスモードに移動する。
awplus(config)# policy-map intra ↓ awplus(config-pmap)# class voip ↓ awplus(config-pmap-c)#
awplus(config)# policy-map intra ↓ awplus(config-pmap)# class default ↓ awplus(config-pmap-c)#
■ ポリシーマップの設定においては、「classコマンドで指定するクラスマップの名前 = 該当クラスマップによって識別されるトラフィッククラスの名前」と考えてよい。
policy-map (グローバルコンフィグモード)
|
+- class(ポリシーマップモード)
|
+- police single-rate(ポリシーマップ・クラスモード)
+- police twin-rate(ポリシーマップ・クラスモード)
+- remark new-cos(ポリシーマップ・クラスモード)
+- remark-map(ポリシーマップ・クラスモード)
+- set ip next-hop(ポリシーマップ・クラスモード)
+- storm-action(ポリシーマップ・クラスモード)
+- storm-downtime(ポリシーマップ・クラスモード)
+- storm-protection(ポリシーマップ・クラスモード)
+- storm-rate(ポリシーマップ・クラスモード)
+- storm-window(ポリシーマップ・クラスモード)
class-map(グローバルコンフィグモード)
end(任意のコンフィグモード)
exit(任意のモード)
show policy-map(非特権EXECモード)
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