class(wrr)

モード: トラフィックコントロール・ポリシーモード --> トラフィックコントロール・ポリシー・クラスモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-tc-policy)# class NAME weight <1-100> [queue-length <2-65536> & set-dscp <0-63> & red-curve NAME & sub-class-policy SCHED]

(config-tc-policy)# class NAME

(config-tc-policy)# no class NAME


対象QoSポリシーに第一階層クラスを追加する。
本コマンドは、policyコマンドで指定した第一階層クラス間のキュー制御方式がWRRの場合に使う。

no形式で実行した場合は指定したクラスを削除する。この場合はトラフィックコントロール・ポリシーモードのまま移動しない。

なお、単に「class NAME」とした場合は、第二階層クラスの設定を行うためのトラフィックコントロール・ポリシー・クラスモードに移行する(指定したクラスがすでに存在しており、sub-class-policyが指定されていることが前提)。


パラメーター

NAME クラス名
weight <1-100> 対象クラスに対するWRRウェイト(重み)。同じQoSポリシーに属する第一階層クラス間では、各クラスのウェイト比率にしたがってラウンドロビンでパケットが送出される
queue-length <2-65536> 末端クラスの最大キュー長(パケット数)。中間クラス(sub-class-policyを指定したクラス)では指定できない。初期値は1000
set-dscp <0-63> 末端クラスでパケットにセットするDSCP値。中間クラス(sub-class-policyを指定したクラス)では指定できない。初期状態では未設定
red-curve NAME 末端クラス内の各フローに適用するREDカーブテンプレート(red-curveコマンド)。中間クラス(sub-class-policyを指定したクラス)では指定できない。初期状態では未設定
sub-class-policy SCHED 配下にサブクラス(第二階層クラス)を作成する場合に指定する。本パラメーターを指定した場合、本クラスは中間クラスとなり、第二階層クラスの設定を行うためのトラフィックコントロール・ポリシー・クラスモードに移行する。SCHEDは第二階層クラス間のキュー制御方式。第一階層キュー間の制御方式がWRRのときはWRRしか選択できない
wrr WRR(重み付きラウンドロビン)


使用例

■ 第一階層クラス間でWRRを使うQoSポリシー「qos-wrr」配下に3つの第一階層クラス「high」、「mid」、「low」を作成し、5:2:1のWRRで送信するよう設定する。

awplus(config-tc)# policy qos-wrr wrr
awplus(config-tc-policy)# class high weight 5
awplus(config-tc-policy)# class mid weight 2
awplus(config-tc-policy)# class low weight 1


注意・補足事項

■ red-curveパラメーターで指定したREDカーブテンプレートは、末端クラス内のフロー単位で適用される。


コマンドツリー

policy (トラフィックコントロールモード)
    |
    +- class(wrr)(トラフィックコントロール・ポリシーモード)
         |
         +- sub-class(htb)(トラフィックコントロール・ポリシー・クラスモード)
         +- sub-class(priority)(トラフィックコントロール・ポリシー・クラスモード)
         +- sub-class(wrr)(トラフィックコントロール・ポリシー・クラスモード)

関連コマンド

red-curve(トラフィックコントロールモード)
show traffic-control policy(特権EXECモード)
show traffic-control red-curve(特権EXECモード)
sub-class(wrr)(トラフィックコントロール・ポリシー・クラスモード)



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