auth-mac password

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: インターフェース / ポート認証


(config)# auth-mac [encrypted] password WORD

(config)# no auth-mac password


MACベース認証においてRADIUSサーバーに認証を要求するときのパスワードとして、個々のSupplicantのMACアドレスではなく、全Supplicantに共通な任意の文字列を使うように設定する。
no形式で実行した場合は、共通パスワードを削除し、個々のSupplicantのMACアドレスを使う動作に戻す。
初期設定では個々のSupplicantのMACアドレスを使う。


パラメーター

encrypted passwordパラメーターで指定した文字列がすでに暗号化されたパスワードであることを示す。これは通常コンフィグファイル中で使用されるもので、コマンドラインから使うものではない
password WORD パスワード。最大64文字。使用可能な文字は半角英数字と記号(! # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ ] ^ _ ` { | } ~)。大文字小文字を区別する


使用例

■ MACベース認証用のパスワードとして、全Supplicant共通のパスワード「944NinEshaW」を使うよう設定する。

awplus(config)# auth-mac password 944NinEshaW

■ MACベース認証用のパスワードとして、個々のSupplicantのMACアドレスを使うように設定する。
awplus(config)# no auth-mac password


注意・補足事項

■ 本コマンドで設定を変更しても、すでに認証済みのSupplicantには影響を与えない。

■ 本コマンドで設定したパスワードは暗号化された形式(encrypted password XXXXXの形式)でコンフィグに保存される。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- auth-mac password(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

auth-mac enable(インターフェースモード)
auth-mac username(グローバルコンフィグモード)



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