power-inline max

モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / Power over Ethernet


(config-if)# power-inline max {<4000-90000>|<4000-60000>|<4000-30000>}

(config-if)# no power-inline max


対象PoEスイッチポートから出力可能な電力の上限値を設定する。
no形式で実行した場合は上限値を未設定にする。
初期値は未設定。

未設定時は、接続された受電機器の電力クラスで規定されている上限値(クラス1:4W、クラス2:7W、クラス3:15.4W、クラス4:30W、クラス5:45W、クラス6:60W、クラス7:75W、クラス8:90W)を使用する。
※クラス5 ~ 6は 60W PoE++モデルと90W PoE++モデルのみ、クラス7 ~ 8は90W PoE++モデルのみ対応

対象ポートからの出力電力が上限値を超えた場合は、給電優先順位に関係なく該当ポートへの給電を停止する。


パラメーター

<4000-90000> 90W PoE++モデル)ポートからの出力電力の上限値(mW)。初期値は未設定(各電力クラスの上限値を使用)
<4000-60000> 60W PoE++モデル)ポートからの出力電力の上限値(mW)。初期値は未設定(各電力クラスの上限値を使用)
<4000-30000> 30W PoE+モデル)ポートからの出力電力の上限値(mW)。初期値は未設定(各電力クラスの上限値を使用)


注意・補足事項

■ 本コマンドはPoE給電対応機種でのみ有効です。PoE給電対応機種については「インターフェース」/「Power over Ethernet」を参照してください。

■ 本コマンドでの指定値は、次のようにハードウェアがサポートしている直上の値に丸められる(以下は一例。丸めた値は機種によって異なる)。

awplus(config)# interface port1.0.1
awplus(config-if)# power-inline max 5300
The maximum power has been rounded to 5450mW in hardware.


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- power-inline max(インターフェースモード)

関連コマンド

show power-inline interface(非特権EXECモード)



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