Web GUI / 準備


Web GUIクライアント要件
Web GUIを使用するための準備
弊社ホームページからダウンロードしたGUIファイルのインストール手順
GUIファイルが複数存在する場合
Web GUIへのアクセス
画面構成
ナビゲーションバー
メニュー欄
コンテンツ欄


本製品に対する設定は通常 CLI(Command Line Interface)で行いますが、WebブラウザーからGUI(Graphical User Interface)にアクセスして、本製品の動作状態をモニタリングしたり、基本的な機能の設定を行ったりすることも可能です(CLI上で可能な設定がすべてできるわけではありません)。

Note
CLIの詳細については、「運用・管理」/「システム」「運用・管理」/「コマンドラインインターフェース(CLI)」をご覧ください。
Note
CLIにおける制限事項は、基本的にすべてWeb GUIでの操作にも該当します。Web GUI上で各種機能の設定を行うときは、該当機能の解説編・コマンド編に記載の制限事項をご参照ください(全角文字および半角カナも入力できません)。
Note
Web GUIの画面、メニュー構成、機能などは、製品機種やファームウェア、GUIファイルのバージョンによって異なる可能性があります。
Note
Web GUIの画面を開いた状態で長期間操作をしない状態が続くと、画面表示が正しく行われなくなることがあります。その場合はいったんログアウトし、再ログインしてください。
Note
機器に設定したのとは異なるタイムゾーンからWeb GUIにアクセスした場合、CLIとWeb GUIで表示される時刻に差が生じます。

Web GUIクライアント要件

Web GUIは、下記の環境でご使用ください。

Web GUIを使用するための準備

Web GUIの機能は、本製品のWebサーバー機能および本製品にインストールされたGUIファイルによって提供されます。Web GUIを使うためには、Webサーバー機能の有効化とGUIファイルのインストールが必要です。
Note
出荷時期によっては、ご購入時にGUIファイルがプリインストールされている場合があります。
また、起動時にAMFネットワーク未検出時の拡張動作が機能した場合、本製品には一時的なIPアドレス 192.168.1.1 が自動設定され、Webサーバー機能も自動的に有効化されます。

そのため、GUIファイルがプリインストールされた本製品を出荷時設定のまま起動した場合は、以下の手順にしたがうことで、本製品への事前設定なしに Web GUIへのアクセスが可能です。
  1. 本製品のLANポート(vlan1所属のスイッチポート)に設定用PCを接続し、本製品を起動します。
    このとき、他のポートやUSBポートには何も接続しないでください。

  2. 起動完了後、AMFネットワーク未検出時の拡張動作によって、vlan1にIPアドレス 192.168.1.1 が設定され、Webサーバー機能が有効化されます。

  3. PCに 192.168.1.2 ~ 192.168.1.254 の範囲のIPアドレス(ネットマスクは 255.255.255.0)を固定設定します。

  4. PC上でWebブラウザーを起動し、https://192.168.1.1 にアクセスします。
    AMFネットワーク未検出時の拡張動作が完了するまでには多少時間がかかりますので、アクセスできなかった場合は少し時間をおいてからもう一度お試しください。

  5. ログイン画面が表示されますので、デフォルトのユーザー名 manager、パスワード friend でログインします。

なお、AMFネットワーク未検出時の拡張動作では、IPアドレスとWebサーバー機能だけでなく、他にもSSHサーバーの有効化、Telnetサーバーの無効化、IPv6およびDHCPv6クライアントの有効化などさまざまな設定が自動的に行われます。

これらの自動設定はランニングコンフィグに対してのみ行われますが、Web GUIへのログイン後にナビゲーションバーの「保存」ボタン等で設定を保存した場合は、これら自動設定の内容も設定ファイルに書き込まれますので、必要に応じて設定内容を確認し、不要な設定の削除や設定変更を行ってください。Web GUIでは「システム」>「CLI」メニューから仮想コンソールを開くことで、CLIによる設定の確認や変更が可能です。

また、拡張動作の詳細については、AMF応用編をご参照ください。
Note
プリインストールされたGUIファイルはAMFバックアップ機能の対象になりません。AMFを導入したネットワークでWeb GUIを使用する場合は、弊社ホームページからダウンロードしたGUIファイルを使用してください。

GUIファイルは弊社ホームページからダウンロードします。

弊社ホームページからダウンロードしたGUIファイルのインストール手順

弊社ホームページからダウンロードしたGUIファイルは、外部メディア(USBメモリー)またはネットワーク(TFTPサーバー)を経由して本製品にインストールします。

  1. GUIファイルを弊社ホームページからダウンロード
    PCなどから弊社ホームページにアクセスし、本製品用のGUIファイルを含む圧縮ファイル(拡張子 .zip)をダウンロードし、同ファイルを解凍してください。
    Note
    GUIファイルは、最新のファームウェアと同様、弊社ホームページからダウンロードできます。
    Note
    インストールするGUIファイルのバージョンは、Web GUIが動作するファームウェアイメージファイル(.rel)のバージョンに適合する最新のバージョンをお使いください。

  2. GUIファイルを外部メディアまたはTFTPサーバーにコピー
    解凍したGUIファイル(拡張子 .gui または .tar.gz)を、PCなどから外部メディア(USBメモリー)またはTFTPサーバーにコピーしてください。
    TFTPサーバーを使用する場合は、本製品からアクセス可能なTFTPサーバーをご用意ください。

  3. 外部メディアまたはTFTPサーバーから本製品にGUIファイルをコピー
    本製品のコマンドラインインターフェース(CLI)にログインし、copyコマンドを使って、外部メディア(USBメモリー)またはTFTPサーバーから本製品のフラッシュメモリーにGUIファイル(拡張子 .gui または .tar.gz)をコピーしてください。



  4. Web GUIアクセス用のIP設定(オプション)
    TFTPサーバー経由でインストールを行った場合は基本的なIP設定が完了しているはずですが、Webブラウザーから本製品にアクセスする上で必要な追加設定がある場合はここで実施してください。

    特にUTM関連機能(ファイアウォールなど)を利用している場合は、Webブラウザーから本製品へのHTTPSアクセスが破棄されないよう、必要に応じて許可ルール等を設定してください。
    Note
    Webブラウザーと本製品 Web GUI の間の通信は HTTPS で行われます。

  5. Web GUIログイン用ユーザーの追加(オプション)
    Web GUIにはデフォルトの管理者ユーザー manager でログインできますが、他のユーザーでログインしたい場合は usernameコマンドでユーザーアカウントを追加してください。
    awplus# configure terminal
    awplus(config)# username webuser privilege 15 password XXXXXXXX
    
    Note
    ユーザーアカウントは、複数作成することができます。詳細は、「運用・管理 / ユーザー認証」の概要や、usernameコマンドの説明を参照してください。

  6. Webサーバーの有効化
    service httpコマンドでWebサーバー機能を有効化してください。
    awplus(config)# service http
    

これでWeb GUI機能が有効になります。

GUIファイルが複数存在する場合

Web GUIが使用するGUIファイルは、ファームウェア起動時に自動で選択されます。
なお、現在使用中のGUIファイルは、show httpコマンドで確認できます。

Web GUIへのアクセス

Webブラウザーを起動し、Web GUIアクセス用のIPアドレスに対する https: URL を入力してください。ここでは 192.168.10.1 と仮定しています。
https://192.168.10.1

Note
Webブラウザーと本製品 Web GUI の間の通信は HTTPS で行われます。

Note
Web GUI画面を開いてから長時間操作をしない状態が続くと、画面表示が正しく行われなくなることがあります。その場合は Web GUIからいったんログアウトし、ログインしなおしてください。

アクセスに成功すると次のログイン画面が表示されますので、デフォルトのmanagerユーザー、または、インストール手順内の「Web GUIログイン用ユーザーの追加(オプション)」で追加したユーザーアカウントでログインしてください。


画面構成

ログイン直後は、Web GUIのホーム画面であるダッシュボード画面が表示されます。
Web GUIの基本的な画面構成は次のとおりです。

Note
Web GUIの画面、メニュー構成、機能などは、製品機種やファームウェア、GUIファイルのバージョンによって異なる可能性があります。
前図と次図は画面構成やナビゲーションバーの項目を示すことが目的のため、細部は省略しています。

ナビゲーションバー

画面上部には、各画面共通のナビゲーションバーが表示されます。


各部分の表示や機能は次のとおりです。

メニュー欄

画面左側には、各画面に移動するためのメニューが表示されます。
メニュー項目には、大項目単体でページ移動するものと、大項目で下位の小項目(サブ項目)を開閉し、小項目で各ページに移動するものがあります。

各大項目の機能は次のとおりです。

コンテンツ欄

画面中央右下には、各画面の内容(コンテンツ)が表示されます。表示される内容は画面によって異なります(下記はダッシュボード画面の例です)。

各画面の概要については、これ以降のセクションで説明します。
これらのセクションは、本製品にGUIファイルがインストールされ、Webブラウザーの準備が整っていることを前提に説明していますので、使い始める前に本章を必ずお読みください。


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