[index] CentreCOM x950シリーズ コマンドリファレンス 5.4.8
Note
- メンバーあたりの最大スタックポート数と通信速度は以下の通りです。
ポート 通信速度 スタックポート数 本体SFP/SFP+ポート 10Gbps 最大8ポート SFP+スタックモジュール(AT-XEM2-12XS) 1000/10GBASE-Tポート(AT-XEM2-12XT) 本体QSFP28/QSFP+ポート 40Gbps 最大4ポート QSFP+スタックモジュール(AT-XEM2-4QS) 本体QSFP28/QSFP+ポート 100Gbps 最大2ポート QSFP28スタックモジュール(AT-XEM2-1CQ)
- スタックポートは各メンバー1ポートずつ(スタックリンク 1本)でも動作しますが、スタックリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めることと、帯域確保を目的として通常は2ポートずつ使ってスタックリンクをリング状に接続することをおすすめします。
- 本体のQSFP+/QSFP28ポート、SFP/SFP+ポートをスタックポートとして使用することができます。詳細は、「スイッチポートをスタックポートとして使用する」をご覧ください。
- スタックポートは同じメディアタイプである必要があります。ただし、同じメディアタイプであっても、同一メンバー上で本体ポートと拡張モジュール上のポートを混在させるスタック接続はサポートしません。
- スタックモジュールはホットスワップ対応のため、取り付け・取りはずしの際に、本体の電源を切る必要はありません。異なる種類(型番)のモジュールへのホットスワップはサポート対象外です。異なる種類(型番)の拡張モジュールを取り付けるときは、システムを再起動してください。また、シャーシを起動してから使用されていないスロットにAT-XEM2-1CQを取り付けるときも、システムを再起動してください。
- VCSグループ内では、すべてのスタックリンクの帯域幅を統一する必要があります。
- レジリエンシーリンクを使用する場合は、各メンバーのマネージメントポート(eth0)か任意のスイッチポート1ポートをレジリエンシーリンクに設定し、適切なケーブルで接続します。
- レジリエンシーリンクの使用は、カッパースタックモジュール・ダイレクトアタッチケーブル使用時は必須、本体のSFP/SFP+ポート、QSFP+/QSFP28ポート・ファイバースタックモジュール使用時は任意となります。
- eth0をレジリエンシーリンクだけでなく、通常のマネージメントポートとしても利用したい場合は、eth0間にリピーターHUBをはさむ必要があります。そのため、UTPケーブルを2本以上必要なだけ用意してください(スタックメンバー2台分+管理端末などの接続用)。なお、スイッチポートをレジリエンシーリンクに設定する場合は、該当スイッチポートはレジリエンシーリンク専用となり、他の用途には使用できません。
- 2台構成でeth0をレジリエンシーリンク専用として使う場合、リピーターHUBは不要です。eth0間をUTPケーブルで直結してください。
NoteスレーブメンバーがVCSグループに加入しようとしているときにコンフィグを変更すると、再加入したスレーブメンバーにコンフィグが反映されないことがあります。スレーブメンバーが加入中に設定の変更はしないでください。
コンフィグファイル | ○ ※1 | |
スクリプトファイル | ○ | |
テキストファイル | × ※2 | |
HTMLファイル | × ※2 | |
cssファイル | × ※2 | |
GIFファイル | × ※2 | |
Javaアプレットファイル | ○ | |
リモートSSHユーザーの公開鍵 | × ※2 | |
ルートCA証明書(ローカルRadius) | ○ | |
ユーザ証明書(ローカルRadius) | ○ | |
ローカルユーザパスワードファイル | ○ | |
DHCPリース関連ファイル | ○ | |
DHCPリースバックアップファイル | ○ | |
GUIファイル | ○ |
Force-Authorized | Authenticated |
Force-Unauthorized | Down |
Failed to send ATL CPG msg (udt_data 0) - result -23この場合、スタックメンバーに一部のハードウェアパケットフィルターが適用されていないため、ハードウェアアクセスリスト(シーケンス番号対応)などを利用して、各スイッチポートに適用するaccess-groupコマンドの行数を減らしてください。
awplus> enable ↓ awplus#
awplus# show boot ↓ Boot configuration -------------------------------------------------------------------------------- Current software : x950-5.4.8-2.3.rel Current boot image : flash:/x950-5.4.8-2.3.rel (file exists) Backup boot image : Not set Default boot config: flash:/default.cfg Current boot config: flash:/default.cfg (file exists) Backup boot config : Not set Autoboot status : disabled
awplus# copy startup-config StandaloneConfig.cfg ↓ Copying.. Successful operation
awplus# configure terminal ↓ awplus(config)# stack enable ↓ % Automatically enabling 'stack virtual-mac' to minimize disruption from failovers. % Please check that the new MAC 0000.cd37.03b0 is unique within the network. % Save the config and restart the system for this change to take effect.
NoteバーチャルMACアドレス機能は、stack enableコマンドでVCS機能を有効化すると自動的に有効化されます。stack virtual-macコマンドをno形式で実行することにより無効化もできますが、VCS使用時は必ずバーチャルMACアドレス機能を有効にした状態で運用してください。無効状態での運用はサポート対象外となります。
awplus(config)# stack 1 renumber 2 ↓
awplus(config)# end ↓ awplus# copy running-config startup-config ↓
awplus# show boot ↓ Boot configuration -------------------------------------------------------------------------------- Current software : x950-5.4.8-2.3.rel Current boot image : flash:/x950-5.4.8-2.3.rel (file exists) Backup boot image : Not set Default boot config: flash:/default.cfg Current boot config: flash:/default.cfg (file exists) Backup boot config : Not set Autoboot status : disabled
Noteフィーチャーライセンスが適用された機器でVCS 構成を利用する場合は、各VCS メンバーに同一の「License issue date」を持つフィーチャーライセンスがインストールされている必要があります。各VCS メンバー間でフィーチャーライセンスの「License issue date」が異なる場合には、ライセンスパスワードを更新する必要がありますので、弊社窓口までご連絡ください。フィーチャーライセンスの「License issue date」は、show licenseコマンドでご確認いただけます。
Noteスタック接続に使用できるポート、モジュール、ケーブルについては、基本仕様をご参照ください。
Note以下の説明では、すでにスタートアップコンフィグの確認・バックアップ・消去、ファームウェアバージョン、フィーチャーライセンスの確認と統一は完了しているものとします。
awplus> enable ↓ awplus# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. awplus(config)#
Noteスタックメンバー分の設定が必要です。
awplus(config)# switch 1 provision x950-28 ↓ awplus(config)# switch 2 provision x950-28 ↓
awplus(config)# interface port1.1.1,1.1.5 ↓ awplus(config-if)# stackport ↓ % Save the config and restart the system for this change to take effect. awplus(config-if)# exit ↓ awplus(config)# interface port2.1.1,2.1.5 ↓ awplus(config-if)# stackport ↓ % Save the config and restart the system for this change to take effect. awplus(config-if)# end ↓
awplus# write ↓ Building configuration... [OK]
Notestackportコマンドによる設定は、設定を保存し、機器を再起動するまで有効になりません。
Noteデフォルトではスタックポートが設定されていないため、必ずスタックポートを設定してください。
Note異なるメディアタイプの2つのポートをスタックポートに設定することは、サポート対象外です。
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show stack detail ↓ Virtual Chassis Stacking detailed information ... Stack member 1: ------------------------------------------------------------------ ... Stack port1.0.x status Learnt neighbor 2 Stack port1.0.y status Learnt neighbor 2 Stack member 2: ------------------------------------------------------------------ ... Stack port2.0.X status Learnt neighbor 1 Stack port2.0.Y status Learnt neighbor 1
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show interface ↓ ... Interface port1.0.x ... Hardware is Stackport Ethernet, address is e01a.ea46.0554 ... Interface port1.0.y ... Hardware is Stackport Ethernet, address is e01a.ea46.0554 ...
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show interface brief ↓ Interface Status Protocol ... port1.0.x admin up stackport running port1.0.y admin up stackport running ...
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus> show interface status ↓ Port Name Status Vlan Duplex Speed Type ... port1.0.x notconnect stackport auto auto not present port1.0.y notconnect stackport auto auto not present ... port2.0.X notconnect stackport auto auto 10GBASE-T port2.0.Y notconnect stackport auto auto 10GBASE-T ...
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show running-config interface ↓ ... ! interface port1.0.x,1.0.y stackport ! ...
本体SFP/SFP+ポート | 10Gbps | 最大8ポート |
SFP+スタックモジュール(AT-XEM2-12XS) | ||
1000/10GBASE-Tポート(AT-XEM2-12XT) | ||
本体QSFP28/QSFP+ポート | 40Gbps | 最大4ポート |
QSFP+スタックモジュール(AT-XEM2-4QS) | ||
本体QSFP28/QSFP+ポート | 100Gbps | 最大2ポート |
QSFP28スタックモジュール(AT-XEM2-1CQ) |
Noteスタックポートは同じメディアタイプである必要があります。ただし、同じメディアタイプであっても、同一メンバー上で本体ポートと拡張モジュール上のポートを混在させるスタック接続はサポートしません。
Noteスタックケーブルは1本でも動作しますが、スタックリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めるため、通常は2本使ってリング状に接続することをおすすめします。これ以降の説明はすべて、リング状に接続していることを前提としています。
Noteスタックを組む場合、スタックポート間に他の装置をはさまず、スタックポート同士を直接接続してください。
Noteスタックリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めるため、通常はスタックケーブルをリング状に接続することをおすすめします。これ以降の説明はすべて、リング状に接続していることを前提としています。
Noteeth0をレジリエンシーリンクだけでなく、通常のマネージメントポートとしても利用したい場合は、eth0間にリピーターHUBをはさんでください。スイッチポートをレジリエンシーリンクに設定する場合は、該当スイッチポートはレジリエンシーリンク専用となり、他の用途には使用できません。なお、リピーターHUBとの接続方法については、リピーターHUBのマニュアルをご参照ください。また、以降の説明ではeth0同士をUTPケーブルで直結しているものと仮定しています。
awplus> enable ↓ awplus#
awplus# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. awplus(config)# stack 2 renumber cascade ↓ Any existing interface configuration may no longer be valid Are you sure you want to renumber and reboot the entire stack? (y/n): y ↓
awplus> enable ↓ awplus# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. awplus(config)# hostname vcg ↓
vcg(config)# stack 1 priority 64 ↓
vcg(config)# stack virtual-mac ↓ vcg(config)# stack virtual-chassis-id 127 ↓
Note同一ネットワーク上に複数のVCSグループが存在するときは、該当するVCSグループ間でバーチャルシャーシID(stack virtual-chassis-id)が重複しないよう注意して設定してください。バーチャルシャーシIDは、show stackコマンドをdetailオプション付きで実行したときに表示される「Virtual Chassis ID」欄で確認できます。
NoteバーチャルMACアドレス機能は、stack enableコマンドでVCS機能を有効化すると自動的に有効化されます。stack virtual-macコマンドをno形式で実行することにより無効化もできますが、VCS使用時は必ずバーチャルMACアドレス機能を有効にした状態で運用してください。無効状態での運用はサポート対象外となります。
vcg(config)# stack management subnet 172.21.255.64 ↓
vcg(config)# stack management vlan 4000 ↓
vcg(config)# end ↓ vcg# show running-config ↓ ...(表示されるコンフィグに問題がないことを確認) ... vcg# copy running-config startup-config ↓ Building configuration... [OK] Synchronizing file across the stack, please wait.. File synchronization with stack member-1 successfully completed [DONE] vcg# reload ↓ Are you sure you want to reboot the whole stack? (y/n): y ↓
vcg> enable ↓ vcg# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. vcg(config)# stack resiliencylink eth0 ↓
vcg> enable ↓ vcg# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. vcg(config)# stack resiliencylink vlan4001 ↓
vcg(config)# interface port1.0.1,port2.0.1 ↓ vcg(config-if)# switchport resiliencylink ↓
vcg(config)# end ↓ vcg# show running-config ↓ ...(表示されるコンフィグに問題がないことを確認) ... vcg# copy running-config startup-config ↓ Building configuration... [OK] Synchronizing file across the stack, please wait.. File synchronization with stack member-2 successfully completed [DONE] vcg#
(C) 2018 - 2019 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002656 Rev.C