arp security violation

モード: インターフェースモード
カテゴリー: L2スイッチング / DHCP Snooping


(config-if)# arp security violation {log & trap & link-down}

(config-if)# no arp security violation [log & trap & link-down]


対象ポートで登録済みDHCPクライアント以外からARPパケット(不正ARPパケット)を受信した場合、ARPセキュリティーの基本動作である不正ARPパケットの破棄に加え、指定したアクションを追加で実行するよう設定する。
no形式で実行した場合は、指定したアクションを追加実行の対象から除外する。no形式でアクションを指定しない場合は、すべてのアクションを追加実行の対象から除外する。
初期設定では、受信した不正ARPパケットを破棄するが、その他のアクションは実行しない。

本コマンドの設定は、対象ポートがDHCP SnoopingのUntrustedポートとして動作しており、なおかつ、ARPセキュリティー(arp securityコマンド)が有効であることが前提。


パラメーター

log ログメッセージを生成する
trap SNMPトラップを生成する
link-down ポートをリンクダウンさせる


使用例

■ ポート1.0.1-1.0.8において、登録済みDHCPクライアント以外からARPパケットを受信した場合に、SNMPトラップで通知し、ポートをリンクダウンするよう設定する。

awplus(config)# snmp-server enable trap dhcpsnooping
awplus(config)# interface port1.0.1-port1.0.8
awplus(config-if)# arp security violation trap link-down


注意・補足事項

■ link-downアクションでリンクダウンしたポートを復旧させるには、shutdownコマンドをno形式で実行すればよい。

■ trapアクションを使用する場合は、トラップ送信先などのSNMP基本設定に加え、snmp-server enable trapコマンドで「dhcpsnooping」を有効にしておく必要がある。

■ SNMPトラップの送信は1秒あたり1回に制限される。同一送信元MACアドレスから継続的に不正ARPパケットを受信した場合は、60秒に1回の間隔で送信される。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- arp security violation(インターフェースモード)

関連コマンド

arp security(インターフェースモード)
show arp security interface(非特権EXECモード)
show arp security statistics(非特権EXECモード)
show log(特権EXECモード)
shutdown(インターフェースモード)
snmp-server enable trap(グローバルコンフィグモード)



(C) 2012 - 2020 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001763 Rev.AK