[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.7
モード: MSTモード
カテゴリー: L2スイッチング / スパニングツリープロトコル
(config-mst)# instance <1-15> vlan VLANRANGE
(config-mst)# no instance <1-15> [vlan VLANRANGE]
(MSTP)MSTインスタンスを作成し、VLANと関連付ける。既存のMSTインスタンスを指定した場合は、該当MSTインスタンスにVLANとの関連付けを追加する。
no形式でVLANを指定した場合は、MSTインスタンスと指定したVLANの関連付けを解除する。
no形式でVLANを指定しなかった場合は、MSTインスタンスそのものを削除する。
デフォルトでは、すべてのVLANがCIST(インスタンス0)に関連付けられている。本コマンドを実行すると、該当VLANはCISTとの関連付けを解除され、指定したMSTインスタンスに関連付けられる。本コマンドをno形式で実行すると、対象VLANはMSTインスタンスとの関連付けを解除され、CISTの所属に戻る。
<1-15> |
MSTインスタンスID | ||||
VLANRANGE |
VLAN ID(VID)。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能。vlanコマンドで定義済みのVLANでなくてはならない |
■ MSTインスタンス1を作成し、vlan10、20、30を関連付ける。
awplus(config)# spanning-tree mst configuration ↓ awplus(config-mst)# instance 1 vlan 10,20,30 ↓
awplus(config)# spanning-tree mst configuration ↓ awplus(config-mst)# no instance 1 vlan 30 ↓
awplus(config)# spanning-tree mst configuration ↓ awplus(config-mst)# no instance 1 ↓
■ 本コマンドを実行するには、あらかじめスパニングツリープロトコルの動作モードをMSTPに設定しておく必要がある(spanning-tree modeコマンド)。
■ 本コマンドでMSTインスタンスとVLANを関連付けると、該当VLANに所属するスイッチポートも自動的にMSTインスタンスと関連付けされる。特定のポートをMSTインスタンスに関連付けたくない場合は、本コマンドの実行後にspanning-tree mst instanceコマンドをno形式で実行すれば、該当ポートとMSTインスタンスの関連付けを解除することができる。
spanning-tree mst configuration (グローバルコンフィグモード)
|
+- instance vlan(MSTモード)
instance priority(MSTモード)
spanning-tree mode(グローバルコンフィグモード)
spanning-tree mst instance(インターフェースモード)
vlan database(グローバルコンフィグモード)
vlan(VLANモード)
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