[index] AT-AR1050V コマンドリファレンス 5.4.9
モード: 非特権EXECモード
カテゴリー: IP / 経路制御
> show ip route database [TYPE]
IP経路表(RIB: Routing Information Base)を表示する。
IP経路表(RIB)は、IP転送表(FIB: Forwarding Information Base)のもとになるデータベース。RIB内に同一宛先への経路が複数存在している場合は、最適経路だけがFIBに登録される。FIBを表示させるにはshow ip routeコマンドを使う。
TYPE |
表示する経路を絞り込むときに指定する。次の値を指定できる | ||||
connected |
インターフェース経路(直結経路)だけを表示する | ||||
static |
スタティック経路だけを表示する |
awplus> show ip route database ↓ Codes: C - connected, S - static > - selected route, * - FIB route, p - stale info C *> 172.16.10.0/24 is directly connected, vlan1 C *> 172.21.10.0/24 is directly connected, eth1 S *> 192.168.30.0/24 [1/0] via 172.16.10.100, vlan1
C | インターフェース経路(直結経路) |
S | スタティック経路 |
* | FIB経路フラグ。該当経路がIP転送表(FIB:Forwarding Information Base)にも登録されていることを示す。「*」の付く経路には必ず次項の「>」が付くが、その逆は必ずしも真ではない |
> | 最適経路フラグ。該当経路がRIB内における該当プレフィックス宛ての最適経路であることを示す。 |
C *> 172.16.10.0/24 is directly connected, vlan1
C | Connected route、すなわち、インターフェース直結経路であることを示す |
*> | 経路属性フラグ。詳細は別表を参照のこと。インターフェース経路はつねに最適経路であり(>)、FIBにも登録される(*) |
172.16.10.0/24 | 宛先プレフィックス(ネットワークアドレス/プレフィックス長) |
「C」の繰り返し。直結経路であることを示す | |
vlan1 | ネクストホップインターフェース(出力インターフェース) |
S *> 192.168.30.0/24 [1/0] via 172.16.10.100, vlan1
S | Static route、すなわち、スタティック経路であることを示す |
*> | 経路属性フラグ。詳細は別表を参照のこと |
192.168.30.0/24 | 宛先プレフィックス(ネットワークアドレス/プレフィックス長) |
[1/0] | 管理距離/メトリック。スタティック経路の管理距離は特に指定しないかぎり1となる。メトリックはスタティック経路では意味を持たないのでつねに0と表示される |
ネクストホップアドレス(転送先IPアドレス) | |
vlan1 | ネクストホップインターフェース(出力インターフェース) |
■ インターフェースがダウンしている場合、該当するインターフェース経路は表示されない。
ip address dhcp(インターフェースモード)
ip address(インターフェースモード)
ip route(グローバルコンフィグモード)
show ip route(非特権EXECモード)
show ip route summary(非特権EXECモード)
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