[index] AT-AR2050V/AT-AR3050S/AT-AR4050S コマンドリファレンス 5.4.9
モード: グローバルコンフィグモード --> アプリケーションモード
カテゴリー: UTM / アプリケーション定義
(config)# [no] application NAME
指定した名前のアプリケーション定義を新規作成し、その内容を編集するためのアプリケーションモードに移動する。または、既存のアプリケーション定義を編集するためのアプリケーションモードに移動する。
no形式で実行した場合は指定した名前のアプリケーション定義を削除する。この場合はグローバルコンフィグモードのまま移動しない。
UTM機能では各種ルールの条件指定に下記2要素を使うが、「アプリケーション」ではトラフィックの種類を特定するための条件(プロトコルタイプ、TCP/UDPポートなど)を定義する。
NAME |
アプリケーション定義名。最大64文字。使用可能文字は半角英数とハイフン(-)、アンダースコア(_)。大文字小文字を区別しない。また「any」は使用不可 |
■ アプリケーション定義「mydb」を作成する。
awplus(config)# application mydb ↓ awplus(config-application)#
awplus(config)# no application mydb ↓ awplus(config)#
■ 同じ名前のアプリケーション定義が存在する場合の優先度は、カスタムアプリケーション > DPIアプリケーション > 事前定義済みアプリケーションの順になる。すなわち、DPIアプリケーションや事前定義済みアプリケーションと同じ名前のカスタムアプリケーション定義を作成した場合、DPIおよび事前定義済みアプリケーションは使われなくなる。また、アプリケーションコントロール(DPI)機能を有効化すると、「dns」など一部の事前定義アプリケーションが同名のDPIアプリケーションによって上書きされ使われなくなる。
■ 事前定義済みアプリケーションは前述の通り上書き可能だが、事前定義済みアプリケーションそのものを削除することはできない。
■ アプリケーション定義では必ずIPプロトコル(protocol)を指定する必要がある。ルール作成時にIPプロトコル未指定のアプリケーション定義を指定した場合、該当ルールは有効にならず無視されるため注意が必要。なお、ルール作成時にアプリケーション定義名の代わりにキーワード「any」を指定すれば、「すべてのアプリケーション(すべての通信)」を対象とするルールを作成可能。
■ ルール作成コマンドにおいて、「any」は「すべてのアプリケーション(すべての通信)」を意味するキーワードとして内部的に予約されているため、カスタムアプリケーション定義名として「any」は使用しないこと。キーワードは大文字小文字を区別しないため、「any」、「Any」、「ANY」なども同様。
configure terminal (特権EXECモード) | +- application(グローバルコンフィグモード) | +- dport(アプリケーションモード) +- dscp(アプリケーションモード) +- icmp-code(アプリケーションモード) +- icmp-type(アプリケーションモード) +- protocol(アプリケーションモード) +- sport(アプリケーションモード)
rule(NATモード)
rule(トラフィックコントロールモード)
rule(ファイアウォールモード)
show application(特権EXECモード)
show application detail(特権EXECモード)
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