dport

モード: アプリケーションモード
カテゴリー: UTM / アプリケーション定義


(config-application)# [no] dport <1-65535>

(config-application)# [no] dport <1-65535> to <1-65535>

(config-application)# [no] dport <1-65535> to max

(config-application)# [no] dport any


対象アプリケーションの通信に合致するTCP/UDPの終点ポート(範囲指定も可能)を追加する。
no形式で実行した場合は指定した終点ポートを削除する。
初期状態は未設定。


パラメーター

<1-65535> 終点ポートを1つだけ指定するときの書式
<1-65535> to <1-65535> 終点ポートを範囲指定するときの書式。「下限値 to 上限値」の形で指定する。下限値が上限値より大きい場合はエラーになる
<1-65535> to max 終点ポートの範囲指定において上限値が65535のときは「to 65535」の代わりに「to max」と書くこともできる
any すべてのポート。対象アプリケーションのトラフィックを識別するにあたり、終点ポートの情報を使わないことを示す


使用例

■ アプリケーションmydbの終点ポートとしてTCP 8704を指定する。

awplus(config)# application mydb
awplus(config-application)# protocol tcp
awplus(config-application)# dport 8704

■ アプリケーションmystreamの終点ポートとしてUDP 50000~50099と51024を指定する。
awplus(config)# application mystream
awplus(config-application)# protocol udp
awplus(config-application)# dport 50000 to 50099
awplus(config-application)# dport 51024

■ アプリケーションmystreamの終点ポート指定からUDP 51024を削除する。
awplus(config)# application mydb
awplus(config-application)# no dport 51024


注意・補足事項

■ 1つのアプリケーション定義において、終点ポートおよび終点ポート範囲は複数指定できる。その場合、指定したうちのどれか1つに合致すれば終点ポートのマッチは成功する。

■ 1つのアプリケーション定義で指定可能な終点ポートおよび終点ポート範囲の数は、以下に述べる数え方で 15カウントまでがサポート対象となる。


■ 本コマンド未設定時はanyを指定したときと同じ動作、すなわち「すべてのポート」になる。


コマンドツリー

application (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- dport(アプリケーションモード)

関連コマンド

protocol(アプリケーションモード)
show application(特権EXECモード)
show application detail(特権EXECモード)
sport(アプリケーションモード)



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